#4 『桜ヶ咲村』
久々の更新ですっっ!!
またもや駄文・・・(泣)
ガタッ・・ガタタッ・・・
塗装された道から砂利道に入ると、黄色い錆び付いたボンネットバスは大きな音をたて揺れ始めた。
其の所為か少年---源川は顔色を悪くしていた。
「文和さん、輝二君の顔色が悪くなって来ました」
「あれっ本当だ。おーい、大丈夫か?」
「・・・・・・・んな訳ねーだろ。つーか黙れ、此の糞親父(怒」
「おいおい実の父親に何ちゅー口利いてんだ。たくっ、小さい頃はあんなに可愛かったのになぁ~~」
「本当ですよねぇ・・・」
「・・・哀れな目で見てんじゃねーよ」
源川は呆れたのか、只面倒臭くなったのか、窓から見える景色を眺め出した。
窓から見える景色は秋にも拘らず、桜が満開に咲いていた。
「・・・何で、今の時期に桜?」
「あっ、輝二君は知らないんだっけ。此処の地域は一年中桜が咲いているんだよ」
「へぇ・・」
暁の説明を聞いて、源川は感心したのか窓から見える桜をずっと眺め続けていた。
「・・・輝二君、さっきからずっと桜に見入ってますよ」
「あいつは桜は好きだからな。此れで少しでも、機嫌を直してくれれば良いんだがな・・・・」
「・・もう、とっくの昔に良くなってますよ」
「?」
暁の言葉に文和は疑問を持ち、首を傾げた。
「輝二君、何だかんだ云って僕達と話しているじゃないですか♪」
「・・・・そーだな♪」
暁の一言に文和は納得し、源川と同様に窓から見える景色を眺め始めた。
---其の刹那---
ドドドンンッッッ!!!!!!
ボンネットバスが、急に止まった。如何やらバス停に着いたらしい。
突然の急ブレーキの所為で、源川は前の椅子に顔面衝突した。ちなみに暁と文和はシートベルトをしていた為、顔面衝突は免れた。
「あっ着いた。降りるよ、輝二く・・・ん?」
「~っぅ(泣」
顔面衝突は、相当痛いらしい。
「・・・・文和さん。さっきの言葉、前言撤回します・・・・」
「おう、何となく分かった(汗」
そんな会話をしながら、源川達はボンネットバスから降り始めた。
最後に降りる源川はお金を運転手に渡すと、素早く降りようとした。降りる直前に、
「おぅ、始めて見る顔だな。また、使ってくれなぁ~~」
白髪交じりの髭を生やした運転手が、声をかけてくれた。突然の事に源川は只「はっはぁ・・」と答える事しか出来なかった。
ブウゥン・・・
源川が降りると、ボンネットバスはまた砂利道を走っていった。
「何だ、あの人・・・」
「輝二君、珠洲爺と話したの?」
「スズジイ?」
「うん。本当の名前は珠洲斑さんって云うんだけど、皆は略して『珠洲爺』って云ってるんだ」
「ふうん・・」
源川は軽く頷くと、今は小さく見えるボンネットバスを見た。
(何かあの運転手・・・変なオーラが出てた気がしたんだけど・・・・・。気のせいか)
「暁ちゃん、此の漢字読んでくれるか?俺、漢字苦手なんだよな!」
「自信満々に云うな。単細胞脳味噌が」
「ちょっ!?流石に酷くねっっ!!?(泣」
ある意味、立場の逆転した親子。
「まあまあ、落ち着いて下さい。えっと、此処はですね・・・」
「『桜ヶ咲村』って云うんですっ」
どうも!!久々過ぎる投稿をした、桜藍です!!!
はい、毎度恒例の駄文です。・・済みませんっっ(>0<)!!!
そしてっっ!!!此処でお礼を云わせて下さいっっ!!!
私めに評価をして下さった皆様っ!!!&此の駄文をお気に入りに入れてくれたお方っっっ!!!!本当に、有り難う御座います!!!!
此れからも、どんどん投稿して頑張って行きたいと思うので、此れからも末永く末永く、宜しくお願いしますっっっ!!!!!
誤字等有りましたら、お願いします!!
桜藍でしたっ♪