表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/34

神童凛乃花の気持ち

今回は少し少なめです。

★神童凛乃花★


「こうちゃん、普段は優しいのに仕事のことになると怖くなるんだよなぁ」


誰もいない家の中でそう漏らしてしまう私。


別に働くのが嫌なわけじゃない。ただ、やってみて合わないな~って思うとやる気がなくなっちゃうタイプ。だって、どうせなら一生懸命したいからね♪


それにこうちゃんはよく太ったとか女子としての最低限の身だしな みはしてくれ!とか言うけどそれにもちゃんと理由があるんだよ~!


主に毛とかは外に出ないからただの私の怠けなんだけど、太ったっていうのは同棲し始めて料理の練習して、まず失敗してを繰り返した訳。


そして、無駄遣いはするなってよくこうちゃん言ってたから作った分を全部食べてたら、見た目は悪くても味は美味しかったりして……


そんなこんな食べてたら、今まで太ったことのなかった私はどんどん増量……

まだデブではないと思うけど、でもこのお肉はちょっとひどいかも……


ってなわけで元を辿ればこうちゃんのためなの。確かに今は胃袋大きくなっちゃっていっぱい食べちゃうんだけど、そういうのも考えず、働かないからデブとか言うの。私だって女の子なんだし本当はすごく傷つくのに、、


でもこうちゃんは太っても好きでいてくれてる。私は自分を美人!!とか思ったことはないけど周りが言うに私は美人らしい。


でも、それは過去の話。今なんて二重アゴの二段バラだし、、


だけど、こうちゃんが外見だけで私と付き合ってくれてるわけじゃないってのはすごく嬉しい。

太ってから夜の営みは減ったけどね……


でもね、最近は私だって痩せようかなぁとか考えてる。また女の子らしくしたいって思ってる。それに仕事だって、毎日ネットで探してる。

だからあまりガミガミ言わず、見守ってほしいなぁって思う。でもそれが言えず、今日みたいにすれ違っちゃう、、


ちゃんと帰ったら仲直りしよう!


レイン!


携帯の無料アプリ「レイン」が鳴った。

あっ、雪ちゃんからだ。


『やっほー♪またみんなで集まりたいんだけど

どうかなー?今月2人誕生日だし!』


よかった、ちゃんと覚えてくれてたんだ。


『集まりたーい!私はいつでもいいよ~』


『実はもうみんなに声かけててね、来週って話なんだけどどうかな?』


『うん!大丈夫!こうちゃんにも言っとく』


『あと、りりちゃんか航平くんのどっちでもいいから理沙ちゃんにも伝えといてくれる?』


『うん♪了解~』


またみんなで集まれるんだ、、すごく嬉しい。

来週かぁ、それまでにこのお肉なんとかして、ハロワに行って、お仕事始めて、 、


どこまでできるかわかんないけど、とりあえずやれるところまでやってみよう!


気がつけばもう日が傾きかけている。


「た、ただいま~」


恐る恐る呼ぶ声が聞こえる。あーそうか、朝喧嘩したなぁ、私はもう怒ってないよ。そう伝えるかのように明るく私は、


「おかえりなさい!」


そう言って笑顔で彼を迎える。

ご覧いただきありがとうございます。次話は

明日10/21の17時頃投稿です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ