第1章:10節 狂気(Innocent)
サキ「評価を頂けないでしょうか?宜しくお願いします。ほら、ガイ様も頭を下げて」
ガイ「・・・なぜ、そんなことをしないといけないのだ?!」
サキ「それは、アクセス数が4000件も超えたというのに、評価・コメントが1件もないからですよ。」
ガイ「俺は関係ない!」
サキ「怒りますよ、ガイ様!あなたみたいな傲慢で、セクハラな人間がいるから、評価・コメントが来ないんですよ。」
ガイ「作者が悪い!」
サキ「それもそうですね・・・って、ただでさえ出番がないのに作者怒らせてどうするの?」
ガイ「すまん・・・」
サキ「それでは、本編始まります。誤字脱字・意味不明な点があると思いますけど、許してあげて下さい。」(ペコっ)
ガイ「宜しく頼む」(大右手を挙げる)
10、狂気(Innocent)
威圧的な扉に手をかける。
どうやらロックが外れているようだ。
そもそもなんで、俺は閉じ込められにゃならんのだ。
俺は、何か悪いことをしたか?
アイちゃん、すまん。俺は逃げるぞ。
扉を、開く・・・
・・・・・・
・・・
どっちに行けばいい?
右を見ても左をみても、T字の突き当たり。
まったく同じに見える・・・
どっちに行っても、外にたどり着けるっていう、都合の
いい話ではなさそうだ。
そもそも、俺の都合が、運がよければ、記憶喪失にも、
わけのわからん所に閉じ込められてるってこともないだろう。
・・・・・それにしてしても、警報がうるさい。
“レベル5”って、なんだよ。レベル100になったらどうなるんだ?
「う〜ん」・・・わからん。右?それとも左?
それよりも、ブリーフ一丁って言うのもな〜。
・・・・・・
パンっ
右から火薬のはじける音がした
何やってんだ?あいつら??
右のT字にはしゃがみこんだ、研究服を着込んだ男女が
両手を挙げている。
俺には、気づいてないみたいだし、進む方向は左に決定!
見つかったら、なんか連れ戻されそうだしな。
左のT字の突き当りまで小走りでかける・・・
パンっ
また、音がした。振り返ると、恐らくだが、一人は倒れ、
一人は腰をおとしたまま後ずさりをしている。
そこに、黒ずくめが数人あらわれた。
何がおきてるんだ??
パパパパパパッパパパパパパッ パパパパパパッ パッ
火薬の乾いた音が響く。
パパパパパパッパパパパパパッ パパパパパパッ パッ
警報の次は、花火かよ。なんか、よくわかんないし、何が
したいのかよくわからんから、さっさと進もう・・・
でも、さっきまで通路の奥は白かったのに、今は・・・
なんで赤いんだ・・・うっ
黒ずくめが2人、こっちに走って来るのが見えた。
体が動かない。体が震えてる・・・
俺も殺されるのかな?やっぱ、記憶はなくても未練は
あるから、死にたくないよな。
目を閉じると、アイの顔が鮮明に浮かぶ。
パンっ パンっ
あれどうなったんだ?ゆっくりと目を開くと、黒ずくめ達は額を打ち抜かれ、
ドサッ・・ ドサッ・・
と倒れこんだ。
その遠く後ろからは、黒い塊が押し寄せてくるが見えた。
パパパパパパッパパパパパパッ
とにかく俺は走った。
本当によくわからん。あいつら、頭を打ちぬかれて死んだん
だよな。誰が殺した?俺以外誰もいなかったよな。自殺した
のか?!なぜ、俺の前まで来て自殺する必要がある?
パパパパパパッパパパパパパッ
「おいっ、撃つなよ!!!!当たったらどうする!!!!
話せばわかる!!!!!」
ひたすら、走った・・・
・・・・・・なぜか、恐怖はなかった。
・・・なぜか、死ぬ気がしなかった。
通路の先に、赤い髪をした白衣を着た女性?を見つけた。
後ろには、もう誰もいない。
赤い髪の女性が部屋に入って行く。
なぜかその部屋に入らなければならない気がした。
逆に、入らない方がいい気もした。
この矛盾が、俺の葛藤?!
このささいな選択の積み重ねが運命??
次回『従順』:素直に従う様。
「その行為が何を引き起こすかよりも、従うことが重要」By レイコ
「狂気とは、本人にとっては普通のこともありえる。」By O2
最後までお読み頂きありがとうございます。
誤字脱字の指摘、コメントを頂ければなお幸いです。
申し訳ありません、ラブコメあり、ロボットあり、と書いたのですが、もう少し先になりそうです。末永くお付き合い頂ければ幸いです。
「失敗は許されない!!!」by ガイ
「所詮は作者の自己満足」by ユウキ