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第1章:13節 未来(To be continued?)

誤字脱字・意味不明なことがあると思いますがご了承下さい。読んで頂けると幸いです。

13、未来(To be continued?)


血の雨が降り注ぐなか、ユウコとアイは立ち尽くしていた。


「きゃアアアアアア〜」奥から叫び声が聞こえる・・・


「アイ、このキーで制御室床下のカギを回して頂戴。」

「・・・・・・」

 あなたを守るために、私は他を犠牲にすることをいとわない。


「あいつは私が引き付けるから、、、」


ガラガラ!!ガシャンー!!!?

再び、奥から音がする。


「キーをあなたに投げるから、受け取ったら走って・・・」

「・・・・・・・・・・・了解」アイは呟いた。

 私が、あなたを救う・・・


アイはキーを受け取ると、銃を右の懐から抜きし、

制御室に向かって走り出した。

 

グチャッグチャッグチャッグチャッグチャッグチャッグチャッ

足を動かすたびに音がする。


キーをまわせば・・・どうなるの?だけど、ユウキお姉さまが

指示することだから、このキーをまわすことは、あなたを

救うことになるはず・・・

ユウキお姉さま、すみません。私は・・・彼を守りたい・・・


制御室の扉の前に、バケモノがいた・・・

銃を構える。両手でしっかりと・・・

人はここまで変われるものなの・・・?!


・・・・・・!!!!!!?


ツインテールのバケモノは、肉塊に顔をうずめ、

まるで、子供がおもちゃを散らかすように、ハラワタを引きずりだしていた・・・


こみ上げる感情を抑えるより、吐き気を抑えるほうが困難・・・

 

アイ、落ち着くのよ。あいつはまだ、気づいていない。

ユウキお姉さまが、背後から引きつけてくれる。

チャンスは1度きり・・・1回もあるのよ、アイ。

感情はコントロールできている。何度も訓練、投与したから。


パッン


 「さぁ、こっちよ、バケモノ!!」

 奥から、ユウキの裏返った声が聞こえた。


 バケモノがユウキのいるほうを振り返った。


  今しかない・・・

 アイは、バケモノの後ろを横切ると、制御室の扉に手をかけた。


・・・・・・!!?

明らかに、背中に気配を感じる。

  

  早すぎた・・・バケモノに気づかれた・・・


後ろから、アイの首に、熱い、ベトベトした、小さな手がかけられる。


 「っう」 体が動かない・・・


 「シンジテくれた・・・ユルシテアゲル・・・」

 すっと、手は闇に消えた・・・


 全身が脈うっている・・・


 制御室の扉をあけ、中に入る・・・


「ぅおぇ〜」アイは、腹の底から、吐いた・・・


 何も考えられない・・・気持ち悪い・・・

 キーをまわさなければ・・・


 床下を開き、真一文字の鍵穴にキーを差込む


  ガコっ


 その重い鍵を、力いっぱいまわした。


これで、あなたを救える・・・O2、あなたを・・・!!???

私の名前は、アイ・ルイス、じゃ、あなたの名前は、O2。違う。

それは検体の名前。わたしの愛する人・私を愛でてくれた人。

少尉殿・・・!!?違う!!これは、役職、名前じゃない・・・

こんなにもはっきり、あなたの顔は浮かぶのに、名前がわからない。

どうして、私も記憶喪失・・・違う!!

軍隊にいたときの記憶はあるし、お父さんも、お母さんの顔も浮かぶ・・・

あなたに初めて抱かれた晩のことも・・・でも、私の記憶はそう言うが、

証明できない。記憶とはあいまいで、かつ、実際にあったかどうかは怪しい。

もしかして、私の記憶自体つくられたもの?!

 ・・・わからない・・・恐らく混乱してるのね・・・先のこと、

 彼のこと、今の状況からして・・・


私の為すべきことは、O2、私の愛する人を助けること。

今、行くわ。たとえ、どんな犠牲を払おうとも・・・

お姉さま・・・ありがとう・・・


 《ピッ》《ピッ》《ピッ》《ピッ》《ピッ》

 コンソールパネルから、音がする・・・


 なにかしら・・・

《施設自爆まで4分59秒21》


「何よ!これ!?」


もしかして、レイコが仕掛けていた本当の狙いはこれ・・・!?


次回『序章』:始まりがあれば、終わりがある。

       終わりがあれば、始まりがある。

      

      「記憶はあいまいなもの」By アイ

      「?」By O2 

      「観測者・第三者がいて、初めて、確定する」By ユウキ

      「?」By O2 



 最後までお読み頂きありがとうございます。

 

 誤字脱字の指摘、コメントを頂ければなお幸いです。



申し訳ありません、ラブコメあり、ロボットあり、と書いたのですが、もう少し先になりそうです。末永くお付き合い頂ければ幸いです。



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