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79. 秘密

 79. 秘密




 今日は待ちに待ったプールの日。咲夜さんは新しい水着も買ったみたいだし、楽しみだ。


 オレと咲夜さんは待ち合わせの駅前まで今日は一緒に歩いて向かうことにする。もし誰かに見られても、もう堂々とすることにする。だってこんな可愛い子が彼女なんだから。……偽りの恋人ではあるんだけどな。


「楽しみねプール!」


「ああ。咲夜さんも楽しみなんだ意外だな」


「なんで?私は泳ぐのは得意なのよ?」


 そっか。そう言えば咲夜さんはスイミングやってたんだっけ。そりゃあ泳げるか。


「……あと茜ちゃんには気をつけてよ?」


「なにが?」


「彼女はナイトなのに色々スキルがあるから。颯太君そういう耐性なさそうだし?」


 咲夜さんはジト目でオレを睨む。なんとなく何のことを言っているかは分かるけど、でもオレは咲夜さんが好きだから安心してほしい……とも言えないし、確かにそういう耐性がないのは事実なので反論できない。


 そんな話をしながら歩いているとあっという間に駅についた。また冬馬が寝坊していると連絡があったので、オレ達はベンチに座って待つことにした。


「あのさ……。その……今更だけど、恋人ってどういう風に振る舞うものなのかしら?」


「えっと……。いつも通りの咲夜さんでいいんじゃない?あんまり気にしなくても……」


「そうなの?なんか颯太君に悪いわよね。偽りの恋人をお願いしてるのに。私は今まで誰ともお付き合いしたことないから良く分からなくて……」


 咲夜さんは照れながら言う。こういうところは凄く女の子らしくて可愛らしいと思う。


「大丈夫だよ。それにオレの方こそ本当に良いのかなって思うし」


『咲夜さんの事好きだから』と言いたいが言えないし、どうしたものかなぁ。それからしばらくして、茜と冬馬が現れた。オレ達を見つけて駆け寄ってくる。


「ごめん!遅くなっちゃった」


「大丈夫だ。冬馬お前寝坊するなよ?」


「わりぃ。昨日ちょっとゲームやりすぎちゃってさー。まぁいいじゃん。早く行こうぜ!」


 はぁ。本当にコイツは……でも強く怒れないのもコイツの人柄なのかもな。


「颯太君」


「ん?」


「……手」


 咲夜さんはすでにモブキャラ生徒Aになっている。このクール系美少女と手を繋いで歩くことなんてできるはずもない。そしてオレの手を握ることもなく、ただ指先だけ差し出してくる。……可愛い。


「行こうか咲夜さん」


「……うん」


 いつも通りの咲夜はオレだけが知ってる。秘密の関係。今はそれでいい。茜と冬馬からニヤついた視線を感じたが無視することにする。オレは咲夜さんの柔らかい手を優しく握ると歩き出した。

『面白い!』

『続きが気になるな』


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