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とりあえずついた

かなり時間が空きました!ごめんなさい。

最新話です!レビューやブクマなどお願いします!遅れてごめんなさい


 「えっと、とりあえずついたわけだけど……」


 いや長すぎるだろうよ‼コルジオの街の中に入るまでどんだけ並ぶんだ?アイドルの握手会とか〇ィズニーレベルじゃねえかよ‼


「はぁ……せっかく偉そうなお嬢様助けてもこんだけ待ってたらあの人たちより入るの遅くなるだろうな……まあ仕方ない。気長に待つか。」


「そういえば、さっきもらった紙はどうするんだ?門番に見せてどうのこうの言ってたが。」


「そうじゃん!兄さん天才?!」


いや忘れてたわ。一旦門番のところに行ってみるか。でも、使えなかったらどうしようかな……まあそん時はそん時か。


「すみません、これお願いします。」


「亜人か。亜人どもはこっちに並べ。厳重な調査が……何?! 少し待っていてください!」


「?」

やっぱすごいもんだったんかな。なんか隊長!って叫びながら走っていった。面倒ごとが避けられる代物だと思ってたんだけどな。これじゃどうなるかわからないな。


「お待たせいたしました、こちらへご案内させていただきます。」


「は、はい……あの、どういう理由でこうなってるんですか?」


「理由も何も、この町の領主令嬢、ノエル・コルレイン様を助けてくださったためです。

お礼を渡すため、領主官邸に案内している次第でございます。」


「でも、それで僕らが嘘をついていた場合どうなるんです?」


「御心配には及びません。この紙には、領主令嬢の血印と魔力の込められた文字が書かれています、それで判断はつくので、ご安心ください。」


なるほど。血印に魔力の込められた文字か。付与魔法の強化に役立たないかな。魔力を込めた血で何とか。いや、それはもうできてるしいいか。


「ここで待っていてください。いま、馬車を。」


「ああ、馬車ならいいです。自分たちで向かった方が速いんで。」


「へ?」


「官邸はあれですか?」


中央にある大きめの屋敷。それが官邸だろう。


「さようでございますが、本当に馬車はいいんですか?」


「ええ、大丈夫です。じゃあ、先に門で待ってますね。」


「へ?」


「じゃあ、行こう。」


そして俺とクロハ、兄貴は一瞬で官邸の前についた。そこまで力は入れていなくともかなり進めるよになった。結構成長しているんじゃなかろうか。


「隊長さん大丈夫かな。」


「待っていれば来るさ。」

兄貴がそういって少し休もうとしたとき、目の前に可憐な服装の少女が現れた。その少女は、鋭い冷えた目とは全く逆のような屈託のない笑顔でこっちを見てきた。長いポニーテールを一本にまとめ、洋風の服に身を包んだその少女の顔には見覚えがあった。


そう、あのお嬢様だ。


「これは予想以上に大物だったみたいだ……」


まさか領主のお子さんだったとは。できる限りいい関係を保ちたいもんだ。

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