表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/103

町に行く前にハプニング

第1章 9話デス。

 

 俺らが目指すのは、ルーシアの王都、ローズレインだ。今いるのは、ルーシアに一番近い町リルシア。

ローズレインに行くには町を二つ超えなきゃいけない。一つ目は王国の一番外の貿易都市、コルジオ。

二つ目はクルーベルと言って、あんま知らない。今はまずコルジオを目指して移動方法を考えている。


「どうやって移動しようか。一番楽なのは馬車だよね。」


「そうだな。だが、修行と節約を考えるならやっぱり走っていくのがいいんじゃないか?」

 そうだなぁ。出費はできるだけ抑えたい。装備も多分これでいいし、サイアクの場合は血で作ればいい

し。 できることなら宿とかみんなに会った時ようにお金は残しておきたいし。


「やっぱ走っていこうかな。町もそんなに遠くなさそうだし。」 


今の俺は飛行機と同じくらい?で走れる。新幹線の何十倍だからよくわかんないけど。母さんとかはもはや目で追えないんだよな。速すぎて。で、ここはコルジオに一番近いからそんなにかからないって分け。ここからコルジオまでは大体600キロぐらい。悪魔の大森林でショートカットをすればすぐ着くだろう。刀はあんま慣れてないから一旦しまっといて、武器は銃にするか。あとは爪剣。


「じゃあ、今日はこのままコルジオまで行こう。で、一旦コルジオで聞き込みとか依頼とかやろう。」


「了解。」


「じゃあ、行くぞ。」


「いくぞって、どっから?」


「?。ここから。」


 は?と思った瞬間兄貴は高く飛び上がり、城壁を超えていった。


「こっからって、そういうことね……」


 周りの人が兄貴が飛んだところできた穴を見て驚いてるよ。ジャンプ漫画の主人公が地面に思いっきり

 パンチした後見たいになってる。


「行くしかないか……」

 俺も兄貴に続き城壁を飛び越えた。この壁結構高いと思うんだけどな。少なくとも現代の人間じゃ飛び越えられない。マサイ族が力合わせて超えられるぐらいだと思う。 にしても、一回のジャンプで結構飛んだな。兄貴が奥で走ってるのが少し見える。……今思ったけど。これって手続きとかいらないの?まあ気にしなくていいか。


「よっと、あぶなっ!」


ジャンプが高かったから着地がめっちゃ危なかった。


「ん?なんだこの音。」


何か、左側からすごいどすどす音を出して何かが走ってきているような……


「アル!飛べ!」


「うわぁっ!」


クレイジーホーンラビットの大群が押し寄せてきていた。ギリギリで木の上に避難することができたけど、このウサギたちどこ向かってんだ?


「にいさん、これ何?」


「何かの化け物から逃げてるか、ダンジョンのスタンピードか……と思ったが、おそらく両方のようだな。」


これは、俺でもわかる。異様なオーラを放った化け物が近づいてきている。ブラックオーラベアーなんか比にならない。


「兄さん、これって……」


「ああ、特殊な事例だ。ゴブリンの住処でキングが生まれ、そのキングの中でさらに希少な皇帝(エンペラー)が生まれたときにのみ起きる現象。ゴブリンスタンピードだ。」


これは結構まずいんじゃ…?

レビューや感想、お待ちしてますのでぜひお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ