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ギルド設立①

すこし期間が空いてしまいごめんなさい!ここから戻していきますので、これからもよろしくお願いします!

「りーん、起きてる~?」


亮の声が聞こえる。俺はもどって来たのか。にしても、本当に現実に干渉されるんだな。

心の中で起きたことをはっきりと覚えているし、戦った疲れも残っている。面倒なことをしてくれたもんだ、始祖のお二方も。


<おい、もう魂を融合させていることを忘れるなよ。力も技術も格段に上がっている。だが、俺たちはお前の心を読めることを忘れるなよ?>


そうだった……。昨日俺らの魂を同化させ、肉体に宿らせたからあの面倒な人もこっちに干渉できるんだった……。

 

<そんなに残念そうにするな。なんかあったらすぐに替わってやるから>


よし決めた。この馬鹿犬と体を替わるときは条件を付けまくってからにしよう。

何か悲鳴のようなものが聞こえるが、まぁ知らん。悪いのはアイツだ。


そんなことを考えていると、部屋がノックされ、また亮の声が聞こえた。

疲れてるし、もう少し寝させてもらおう。


「りーんー?部屋はいるよー?って、まだ寝てるの?!もう10時なのに……。ほーら、起きて!」


「もう少しだけ寝かせて……眠い……」


「もー、起きないんだったら……こうだ!」


 直後、足にくすぐったさと痛みが走った。俺の両足は亮によってこちょこちょされながら足つぼマッサージされていた。足つぼには魔力を込め、しっかりと痛みを与えてきた。


「痛い痛い!くすぐったいけど痛みが勝つから!」


「やーっとおきた。今日やること多いんだよ?しっかりしないと!」


やること?なんかあったかな……。あ、今日新しく学内ギルドを建設するんだった。

あの始祖の二人のせいで忘れていた。


この間アルバートのギルドにお邪魔したとき思った。ここで学べることは、俺や亮、華にとっては少ないと。Sクラスになり授業がないため、ほとんどの時間をギルドにあてることができる。けど、どこかに属してしまうと動きが制限されてしまうことがあるだろう。だから、自分たちで作ることにした。


ギルドの建設条件は5人以上であり、所持金が金貨10枚を上回っていることが最低条件で、Ⅽ級以上のダンジョンを4日以内に全制覇できることである。


ってもまぁ、悪魔の森で熊倒しまくってるのに比べたら多分楽だろう。でもなるべく油断せずに行こう。


「で、ギルドの名前とかどうするの?」


ギルド名か……。まったく考えてなかった。正直自分が自由に動けることを優先していたし、そういうのは後回しでもいいとおもってたんだが、ギルド内の士気を上げるためにも、しっかり決めておいた方がいいだろう。


にしてもどうしようかなぁ。なんかこう、ピンポイントで来るものがあればよかったんだけど。


「まじでなんも考えてなかったよ。正直、ピンとくるものがないからさ。いろんな種族の人がいるから、

安易に吸血鬼ギルドなんてつけられないしさ」


「そうだね……とりあえず、みんなで集まってから話してみよっか」


「あぁ、そうしよう」


とかなんとか言って、みんなで決めようって思ってたのだが……


「ギルド名?ぶっちゃけなんでもいいな。リーダーがアルフレッドなら、俺は別にかまわない。トップに従うだけだぜ」


「僕も特に気にしてないかな」


「私も、二人の意見と同じね。トップが強ければそれでいじゃない。何なら、吸血鬼の騎士(ヴァンパイア・ナイツ)とかでもいいわよ?それよりも大事なのはギルドの制服ね。ダサいのは嫌なの」


 皆ギルドの名前に関心を持ってないらしい。ってか制服の柄も考えなきゃいけないのか、めんどくさいな。いや、ここでめんどくさがって適当なの作ったらあとで痛い目を見る気がする。ここは慎重に行かせてもらおう。


 ギルド名……俺たちの特徴を含めたような名前、なんかないかな。俺たちの特徴は、多くの種族が

いる事。エルフ、白虎人、人間、吸血鬼、異世界人。いや、むずいラインだな。どういう名前を付けるべきか……。


……いいや、ひらめいた。大事な名前だ、いくら関心がなくてもいいさ。かっこよく、厨二病全開で行こうじゃないか。種族が違う中で、強き者たち。

            ギルド名「境超の英雄」

 意味は、亜人や獣人などへ対する差別等の境界線を越えて英雄となるという感じだ。これが通らなかったら、もう血盟〇士団でも吸血鬼の騎士でもなんでも来やがれだ。さて、もう一度みんなを集めよう。



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