表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

96/105

96. エクスカリバー

 96. エクスカリバー




 花火大会の屋台を見て回ることにしたオレと咲夜さん。隣で歩く浴衣姿を見れるだけで、すごく幸せな気分になるな……


「あっ!」


「ん?どうかしたか?」


 咲夜さんが立ち止まり一軒の屋台を見ている。クジ引き屋だ。一回500円か……少し高いような気もするけどな。


「何て事なの……こんなところにあるなんて……」


「何が?」


「間違いないわ。あの蒼白く輝く刀身、放たれる溢れんばかりのオーラ、そして人を惹き付ける魅力……」


 なんだこれ?咲夜さんの目が凄くキラキラしてるんだけど……


「あれは……間違いなく『聖剣エクスカリバー』よ!」


 ……あー。電池で光る剣のオモチャか。確かに見た目だけはそれっぽいもんな。しかも4等賞だし……。


「でも……今の私に扱えるかしら……あっでも、もし扱えなかったら茜ちゃんに渡せばいいものね!ナイトなら扱えるでしょ!」


 たぶんいきなり渡されても茜はクエスチョンが出まくるだけだけどな。


「ねぇ、颯太君!私、どうしても欲しいわ!」


「はいはい」


 そんなに欲しそうな顔をされたらクジをやらないわけにはいかないよな。でもこういう時って大抵当たらないんだよなぁ……。オレは財布から500円玉を取り出すと店主に渡した。


「お願いよ颯太君!私の運命を変える一品を手に入れさせて頂戴!!」


 すごい興奮してるよ……アドレナリンでまくってるなこれ?まぁ当たらなくても怒られなさそうだしいいか。とりあえず4等賞は青の玉だな。


 オレはガラポンを回す。カランカランと音を立てて出てきたのは青色だった。へ?青!?


 おいおいマジかよ……なんか逆に怖いんですけど。


「おー残念。4等賞だ。この中から好きなものを選んでくれな」


 当たったのか……。咲夜さん、目を輝かせながらこっち見てるけど……どうしよう。


「さすがは私の颯太君ね!ありがとう。大切にするわね!」


 咲夜さんの手に渡った瞬間、エクスカリバーが蒼白い光を放ち始めた。


「これはまさか……聖剣が選んだというの?」


 ただ電源入れただけでしょ咲夜さん。オレの視界にはオレンジの浴衣を着た狐のお面と子供の剣を持っている奇抜なファッションの人しか見えないけど……。


 咲夜さんはすごく嬉しいのかそのオモチャの剣をブンブンと振り回している。


「これでもう迷うことはないわ!次に行きましょう颯太君!」


「えっ?ちょっ、待ってくれよ!」


 嬉しさのあまり駆け出した咲夜さんを追いかけるようにオレも走り出す。本当に……でもそういうところも可愛くて憎めないんだよな……。

『面白い!』

『続きが気になるな』


そう思ったら広告の下の⭐に評価をお願いします。面白くなければ⭐1つ、普通なら⭐3つ、面白ければ⭐5つ、正直な気持ちでいいのでご協力お願いします。


あとブックマークもよろしければお願いします(。・_・。)ノ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ