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謎の人物

 

 「いや~、完敗だ。まさか3対1で負けてしまうとは情けない。アル君も、悪かったねいきなり」


「いえ、いい経験になりました。こちらこそありがとうございます」


 勝負が終わり、アルバートとちょっとした雑談をしていた。どうやらあのフィールドには聖魔法の

最上位結界が張られていたようで、勝負終了の合図が鳴ることで怪我や消費した魔力などが元の状態に戻るようになっているらしい。ルールが適当だったのはそのせいだろう。


 「それにしても、、あの変身はなんだい?髪も目も半分ずつ赤くなっていたけれど。奥の手は引き出せたってことでいいのかな?」


 「ははは、まぁそうですね。正直あの状態になっていないときつかったでしょうし。僕もあの力についてはっきりとはわかっていないんですけど」


 まぁ、あまり奥の手をさらすのもよくないだろうと思い、少し流す形で話をおわらせた。俺はそのまま華と亮の方へ向かった。


 「お疲れ様、凜。すごかったねあの勝負、かっこよかったよ!」


 「さすがは凜だね。やっぱすごいよ」


 「あぁ、ありがとうな。それより、ギルドはどうしようかな」


 学内ギルドはなるべく早く決めたほうがよさそうだ。レベル的にはどこに行っても問題はないともうが、人数制限があった場合などがめんどくさい。


 「ねぇ、アル君。もしよろしければなんだけれど、その、私たちでギルドを作らない?Sクラスの私たちだけで作ったギルド。ギルド作成に必要なメンバーは5人いればいいらしいし、条件はこなしている。それに、ダンジョンの攻略だってこのメンバーだったら最速更新も夢じゃないわよ?」


 その発想はなかった。中学高校の時はもともとあった部活に入るような形をとっていたから、新しく部活動を作るなんて考えもしなかったが。個人的にも、それが一番楽だろうしな。


 「それ、いいな。それにしよう。今度、先生のとこへ行って確認取ってみようぜ」


 「お話は済んだかな、皆さん」


「ええ、長くなってごめんなさい。ちょうど今終わりました」


「では、一旦今日はここまでになります。体験お疲れさまでした、もう夜なのでなるべく寮に直行してくださるようお願いします。では、皆さんが我がギルドに来てくれることを祈ってます。では、お疲れさまでした」


アルバートの挨拶と共に、いったん解散となった。俺と華、亮は寮へ直帰しそのままベッドに倒れこんんだ。


「いや~、、疲れたね」


「いや、おまえなんもしてないだろ」


「失礼な!みんなの応援頑張ったもんね!ね、華!」


「そうね、結構頑張ってたよ」


応援してくれてたのはうれしいなと思いつつも、先に体が限界を迎えた。俺は会話半ばで脱落し、そのまま眠りについてしまった。









――――――――――――――――――――――――――――――――――――――—―――――――


 「おい……起きろ……。おい、アルフレッド・クランフィルド」


 「小僧、早く起きてくれやしないか?」


頭の中に二つの声が聞こえる。やっぱ疲れすぎている。休まないとな、


 「休むのもいいが、まずは話を聞いてみたらどうだ?異世界の小僧」


 異世界の小僧?なんで知っているんだ?俺が異世界化からきたことを。いやまて、本当に夢なのかこれは。


「いいいから起きろ!」


その大声で俺はたたき起こされた。目を開くと正面には、赤い髪色をした人と白髪の人が立っていた。




 



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