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#12 『他愛ない』

※若干、腐要素あり!注意して下さい。



  教室から出て廊下を歩っていると、玄関から複数の声が聞こえた。


  (誰かいるのか・・・?)


  少し不思議に思ったが源川は気にする事無く、玄関へと足を進めた。

  其処に居たのは、


  「あっ源川ぁ!今、帰りか?」


  「ゲッ長髪フェチ(汗」


  長髪フェチこと飛騨君尋(ひだきみひろ)がいた。


  「何だよ、其の言い方~今朝のは云い過ぎたって謝っただろぉ~~まぁ本当の事だから良いけど♪」


  「自分で認めるなっ」


  お気楽な発言をしている飛騨に隣にいた眼帯の少年・山城出雲(やましろいずも)は鋭い突っ込みをした。


  「・・・まぁ良いや、じゃあな」


  如何でも良いと思ったのか、はたまた他人に無頓着なのか、源川は靴を履き替えると一人スタスタと帰ろうとしていた。


  「おいっ勝手に帰んなよっ」


  一歩踏み出そうとした途端、山城の後ろにいた青崎播磨(あおざきはりま)に肩を掴まれ、源川は一瞬よろけてしまった。


  「ちょっ!?何すんだよっ!」


  「勝手に帰ろうとした源川が悪ぃ」


  「はっ?」


  「播磨が云いたいのは、『俺達と一緒に帰ろう!』って云いたいんだよっ♪」


  青崎が云いたい事を上手く弁解した飛騨の言葉を聞き、源川の頭上には?マークが浮かんでいた。


  「鈍感だな・・・」


  「?」


  山城の呆れた言葉に対しても源川の頭上には?マークが更に増えた。


  「~~~っっっんとに分かってねーーのかよっ!!」


  「だから何がだよっ!?」


  「・・播磨、取り敢えず帰ろうよ・・・」


  「・・・・・あっ、俺と一緒に帰ろうって意味だったのか?」


  「「其れ以外に何がある」」


  青崎達に突っ込まれた源川。


  「でも良いよ俺は、また誘ってくr「源川に拒否権は無い」


  断ろうとした源川の言葉を遮り、青崎は源川の背中を無理矢理押し、半強制的に四人で帰る事になった。


  






  同時刻、とある森の中


  森の木々の神秘的な風景とは対照的に、途轍(とてつ)もない異臭が立ち込めていた。


  「はぁ・・・はぁ・・・・・やっと終わった」


  そう云いながら肩で息をしている青年・安芸(あき)は近くにある大木に背中を預けていた。


  「大丈夫か、安芸?」


  「あぁ多少の切り傷はあるが、問題は無いだろう」


  「問題大有りだ馬鹿」


  冷たい言葉を放つ少年・暁も安芸と大差ない程の切り傷を負っていた。


  「おいおい・・少しは心配ってものをしてくれよ・・・(汗」


  「今の俺(・・・)に心配なんてガラでもねぇ事してほしいのか?」


  そんな悪態をつきながらも暁は安芸の所へ行き、ショルダーバッグから小さい救急箱を出し安芸の体の応急処置をし始めた。


  「・・・・本当、素直じゃないなっ・・」


  「あ`?何か云ったか?」


  「いんやぁ別に・・・・・・♪」


  応急処置をしてくれている暁の態度に安芸は微笑ましくなり、優しく笑った。

  笑っている安芸を暁は不思議に思いながらも、処置を続けた。


  「人の髪を触るな変態」


  「ちょ!酷い言い草だなぁ(汗)・・・・まぁ(あなが)ち間違ってはいないか・・」


  そう一人でブツブツ呟きながらも安芸は暁の髪を触るのを止める気はなかった。


  「変態は認めるのかよ・・」


  「うん認めるよ・・・暁は変態なオレが大好きだもんな♪」


  「はっ!勝手にほざいてろっ///」


  「顔、赤いy「黙れっ//」


  安芸の発言に顔を赤らめた事を指摘されたくないのか、暁は傷が()みる様にわざと消毒をした。


  「痛っ!?」


  「(ばち)が当たったな(黒笑」


  「そう云う所はあっちの暁(・・・・・)と何ら変わりないな・・・(汗」


  異臭が立ち込める中、(ほの)かに消毒の匂いが香り、二人の他愛の無い会話が異臭が立ち込める森を穏やかな空気に変えている様に思えた。










  


  

お久しぶりです!桜藍です!!

放置した挙句の此の駄文・・・・・(;ω;)

こんなのでも読んでくれたら幸いですっ!!

誤字等ありましたら、お願いします!!

感想も待ってます♪


           桜藍でしたっ!

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