#10 『信じがたい・・・』
「・・・・ここか」
村の奥にある森の中。其処に少年と青年が、荒れ果てたボンネットバスの中に入っていた。
「!・・異臭が凄いな・・・・」
ボンネットバスの中に入った途端、物凄い異臭が辺りを立ち込めていた。
其の異臭に気付いたのは、先程とは全く別人の少年---暁だった。
「仕方が無い。此れが、アイツ等のやり方だ」
「にしても・・・人間一人の死体の匂いじゃないぞ、安芸」
立ち込める異臭を腕で塞ぎながら、暁は隣にいた青年---安芸に話しかけた。
「確かにそうだが・・・。!?おいっっ」
安芸と云う青年は目を見開き、信じがたい物を見てしまった。
「安芸?如何し「見るなっっっっ!!!!!」
暁の目を咄嗟に隠す安芸。
「見ては・・・・・・いけない・・・!!」
(糞っ!・・・間に合わなかった・・・・・・・・)
「安芸・・・?」
「・・暁、此処にはもう・・・何も手掛かりが無い」
信じがたい物、其れは・・・。
「珠洲爺の身体は・・アイツ等に、乗っ取られた」
既にアイツ等に身体を乗っ取られた、珠洲爺だった。
「・・・・・・・・・・・・最悪だ(泣」
其の頃の教室。
「では皆さん、この席で文句有りませんね?」
「「はーーーーーーーいっっ!!」」
高校生にしては珍しい大きな声で、上総に返事をした。
・・・・只一人を除いて。
ガラッ
上総が教室を出て行ったと同時に、教室は一瞬にしてざわめき始めた。
「如何して転校初日に、行き成り席替えなんだよ・・・」
此の如何にも露骨に嫌がっている少年・源川は、新しい席に顔をつっぷしていた。
もう分かっていると思うが暁がいなくなってから今までの間、何故か『席替え』をしていた。
(席替えならまだ良い・・・。だけど、だけど・・・・!)
「宜しくな、転校生君っ♪」
「やっぱりオレと輝二は、運命の赤い糸で繋がれているんだね・・・\\\」
「ほな宜しくなぁ~、源川w」
「・・・宜しく」
「宜しくねっ♪源川君」
只でさえ個性なクラスなのに、クラスの中で特に個性の有り過ぎるクラスメイト達と此れからを過ごす羽目になってしまった。
お久しぶりです!桜藍ですっっ!!
遂に復帰ですっ!!(遅いわ)私が此処にいると言う事は・・・。
そう!高校に合格したのですっっっ!!!(自慢すんじゃねーよww)
と云う訳で、此れできちんと小説を書く事ができます。本当、嬉しい・・(´ω`*)
引き続き、続けていきたいと思いますので皆様、此れからも宜しくお願いします♪
誤字等ありましたら、お願いします!!
桜藍でした(ノ*´▽`)ノ