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14. お世話係二人ゲットだぜ


絡んで来そうな門番を華麗に躱し、元気に城門突破。草原までやって来た


「さてロウガさんよ蛇おるかね」


「奥の方へ行けばいるだろう」


「ほな奥までいこか」


「行くぞ」


ロウガに乗り昨日より奥の方へ


「早速一匹見つけたぞ。ここで待ってろ」


早々に飛び出しそうになるロウガに待てをかける


「いやちょっと待ったらんかい。ロウガが攻撃したら頭落とすでしょーが」


「アレが一番早く倒せるのだぞ」


「ロウガが強いのは分かっとるけど、今日は連携プレイや。頭付きの方が高く売れそうやしな」


「ハレオは何か出来るのか」


「出来らぁ。俺が出す鎖あるやろアレ相手の動き止められるんよ。まぁ見てろ蛇に攻撃するなよ」


「ふむ。まぁやってみろ」 


偉そうなロウガの言葉を聞きながら蛇の前に向かうと、こちらに気付いたのか頭を上げながら威嚇して来る


「出よ鎖。な、蛇止まっとるやろ。ほんでやなこの蛇頭上げてるやん、顎の辺りから空の方へ攻撃や」


「ほう。囚われてた時も思ったが面白い能力だな。攻撃すれば良いのか」


すぐに爪で攻撃しようとするロウガ


「ちょい待ち。あんよーこう針みたいな…… 針わからんか。えとえと、そうこの枝位の細さで火はあかんか火事なるし。まぁ風でええか。風でこう槍の形で枝位の細さにして攻撃出来るような魔法ないかな」


「造作も無い。ウインドニードル」


「おおそんな感じよ。ロウガはなんでも出来るのぉ凄いのぉ魔法ええのぉー」


ええなぁ魔法。俺もなんか使えたらええんやけどな…… 無理っぽいんよな


「ふん」


満更でもなさそうな「ふん」を聞き


「良し。このまま暫し待機や」


「もう倒せておるぞ」


「何。なんか気とかオーラ的な感じ見えるんかよ」


俺には何にも見えへんぞ


「元来備わってる魔力の揺らぎが消えるから分かるぞ」


「そんなん見えるんやな」


「我が獲物探す時もその気配探りながら進んでおるからな。基本生きとし生けるものには大なり小なり備わっておるわ」


「へー。ほな俺の魔力の気配って膨大なんちゃうか」


「いや。ハレオの場合は試練の時、魔法攻撃が効かぬので不思議な事もあるなと思っていたが、一切見えぬ」


「なんや立ち昇る凄い魔力が出てるかと思ったわ」


「鎖には魔力が見えるのだが…… 我を呼び出せたので魔力はあるのであろうが外側には見えぬの。我のあの火球で無傷であるならハレオにはあらゆる魔法が効かぬのであろうな。それが攻撃性でも自分に対する回復でも全てを弾くのでは無いかな」


「まぁこっちに来てから、傷一つ付いた事無いな」


「逸れた時ハレオの魔力と気配が探れないので困るのだが……まぁその時はその鎖を空に向かって出しとけば、運が良ければ見つけれるであろう」


「運が良かったらって…… 絶対見つけてや。歩いて移動すんのダルいがな」


必ず俺優先でお願いしやーす。逸れて俺一人になったとしても魔物とかに倒される事は無いと思うけど移動大変やからな


「んじゃ持って帰ろうか」


「造作も無い」


そんな頼もしい言葉を聞いて来た道を戻り門番を突破し、ギルドの中に蛇を入れ買い取りしてもらい、頭付きなら金貨六十枚って事言われ、んじゃそれで良いよと買い取ってもらった。

そんなに増えへんかったなー……いや十枚増なら結構大金か。

その後ミーアにダル絡みしようと思ったが予定パンパンなので愛してる。とだけ言って、また森へ繰り返す事四回。白金貨二枚と金貨四十枚になったので、暗くなりそうな街中を奴隷商へダッシュする


「俺が来たでー」


さっき来た時と同じように門の前でロウガが伏せ、門番の大丈夫なのかって問いを無視して、店の中に入り軽い挨拶をすると悪徳奴隷商から返事が帰って来た


「ハレオ殿。お早いお帰りで」


ふふふ。我等最強コンビに掛かればこんなもんよ


「お金用意してきたで。ほれ白金貨二枚と金貨三十枚な」


「白金貨二枚と金貨三十枚確かに。では狼族の子供二人連れて参ります」


そう言い奥に引っ込んで行く悪党奴隷商。数分経つとさっき見た時より小綺麗にされた狼族の子供と、その子供より少し小さい狼族が出てくる。


「狼族の子供よ待たせたな。それでその隣の小さいのが妹で間違いないか」


「はい妹です。ありがとうございます」


やたら殊勝な態度になった小さき狼族の子供、妹ちゃんラブで離される思って不安やったんかなぁ


「よかったのぉ」


ふーん。感動のご対面やーん


「さてハレオ殿。奴隷にする場合、首輪と隷属紋での契約があるのですが如何いたしますか」


首輪…… なんか見てると俺の精神が削れるから隷属紋とやらにしとこうかな


「隷属紋ってどんなんよ」


「そうでございますね。隷属魔法で身体の一部にこのような形の紋を付けることで御座いますね」


「なるほど。それ消したり出来るんかな」


「主人の許可が有れば、まともな奴隷商店にお越し頂ければ消す事も可能で御座います」


何処でも消せるならそれでいっか。小さい子供に首輪とか俺の精神が持たんからの。

これ迄のやり取りで薄々感じてたが…… この奴隷商まさかのまともな部類やったんか。すまんの奴隷商よ。ジルさんに紹介されたとは言え完全に悪徳奴隷商やと思ってたわ……メンゴ。そんな事を心の中で思いながら


「じゃあ紋でよろしく」


「では契約魔法を使いますのでこちらに」


奴隷商が狼子供に近づくと呪文みたいなの唱え始める


「おかしいですね。ハレオ殿の方と繋がりませんね」


あー。ロウガが言うてた通り魔法全般弾くなこりゃ。最強防御ちゃんチュッチュッ


「うーん。紋だけでも入れれるかな、紋も入って無い狼族の子供がウロウロしてると良からぬ輩に攫われるんちゃうかな」


「ええ。奴隷でも無い場合その可能性が高う御座いますね。紋自体に主人の名前は刻めますが、主人との繋がりが無いので主人に攻撃禁止ですとかの命令が刻めませんけどよろしいのですかな、奴隷に反乱や逃亡される可能性もありますよ」


「大丈夫。俺の事も外に居る狼の事も害する事できへんやろうし、さっきの話し聞く限りすぐに逃げても行く宛無いやろうから、それでよろしく」


攻撃は無理やろー。俺の防御突破する奴とかロウガ倒せる奴っておるんかな。逃亡の方は奴隷商にはそうは言うたけど逃げたら逃げたで、まぁしゃーないしな


「分かりました。では紋の位置は手の甲に付けて置きますね」


「うむ」


「これで完了致しました。またご贔屓によろしくお願いします」


「あぁ世話になったな。また機会が有れば訪れるとしよう。じゃあ帰るわ」


奴隷商とのやり取りを終え店の外に出る


「ロウガお待たー」


「遅いぞ。腹も減ってきたぞ」


「すまんすまん。もう日も暮れかけとるしギルドで飯でも食おうや」


「ふん。わかれば良い」


「そうだ奴隷商よ。この子ら擦り傷とか多いからポーション買おうと思もうとるんやけど近所に薬屋無いか」


「それなら三件隣が薬屋ですよ。ではまたご贔屓に」


「分かった。アレやな」


挨拶をしながら引っ込んで行く奴隷商


薬屋に向かいながら


「そう言えば名前聞いて無かったな。俺ハレオね。ほんでこの大きな狼がロウガね。狼族の子供達よ名前なんて言うの」


「ハレオ様、ロウガ様。僕はマルロって言います十二歳です。そしてこっちが妹のマルカで十歳です」


「マルカです」


なんや妹の方は怯えとるな。そりゃ突然人間族の奴隷や言うたらそうなるか


「偉いなぁ挨拶できるんやなー」


「小さき者共よ我は王である」


「それ好きやなお前」


「僕達は何をすれば良いのですか」


「それもまあ後やな。取り敢えずここか。コンチャー、ポーションくーださい。傷に効くやつね」


薬屋に入ってカウンターに居る婆さんに声をかける


「いらっしゃい。ここのポーションは初級金貨一枚、中級金貨五枚、上級金貨十枚だね。効能は初級なら擦り傷位ならすぐに治る、中級なら切り傷でもすぐに塞がる、上級なら骨折してても治るね」



「んじゃま中級で良いか二本くれい。コレ金貨十枚ね」


これで金貨残り三十五枚か


「後病気とかに効く薬って無いのかな」


「病なら万能薬があるね。初級金貨五枚、中級金貨十枚だね。初級なら軽い病が治り、中級なら……まぁ運との勝負だね。軽い病でも中級で効かない事も結構あるからね」


「ふーん。そんな感じなんやなー。ほんで万能薬のほうが高いんやの」


「使う材料が高いし材料も余り揃わないからね」


「そんなもんか。んじゃ万能薬中級も二本くれ。これ金貨二十枚ね」


「確かに。まいどあり」


「マルロとマルカ来ーい」


「なんですか」


「まず万能薬からやな。マルロとマルカこれグイッといけ」  


「良いんですか高価そうなお薬なのに」


「かまへんかまへん。これから働いてもらうのにボロボロやと一杯動けんやろ。ほれ早よ飲め」


「ありがとうございます……」


「ありがと」


二人共に素直に万能薬を飲む


「どや。体調良くなったかな」


「イマイチわからないですね」


「分かんない」


病気とか無かったんかな


「まぁ身体の中は大丈夫やったんかな。次これや回復ポーション。ほれこれも飲んどいて」


「はい」


「はい」


兄妹が回復ポーションを飲むと淡く身体が光り。身体にあった小さな傷が治って行く


「身体の節々が痛かったのですが痛みが無くなりました」


「どれどれ。不思議パワーで傷無くなっとるがな。良かったのぉー」


「婆さん初級のポーションくれ二本。これ金貨二枚ね」


「毎度あり」


「どんな味やろ。うーん可も無く不可もなくビミョー。ロウガほれ飲んでみ」


「我は必要ないぞ」


「え。どんな味か気にならんの」


普通気になるやろ


「そうであるな。飲んでやろう」


「ほれあーん」


口を開けるロウガに飲ませる


「美味くない」


「俺もそうおもった。まぁ俺もロウガも怪我せんやろうからこの先飲む事ないな」


「当然だな」


「婆さんありがとな。また来るわ」


「はいよ。またおいで」


薬屋を後にしてギルドへ向かう


「良しいくでー。マルロとマルカ乗れい三ケツや」


「ロウガ様に乗せて貰っても良いのでしょうか」


「別にかまわんやろ。ロウガあかんのか」


「構わぬぞ。小さき者共二人位造作も無し」


「だってよ乗れい」


「ロウガ様失礼します」


「ロウガ様ありがと」


ロウガの背に初めて乗った兄妹は町中をキョロキョロ見回す。そうこうしてるうちにギルドの前へ


「子供らよ見よあれが冒険者ギルドや。

ミーアただいま。さっきは構ってやれんくて悪かったな。お前の愛する旦那ハレオが帰ってきたで」


「愛してニャいし、付き合った事も無いニャ」


「ヤレヤレだぜ。まぁ取り敢えず飯食うわミーア、チュッチュッ」


「キモ」


「うーし飯食うぞ子供らよ座れ座れい。マスター肉系で二十人前と子供らに飲み物。それとワイン十ね。金貨二枚からでよろしくー」


「今回も多いな。まぁ出来たのからもってくるわ」


「ハレオ様。椅子に座っても良いのですか。奴隷は立ってるものだと教わりましたが」


「何その現代人が聞いたら助走つけてぶん殴ってきそうな倫理観。怖いわ。あんよ子供立たせたままで俺だけ座って食うとか俺の精神がもたんから、座ってよーし。この世界のやり方なんか無視一択や。気にせんでええから飯一杯食えよ」


「はい。ありがとうございます」


「ありがと」


「はーいどういたしまして。マルカもちゃんと返事出来て偉いなぁ」


「出来たぞ取り敢えず五人前と飲み物」


「ありがとー。ほれ取り敢えず兄妹よ食え」


「ありがとうございます。食べても良いんですか」


「良いぞ食え食え。このなんの肉か分からんが、肉食えるんやろ」


「はい。大丈夫です」


「ロウガどっちからや。酒か飯か」


「酒からだな」


「ほれあーん。はいはい次ね」


「マルロとマルカよ、飲み物も飲めよ喉に飯詰まるぞ」


「はい。いただきます」


「いただきます」


そう言い兄妹は飯を食いだす。いっぱい食えよー


「グビー。ワインうまー。ほれガロ飯も食えあーん」


「うむ美味いな。酒」


「はいはい。あーんで、やなマルコとマルカよ」


そう声を掛けるとマルロとマルカはガツガツ肉を食いながらこっちに目を向ける


「はいなんでしょうかハレオ様」


ずっと様付けやけどまぁその辺りが妥協のラインやな。ご主人様とか呼ばれるの流石にキツいやろ


「今俺がやってた様にロウガにご飯を食べさせるのがマルロとマルカのお仕事ね。行く行くは狩った魔物の解体とかしてほしいんやけど、取り敢えずロウガのお食事係やな」


「分かりました。今から取り掛かります」


マルロはそう言い食事の手を止めようとした所で


「あー今日は良いで。今日はマルロとマルカはしっかり食べて明日に向けての活力にしーや」


「でも……」


「ええからええから」


「分かりました」


「はいよ飯と酒ね」


「マスターありがと。ほれロウガあーん」


「マルロとマルカよ俺が今やったみたいにロウガの口大きいから、ご飯とか飲み物とか入れるだけで良いからな」


「はい分かりました」


人の増えた食卓で兄妹とも話しをしながらご飯を食べて酒を飲み、宿屋に戻りいつもの部屋じゃ狭いので大きめの部屋を取り眠りに着いた



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