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ルールと制服


「えー、報告です。まず第一に、ギルドの拠点は確保できました。と言うかされていました。レン先生の計らいで、旧校舎全体が俺たち「境超の英雄」のギルド拠点になりました。次に、こっからまずいことになるかもしれないんだけどね。学園中に俺たちがリーパーを殺したって噂が広まってます」


「それの何がまずいの?」


「そうそう、別に人が増える分にはいいんじゃない?」


「何がまずいかって?人間関係とギルドの制服だよ!まあ一旦制服はいいよ、お金はあるからさ。ただ嫌なのが人間関係の方。この学校、最初に会った貴族みたいな奴にだるい事されそうじゃない?入ってきて問題児だったりまったく仕事しないやつだったりしたら嫌だし」


「確かにね……でもまぁ、やるしかないんじゃない?もう手遅れなわけだし」


「それはそうだよなぁ……」


人が増えるとなるとなんかしら対策を練らなきゃいけなくなってくる。経費もかかってくるだろうし、ダンジョンに行くときに死傷者が出るかもしれない。そういう管理が行き届かないと、ギルドとして機能しなくなっていく。だからしっかりルールを作ったり、役職を作らなきゃいけない。


「まぁ、決まったことだしやるしかないので、今から役職を作ります。んでその役職についてなんだけど、お金を管理する経理を最低二人おきたくて。それと、人が増えた場合、班を作ることになる。そのために各メンバー一人ずつ、班長として動けるようにしておいてほしい。人は増えるかどうかわかんないけど」


まぁまだ人が増えるって確実に決まったわけじゃないし、一応ね一応。次はルールだ。どうしようかなルール。当たり前なことも一応は足しておきたいし、わざわざめっちゃ厳しくするのもどうかと思うけど……。一旦だいたいで決めてみるか。


「誰か経理で動ける人いる?算術得意な人がいいんだけど」


「あ、それなら僕やるよ。計算は得意なんだ」


名乗り出たのはアルスだった。俺もそんなに数学好きじゃないし、名乗り出てくれるのはすごいありがたい。


「了解、じゃああと一人は俺がやるか。次はルールだ。5つくらい当たり前だけど守らなかった場合に重めなバツを食らうようなものを入れて、あと細かいのはまぁ、おいおい考えるとしよう。

1、ギルド内での争いは厳禁。2,ギルドの備品を壊した場合は報告すること。3、他人に危害を加えない、迷惑になるようなことをしないこと。4,緊急時以外はリーダーもしくは班長の指示に従い行動すること。5、ダンジョン活動で得た報酬はギルドに報告し、なるべく山分けにすること。ドロップ品は特に。


一旦このくらいでいい?」


「うん。それくらいで丁度良さそう」


「俺も」


皆うなづいてるから一旦これで良いか。さてあとはギルドの制服だが……。


「華、出番だ」


「よしっやったるわよ!!」



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