Light
今回は、少しだけ僕の世界の話をしようかな。
聞いてくれるかい?
僕の世界は、「隠す」が大切なんだ。
僕が隠さないで生きるなんて、もう無理だろう。
それは、僕が今まで隠し続けてきた代償。
この話を聞いてくれている君たちには、この代償を払わないでほしいんだ。
僕は、今でも後悔してる。
仲間の前では、バレないかって怯えてるし、家族にだって、本当のことを話せないでいる。
それに、いっつも笑顔でいないといけないんだよ?
頭が痛くなるくらい、自分の悩みを捨ててまで、仲間の悩みに真剣に向き合って。
たぶん、そういう人間を目指す人もいるんだろうね。
でも、僕はならなくてもいいと思う。
周りを騙してまで笑ったって、本人は楽しくないだろう。
僕は君らにそんな人生を送ってほしくないんだ。
人生のスポットライトにあたっていたいと思うのならば、考え直してみて。
本当に君にはなにもないの?
この世には、何もない人間はないんだ。
作り上げてきたものは、いつか崩れる。
その時、絶望を味わうよりも、いま君自身の立ち位置を見つけて?
いつか必ず君にスポットライトが当たるから。
自分を信じて立っていて。
未来を信じて。
僕の世界はもう、何も見えないけど・・・
偽って生きていくことしかできないけど。
君らにはみえるよね?
ほら、そこにいる、仲間が。未来が。
今はまだはっきりしなくても、いつかは必ずみえるから。
孤独が怖いなら素直でいること。
そうすれば、必ず仲間はできるから。
偽ってもただ、余計孤独を感じるだけ。
自分自身さえも分からなくなってしまうから・・・
だから、偽らないで。
最後に、不安な君にいいことを教えてあげるよ。
素直に、周りを気にせずに笑って。
そして、晴れの日には空をみながら歩いてみて。
大きく息を吸って、目を開くんだ。
きっと、心が軽くなってスッキリしてくると思う。
これは、僕のおすすめだから信憑性はないけどね。
さぁ、そろそろお別れかな?
まだ、話したいことや伝えたいことがたくさんあるけど、
きっとそれは僕が言うまでもなく、君が見つけられると思うから。
え?僕が誰かって?
そっか・・・まだ、言ってなかったっけ?
僕は君の_____