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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。

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BLシリーズ

俺はずっと、章一が好き

作者: 綾小路隼人
掲載日:2016/08/18

何がどうしてこうなっているか、今の僕にはちょっとよくわからないんですが。


そういえば、妙に眠たくなって意識が飛んでいたんだっけ。

気が付いたら僕は灰色のシンプルなパジャマを着せられ、ベッドの上にいた。

そして隣にはパンツ一丁の彼、白沢涼太がいる。



ガリッッ!!!



急に激痛が走り、何かと下に目を向けると、彼は何かに苛立ったように僕の鎖骨の辺りを噛んでいた。

プチプチと生々しい音がして、そこから血が垂れる。


「し、白沢先輩!?」

「章一は肉も美味いもんな」

「い、っつ……なんでこんなことするんですか」

「なあ、章一。お前、俺のこと好きか?」

「こ、こんなことする白沢先輩は嫌いです!」


殴ろうと思えば殴れるけど、そんなことをしたらどうなるか予測できる。

白沢先輩がこうなると、何をされるかわかったものではない。


「そんなに震えて、寒いのか?」


ギュッと抱きしめられる感覚。

白沢先輩の顔は笑っていた。

だが、その笑みには影が宿っていた。


「いいのか? 俺にいじめられたいんじゃねぇの」


白沢先輩は僕の背中やお尻を手の平でゆっくりと撫でた。

ニヤニヤと唇を歪める白沢先輩にイラついて、本当に一発殴ってやりたい。

でも、今主導権は完全に白沢先輩にあるのだ。

僕はなすがままであり、胎児のように身体を丸めるしかなかった。


「お前俺に言うことあるんじゃねぇの、なあ」


言わないと耳を齧るとでも言うように、耳元で囁く。

そして、僕の胸を白沢先輩の指が伝う。


「ふ、ぇ、僕は、白沢先輩が、す、き………ふ、ふ、っひ」

「なんで泣いてんだ、章一。てゆーか、最初からそう言えばいいだろ」


白沢先輩の目を見れる限り見つめてみると、勢いよく顔が近づいてきた。


「んっ……!!」

「んっっ…はぁっ…っ」


彼の太い舌が唇に入る。

絡み合う舌と舌がいやらしい。

ねえ、白沢先輩。そんなに僕の身体が好きですか__?


「わ、わりぃ。興奮しちまって、どうしようもなくキスしたかった」

「白沢先輩こそ、僕の、身体だけが好きじゃ、ないんですか」

「身体だけの奴とキスなんてしたくねぇよ。俺は、ずっと章一が好きだぜ」


白沢先輩は僕の頭をわしゃわしゃと撫で、上品な魔女のような笑みを浮かべた。


「好きだと、義理でも言えよな」


__本気の人相手に、義理で好きなんて言いたくないですよ。

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