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ゴブリンスタンピード

最新話です!

 

 目の前のクレイジーホーンラビットがすべて走り去り、少し間が開いてから、遠くの方からさっきと同じような振動音が伝わってきた。魔力を見てみる限り、やはり大量のゴブリンと数匹のゴブリンキング、それにゴブリンエンペラーがいる。魔物には冒険者と同様のランクがある。自分のランクと同じかそれ以下の依頼しか受けることはできない仕組みになっている。この数匹のゴブリンキングは全個体Bランクほど。


 エンペラーは個体によってはSランクの者もいるが、基本はAランクが多い。そして今回のエンペラー

は……


「この個体はおそらSランクだろう。」


「めんどくさいね。」

 Sランクの魔物はいろいろと面倒な個体が多い。知能を持っている確率が高いからだ。危険だと判断され、AかSで違ってくる理由はそこにある。もともとゴブリンは弱いが知能が高いことで有名ではある。

そのゴブリンの中で最上位のエンペラーは、統率力、保有魔力、そして特殊能力の保持でランクが決まる。


保有魔力量や闘争力をパッと見る限り、かなり強力な個体に見える。


「兄さん、どうしようか。」


「アルのブラッドスキルの応用で、あの弾丸飛ばすやつをもっと大量に撃てたりしないか?」


「まぁ、できなくはないけども。」


血は魔力でカバーするとして、当たるかどうかなんだよな。俺が撃った弾をしっかり操作出来たら数発撃つだけで雑魚は一掃できるんだけどな。……できるやん。魔力吸収で周りの魔力を吸収し、血と魔力を混ぜて魔力操作でカバーする。……何とかなるか。魔力操作はこの間覚えた。魔力を今までよりもさらにはっきりと見えるような感覚にする。なんとなく感じるんじゃなくて、すべてを情報としてとらえる。

それをしっかり、自分の手足のように操作する。一発勝負だけど、行けるか。


「いける。雑魚は俺に任せて、兄さんは奥のゴブリンキングとエンペラーをお願い。あ、キングは何体か残しといて。」


「了解」


「じゃあ、行くよ。兄さんからしかけちゃって。」


「了解。」


「いくよ、よーい、ドン!

      ブラッドスキル・モード 銃」

「ブラッドスキル・血の槍解放」


速攻片付ける。

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