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初依頼


 「と、言うわけで報告です。アルスの村付近には、過去に災いをもたらした厄災の封印がありました。その瘴気が原因となり、魔物が強くなって大量の犠牲が出たってことらしい。一旦は俺が対処したけど、魔力を一時的に吸い上げただけ。何千年もため込まれた魔力が漏れ出しているってことは、相当な量になっているはずだ。


まぁどうしてほしいのかというと、封印は俺が対処するからほかの魔物狩りお願いしたいんだ。一度封印を解きすぐに新たな封印術式を施す。その間、大量の魔力漏れによって発生する魔物を村より先に行かせないでほしい。俺が今日戦ったやつらはほとんどがB級以上の魔物だった。そいつらを全員相手しながら封印を施すのはさすがに俺だけじゃできない。だから頼む、力を貸してくれ」


正直、このクエストは難易度が異常に高い。封印されている存在がどんなものかわからないが、この魔力漏れによる魔物の増殖は今止めない限り無限に続くといってもいい。だから、今止めなきゃいけない。


「わかったわ。じゃあすぐ準備しましょ」


「そうだな。善は急げだ」


「アルフレッド君、ありがとう。これからは僕も村を守るよ」


「そうと決まれば、まずは班決めね。今日申し込みを入れてきた子たちの中で有力な子を集めないと」


……あれ、なんか思った以上に皆やる気だな。少しほっとした。命を失う危険が伴うこの世界で、こうもついてきてくれるのはうれしいな。こいつらのために、俺も頑張らないとな


「皆、本当にありがとう!じゃあ、これからについて作戦を練って行こうと思う。その前に。


全員で、アルスの村救うぞ!」


「「「「「「応!‼」」」」」


こうして、俺たちの初ギルド依頼は開始された。

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