キールの強さとスピリティア
最新話です!
今俺がすべきことは兄さんのサポートだ。数十発の血弾を操り兄さんがキングとエンペラーを倒せるまでの道を切り開くこと。血弾を操作し、流れで雑魚ゴブリンを切り倒していく。にしても、数があまりにも多いな。一旦雑魚を一掃しよう。
「兄さん!一発かますよ!」
「了解!」
この世界には魔法がある。その種類は豊富で、 炎、水、氷、雷、風、土、回復、光、闇など様々ある。
たまにオリジナル複合魔法を使ったりする場合もある。
そして、すべての魔法に階級がある。魔法の階級は7つある。初級、中級、上級、超級、ここから上は名前が変わって、聖級、精霊級、虚空級。
さらにその上に、神話級ってのがあるが、それを使えるのは極一部の者だけらしい。
さて、説明はこのくらいにしておいて、ゴブリンを
一掃する。
俺が今使える魔法の中で炎の高威力魔法。
これと血弾でゴブリンを倒し、道を開ける!
「聖級 炎魔法、聖者之火焰」
広範囲かつ直線に強力な炎の渦を放射する魔法で、俺が使える炎魔法で一番強力だ。他の魔法もあったが、兄さんにも被害が出るかもしれないからな。
さぁ、あとは兄さんがエンペラーとキングを殺すだけだ。
「兄さん!」俺の呼びかけに呼応するように、兄さんはゴブリンキングめがけて突っ込んだ。
「血槍槍術 紅蓮死突」
冷酷な瞳をした兄さんの槍による一撃はエンペラーの目の前のキングの心臓を貫き、流れるように周りの
ゴブリンキング倒した。残るは配下を失ったエンペラーのみ。大きさは約2.5メートル。ぱっと見ゴリラの上位互換だ。ここで特殊能力を使ってくるか、それとも逃げるか、ゴリ押してくるか。
「早く仕留めないとまずいかもな。」
兄さんが冷静にそう判断する。俺はあまり
ゴブリンスタンピードについて詳しくないから何とも言えないが、おそらく他の仲間を呼ばれるとかなのだろう。
「そうだね。早く倒そうか。」
「あぁ。じゃないと、キングの魔石が崩壊を始める。あれはお金になるからな。」
あぁ、そっちね。なんか特殊能力とかで危険なのかと思った。まぁとにかく、技も試したいし。
「あとは俺がやってもいい?」
「あぁ。じゃぁ、任せる。俺は魔石回収するから。」
「了解」
さて、どう倒そうか。
「ぐるぁ!グォぉ゙!」
ゴブリンエンペラーは、咆哮を上げるといきなり突進をしてきた。少し反応が遅れたが、余裕でかわせる
スピードだったので、一度かわして隙を作ったが、すぐにまた突っ込んでくるだろう。
どうせなら魔法で倒したいが、俺が使えるのはスピリティアまで。なら、精霊級の魔術を複合して
虚空級の威力を叩き出す。相手にとってはオーバーキルだろうが、許してほしいところだ。
「やってみるか……精霊級炎魔法 炎精霊之息吹
精霊級風魔法風精霊之憤怒複合魔法!二大精霊之一撃!!」
この一撃が直撃し、エンペラーは魔石以外跡形もなく吹き飛んだ。
レビューお願いします!意見なども教えていただけるとありがたいです!