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39. 魔王軍の進撃 ~異種言語を操る刺客~

 39. 魔王軍の進撃 ~異種言語を操る刺客~




 魔王軍の進撃もついに最終科目の英語を残すのみとなった。咲夜さんは英語が苦手だから心配だ。これでもテスト勉強は咲夜さんと共にやってきたから何とか頑張ってほしい。


 隣の席の咲夜さんは、問題集と睨めっこしながら頭を悩ませている。時間ギリギリまで粘って、結局諦めたのかペンを机に放り投げて突っ伏してしまった。


 ……それじゃ魔王軍の進撃でやられますよ咲夜さん。仕方ないので咲夜さんにメッセージを送る。『一緒にクエスト頑張ったんだから、最後まで頑張ろうな』これでよし。


 送信っと。すると咲夜さんはモソモソ動いてスマホを取り出した。するとすぐに既読が付いて返事が来る。


『相手は異種言語を操る刺客。もう私には体力がない。霧ヶ谷君。頼んだわ……。」


 もう赤点とる気満々じゃないかこれ?咲夜さん頑張ってくれ。そう思いながらオレは自分のテストに集中することにした。


 とりあえず英語は問題ない。すごく得意ではないがわからない問題のほうが少ない。途中で咲夜さんの方を見てみると案の定撃沈していた。まあそんな感じで時間は過ぎていった。




 そして家に帰るとすでに咲夜さんは帰っていてリビングでテレビを見ていた。


「ただいま」


「あっおかえり霧ヶ谷君」


 いつものように挨拶を交わして自分の部屋に行く。荷物を置いて着替えると少し休憩して夕飯は何にしようかなと考えていると部屋の外から声をかけられる。


「ねえ霧ヶ谷君」


「ん?」


 オレが扉をあけるとそこにはエプロン姿の咲夜さんがいた。手にはおたまを持っている。……なんだろうこの光景は。


「ん?」


「ご飯何食べたい?霧ヶ谷君のおかげで魔王軍の進撃を食い止めることが出来たから。お礼に夕飯作ろうかなと思って」


 ……えっ、マジですか?まさかの新妻プレイ!?これは夢なのか?いや現実だ!頬っぺたを思いっきりつねったら痛かったし。


「咲夜さん……」


「私?ふーん。なるほど。イヤらしいわね霧ヶ谷君は?」


「ちっ違う!今のは名前呼んだだけで!」


「冗談よ。オムライスでいいかしら?」


 咲夜さんはすごく楽しそうだ。というか今更だけどこの人絶対楽しんでいるよね?


 こうしてオレと咲夜さんと初めての魔王軍の進撃を食い止めたのだった。

『面白い!』

『続きが気になるな』


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