鏡草~しぶとい輝き~
鏡草~しぶとい輝き~
分かってる 分かってる そんなこと
分かってる 分かってる それでも
分かってる 分かってる 我慢ならないんだ
どうして どうして こんなにも
どうして どうして 何度言っても
どうして どうして 楽にさせてよ
息が詰まりそうなんだよ
体が言うこと無視するんだよ
似たもの同士 痛いほど分かるだろ
きみとぼくは合わせ鏡
ぼくはきみの目を通して
きみはぼくの耳を通して
それなのに それなのに 許してくれない
それなのに それなのに 赦すことが出来ない
だから だから ぼくは独りで闘わなくちゃ
そう思って 心は疲弊して
応援なんて 簡単なんだよ
感動なんて 燃えないゴミ
でも ただ ただ 泣きたい時
安っぽい商業主義の創作物でも
目から涙を零すことが出来るように
大声で泣いたら 少し心が落ち着いて
また 頑張ろうって思うことがあるでしょ
分かってる 分かってる そんなこと
分かってる 分かってる それでも
分かってる 分かってる 抜け出したいんだ
どうして どうして こんなにも
どうして どうして 何度言っても
どうして どうして 受け入れてよ
息が詰まりそうなんだよ
体が言うこと無視するんだよ
似たもの同士 痛いほど分かるだろ
きみとぼくは合わせ鏡
ぼくはきみの言葉を通して
きみはぼくの手を通して
だから だからこそ ただ笑顔で
だから だからこそ ただ見守って
それだけの ただそれだけのことで良いから
きみが肯定してくれたら
ぼくの心は解き放たれる
どんな辛い状況でも 笑っていられる
どんなに必要とされても
どんなに感謝されても
ぼくがぼくじゃいられなくなったら
ぼくはただの容れ物になってしまうんだよ
どんなに燻んだ輝きでも
どんなに歪な輝きでも
ほくである輝きを放っていたい