#7 『弐年壱組』
「・・・・・えっ・・・と?(汗」
戸惑いまくる源川。
「こら、駄目でしょ~。転校生に行き成りクラッカー何て・・」
上総は一様生徒に注意をしているが、明らかに怒っていないのが分かる。
そんな上総の注意に、一人の男子生徒が何か話し出した。
「だって、紀州がやろうって云ったんスよ~」
そう云うと、男子生徒は一番後ろに隠れていた少年---暁を指で指した。
「あれ?和、そうだっけ・・・(汗」
暁は苦笑いを浮かべながら、男子生徒の名前を云う。
(お前がやらせたんかいっっ!!)
惚けている暁に対して、心の中で突っ込みを入れる源川。
「まっ、取り敢えず皆席に着いて~」
「「はーいっ」」
皆、其々の席に着いた。
「じゃあ、改めて紹介するわね。転校生の源川輝二君。遥々東京から転校してきたの。其れじゃあ源川君、自己紹介を」
「あっはい・・・・」
(如何しよう・・自己紹介なんて、全然考えてねーよ)
自己紹介が有る事をスッカリ忘れていた源川は、ぎこちないが何とか自己紹介をし出した。
「(冷静に、冷静に・・・!)・・先程紹介された源川輝二です。自然に恵まれた此の高校で、高校生活を送りたいと思っています。色々と御迷惑をお掛けすると思いますが、皆さん、此れから宜しくお願いします」
一通り紹介を終えると、源川は生徒達に微笑みかけた。
「「・・・・」」
「・・・大人ねぇ」
圧倒的な自己紹介を聞いて殆どの生徒は度肝を抜かれ、上総は開いた口が塞がらない状態だった。
・・・只一人を除いては。
「そっ其れじゃあ源川君、窓側の後ろから二番目の席に着いてくれる?」
「はいっ(ニコッ」
源川は上総に云われた通りに、席に着こうとした。
机と机の間を通った時、
「・・・馬ぁ鹿」
誰かが小声で罵声を吐いた。
そして・・・。
ドカッッッッッ!!!!!!!!!
「痛っっ!!?」
「手前何小声で罵声吐いてんだよっっ!!阿呆暁っっ!!!!(怒」
小声で罵声を吐いた人物、暁を見事に殴った源川。
そして源川は気付く。
「・・・っ」
「・・・・・ククッ」
「プッ」
「「アハハハハハッッッッ!!!!!!!!」」
源川の余りの変わり様に、生徒達と上総に笑われている事を。
「えっ!?」
「アハハ♪輝二君、僕を殴るからだよっ♪」
「うっ煩いっ!!!/////」
(糞っ!完璧恥かいたっっ///暁の野郎ぅ~~(怒))
そんな朝から笑いの絶えない此の弐年壱組で、源川は高校生活を送る羽目になった。
----------------------------
場所は変わり、山の中。
ガタッガタンッとボンネットバスを走らせる珠洲爺。
「♪~~ヒュウ~~~♪」
口笛を吹きながら運転をする珠洲爺の背後に、何かが近寄ってくる。
其れに気付かない珠洲爺は、今度は歌を歌いだした。
そして、
グサッ・・・!!
「う`っ!!!・・・・ぐあ!!」
何かの手が珠洲爺の心臓を貫き、身体の中を抉りまくる。
ボタッボタッと大量の血が流れる。ハンドルは黒から真っ赤に染まっていく。
何かの手が抜かれると、珠洲爺は床に倒れてしまった。珠洲爺はもう息をしていなかった。
「・・・やっと・・見つけた・・・・・使える・・・・・・・・亡骸・・・・」
珠洲爺の亡骸を見つめている何かは、悪魔の様な微笑みをしていた。
ど~も~、桜藍ですっ!!
見事に後半グロく且つ駄文になってしまいましたww(済みませんっ!!!)
誤字等有りましたら、お願いします♪