表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

85/105

85. スキンシップ

 85. スキンシップ




 オレと咲夜さんは正式に恋人となることになった。しかし……まだ信じられない。本当にオレはあの学校で人気のあるクール系美少女と付き合ってるのか?


 そして、オレと咲夜さんはいつものようにリビングでエアコンをつけながら寝ることにする。緊張するんだが……。今日からはいつもと違うし、なにより咲夜さんと恋人になったから。


「じゃあ電気消すぞ?」


「うん……」


 部屋の明かりを消して真っ暗になる。そういえばカーテンも閉めっぱなしだったか。布団にくるまると隣から咲夜さんの息遣いを感じる。いつもだけど、今日は特にドキドキして眠れない……。


「ねえ颯太君」


「なんだ?」


「私のどこが好きなの?聞きたいわ」


「うっ!?えっとだな……全部だよ」


 言えるわけねーよ!恥ずかしい。咲夜さんだって恥ずかしいだろ?なんでそんなこと聞くんだよ。


「ふふっ嬉しいわ」


 暗闇でもわかるくらい咲夜さんの顔は赤くなっているだろう。多分オレも顔赤いけどさ。


「咲夜さんこそ、どうしてオレのこと好きになってくれたんだ?」


「え?言ったじゃない。今日のプールの時に。みんなの『好き』は学校のモブキャラ生徒Aの私。颯太君の『好き』は柊咲夜のことが好き。だから好きになったの」


「そっか……なんか照れるな……いつ頃からオレのこと好きなの?」


「一緒に住んで結構すぐじゃないかしら?」


 マジ?確かに咲夜さんってオレのこと好きなのかな?とか思ったりもしたことあったけどさ。


「これでも私なりにアピールしてたんだけど?もしかして颯太君は私が好きでもない人と一緒に住んだり、同じ布団で寝たりする人だと思ってたの?」


「いやそんなことは……」


「なのに、何もしてこないし……」


「そりゃ……付き合ってないし、そんなこと出来ないだろ」


 オレがそう言うと咲夜さんはオレの布団に入ってくる。


「咲夜さん!?」


「……今は付き合ってるわよ?」


 咲夜さんはオレの腕を掴んで離さない。腕には柔らかい感触がある。これはまずい!


「ねぇ颯太君。今日は私の誕生日なんだけど?」


 時間を見ると0時を過ぎていた。咲夜さんの誕生日だ。オレは何も言わずに咲夜さんの肩を抱き寄せる。


「……それだけ?」


「えっと……」


 オレが言い淀んでいると、咲夜さんはそのままオレの唇をふさぐ。


「……恋人同士のスキンシップは大事でしょう?」


「咲夜さん……」


「そういう奥手なところも可愛くて好き。私は前衛だから、後衛の颯太君を守ってあげないとね?それにしても、キスだけでこんなにも胸がドキドキするものなのね。初めて知ったわ」


「……咲夜さん」


 今度はオレからキスをする。


「……もう、いきなりね」


「咲夜さんが悪い」


 それから2人で眠りにつくまで色々な話をした。お互いのこと、これからのこと。オレと咲夜さんはきっといいパートナーになれる。これから新しい生活が始まっていくのだった。

『面白い!』

『続きが気になるな』


そう思ったら広告の下の⭐に評価をお願いします。面白くなければ⭐1つ、普通なら⭐3つ、面白ければ⭐5つ、正直な気持ちでいいのでご協力お願いします。


あとブックマークもよろしければお願いします(。・_・。)ノ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ