第484話 裸の再会(1)
「いらっしゃいませーっ! 出来立てバーガーいかがですか! フライドチキンも揚げたてでーっす」
すっかりお馴染みとなった、双葉さんの屋台。今日も今日とて、昼時に香ばしい香りと共にやって来た屋台には、新たな売り子が可愛らしい声を張り上げていた。
「いや桃川だろアレ」
どこぞのお屋敷に務めていそうなメイド衣装に、にこやかな笑顔。一見すると、小柄で愛らしい少女のように思えるが、その顔は桃川小太郎そのものである。
それなりに化粧をしているようで、あの特徴的な野良猫みたいな目つきは、若干柔らかな目元になっており、意外なほどの美少女ぶりとなっている。
「おい、フタバの屋台メイド雇ったらしいぞ」
「見た見た、結構可愛かったよな」
「いいよね、スゲー愛想もいいし」
「でも何て言うかこう、気品みたいなのを感じる」
「分かる、ただの田舎女を下働きで雇ってもああはならない」
「どっかの貴族家が噂の『狂戦士』に取り入るために送り込んだのかもな」
「エリートメイドか、あり得るな」
などと、すでにして噂話も聞こえてくるが、女装説が一つも聞こえてこないのは、流石と言うべきなのか。まぁ、桃川ほどの男なら、自分の容姿も理解した上で、最大限に利用するだろう。
「しかし、何だって女装なんかして……」
双葉さんに接近することで、監視なり護衛なりの目的だとは思う。一週間ほど前に、恐らく本人だろう桃川がやって来たが、双葉さんの記憶喪失を知るとすぐに退いた。
顔合わせだけで彼女が戻らないと悟ったが故の方針転換といったところか。メイドとして雇われることで、双葉さんのすぐ傍に居続ける立場を得る……理に適ってはいるが、それで自ら女装するとは。自分の可愛さを分かっていなければ絶対にできない大胆な作戦だ。
「やぁ、双葉さん。ついにお手伝いさんを雇ったんだね」
「うん、蒼真君。今日から住み込みで働いてもらうの」
「初めまして、貴方が噂の新勇者様でございますね。私、モモコと申します」
「もっ、モモコ……ああ、よろしくね。双葉さんのことを、支えて欲しい」
「勿論、誠心誠意、メイコお嬢様にご奉仕する所存です」
「もう、恥ずかしいから、お嬢様は止めって言ったのにー」
ささやかな談笑を経て、俺はいつものようにバーガーを購入。客は次々とやって来るので、邪魔にならない内にさっさと退散した。
「モモコって、隠す気あるのかアイツは……」
隠す気はあるのだろう。怨敵たる俺を前にしても、アイツは一切動じることなく笑顔で応対していた。どうやら俺の顔を見るなり、奇襲を仕掛けるほど短絡的な怒りに駆られているワケではないようだ。
「双葉さんを取り戻すと同時に、俺達の動向も探りに来たってところか」
ここには俺がいて、サリスもいる。そして滅多に顔を出すことはないが、この『勇星十字団』の団長は勇者リリス。桃川の敵が勢揃い、このクランハウスこそが敵の本丸と言ってもいい。
探りの一つや二つ、入れるのは当然。むしろモモコと名乗って女装で乗り込んできているのは、陽動やブラフといったところで、本命はとっくにどこかへ潜り込み、クランハウス各所に張り込みしているかもしれないな。
「アイツがそこまで動いているなら、好都合だな」
モモコというこれ以上ないほど分かりやすい窓口まで用意されたのだ。これを利用しない手はない。
翌日、俺は早速、接触を図ることとした。
「いらっしゃいませぇー」
「モモコちゃん、後で俺と一緒にお茶しようよ」
「上がり何時? 待ってるからさぁ」
「申し訳ございません、販売終了後もモモコには明日の仕込みがありますので」
「モモコちゃんの言う通りにしたら、リビングアーマー倒せたよ!」
「教えてくれたとこ、マジで穴場だった!」
「モモコさんのお陰で、僕は一つ上の男になれました」
「皆様のお役に立てたようで、なによりでございます」
翌日からして、モモコは人気の売り子になっていた。
どうやらただの営業トークだけでなく、ダンジョン攻略のアドバイスなんかもしていたようで……昨日の今日でこの有様だ。
シグルーンのダンジョン事情は、先にこっちに居た俺の方が詳しいはずなのに、恐らく現時点ではもうアイツの方が詳しくなっていそうだ。桃川なら、すでに仲間を連れて攻略最前線まで走っていてもおかしくはないが。
ともかく、昨日にも増して繁盛する屋台を大人しく順番待ちをする。
焦ることはない。重要なのは、サリスに気取られないことだ。
「ありがとう。モモコちゃん、これはチップだから、遠慮せずに受け取って」
「ありがとうございます、勇者様!」
弾ける笑顔で、俺が支払いとは別に出した二つ折りの紙幣をモモコが受け取る。
アストリアには、というかシグルーンにはチップ文化があり、気に入った相手やサービスに満足した時はチップを弾むとされている。なので、俺が紙幣を直接モモコに差し出しても、特別に違和感はない。
無論、本命は千円ほどの価値である10クラン紙幣に挟みこんだ、小さなメモ紙。
『良かったら連絡が欲しい。君と話をしてみたい』
メモにはそう書かれている。一見すれば、古典的な店員をナンパする手法。だからこそ、これをサリスに見咎められたとしても、俺が単にモモコにアプローチをかけた、という不名誉を被るだけで言い訳は効く。
正直、いざやると恥ずかしいものだが……俺にはこれ以上の接触方法は思いつかなかった。
果たして、これを見て桃川は罠だと思うか、それとも助けを求めていると察してくれるか。どちらにせよ、アイツは確かめられずにはいられないだろう。『勇者』蒼真悠斗の真意を。
そしてさらに翌日、返事はすぐに来た。
「ありがとうございましたぁ」
受け取ったチーズバーガーの包み紙に、俺が渡したメモ紙が挟まっていた。俺の書いたメモの裏面に、短い返信が記載されている。
『深夜12時、絢爛門前で』
やはり応えた。時間と場所の指定のみで、真意は全く伺えない。だが、十分だ。
しかし夜中の12時に出て行くことを思えば、ちょっとした小細工が必要だろう。夜中にクランハウスを抜け出せば怪しまれるのは当たり前。最悪、見つかっても何かしらの言い訳は効くような状態にはしておかなければ。
「なぁ、アレン、ちょっと頼みを聞いてくれないか」
「へぇー、お前が頼み事なんて珍しいじゃん」
委員長でも夏川さんでもなく、今回はアレンが最も適任だ。
俺が真面目腐った顔でそう申し出れば、吸血鬼の王子様は一体どんな話が出るかと、楽しそうな笑みを浮かべた。
「今夜一晩、お前の部屋で飲んでいる……というコトにしてくれないか」
「へぇ、アリバイ作りってコト? 夜中にこっそり抜け出して、勇者様はドコでナニしようっての?」
「女だ」
「ヒューゥ、乗ったぜ。俺に任せとけ、バッチリ秘密にしといてやっからよ!」
やはり軟派なアレンは、この手の話にはすぐに食いついてくれた。
まぁ、嘘は言ってない。モモコは女ということになっているし、それに指定場所の絢爛門とは、シグルーン最大の歓楽街、その表通りの入口だ。
俺が夜に絢爛門まで行く、と伝えれば、アレンは全く疑うことなく娼館へ行くのだと信じるだろう。
「ありがとう、アレン。恩に着る」
「いいってコトよ。俺ぁむしろ嬉しいぜ、勇者様もしっかり一人の男だったんだと分かってよ」
普段はお堅い生真面目優等生といった俺が、明け透けに女を買うのだと言えば、よほど親近感が湧いたのか。その気持ち分かるぜ、とばかりにニッコリ笑顔で肩を組んでくる。
正直ちょっとウザいが、素でこの性格だからこそ、こういう時には頼れる。
「じゃあ、俺の部屋には10時頃に来いよ」
「少し早すぎないか?」
「バーッカ、こういうのは万全を期すんだよ。まずは本当に俺と一杯やってりゃいいんだ」
「確かに、そうかもな」
そうして、日中の内に適当な酒を買い込んで、俺は時を待つ。
アレンの言った時刻通りに、俺はラフな格好で酒を抱えて彼の部屋を訪れる。
「よう、今日は男同士、二人で飲もうぜ」
「そうだな」
茶番じみた会話を交わして、俺はアレンの部屋へと招かれる。普段ならば、複数人の女の子とイチャついて楽しんでいる時間帯だろう。しかし、今は本当にここにはアレンだけ。
「悪いな、随分と気を利かせてもらって」
「なぁに、男の門出だ。しっかり祝ってやらねーとな。どうせ初めてなんだろ、色街で遊ぶのは」
「まぁ、そうだな」
「よし、この俺がオススメの店を教えてやる」
「いや、それは別に……」
「おいおい、余計な遠慮はすんなよ。お前みたいな初心者は、まずは間違いのない優良店で、慣れておくのが一番なんだって。それとも何か、もうすでにお目当ての娘がいるってか?」
「それは……いや、とりあえず行ってから考えようかと……」
「だろぉ? 初心者のくせにそんな心構えで行っちゃあ、客引き共のいいカモだぜ。安心しな、俺がしっかりレクチャーしてやっからよぉ」
などと、女遊びはド素人の俺に、アレンは実に上機嫌で色街の遊び方を語る。ありがた迷惑ではあるが、俺だって一人の男なことに変わりはない。興味が無いかと言えば嘘となる。
酒を煽って軽妙な語り口のアレンに乗せられるように、俺もつい真剣に聞き入ってしまった。まるで本当に、これから娼館に行くような気持ちにさせられる。
「アレン、すまないが、そろそろ時間だ」
「おう、程よく温まって来たいい頃合いじゃあねぇか」
「ああ、お陰様でな」
「ユート、コイツは餞別だ、持ってけよ」
最後にアレンが、グレーの地味なローブを投げて寄越してくれる。何の変哲もない、魔術師じゃない単なる一般人でも、コート代わりに着ていておかしくない品だ。
いや、だからこそ、なのだろう。誰でも着ているような衣装、それでいて程々に顔も隠しやすい。
「ありがとう、助かるよ」
「代金は初体験の感想で頼むぜ」
「全く、高くついたな」
苦笑を浮かべて、俺はアレンの部屋の窓から外へと飛び出した。
クランでの活動で、隠密系スキルも新たに揃えておいて良かったと心底思える。魔力も気配を薄く、足音、臭い、自分の存在を限界まで消して、俺はクランハウスの敷地から出た。
一度、外へと出れば後はすっかり馴染んできたシグルーンの街中だ。色町のお世話になったことは一度も無いが、絢爛門の場所は分かっている。
迷うことなく、けれど努めて冷静に歩きながら、俺は桃川の指定した場所へと向かった。
「……」
絢爛門は、変装など馬鹿らしくなるほど、多くの人が行き交っていた。ここを通る者の興味など、道行く男になどあるはずもない。泥酔して様子のおかしい奴だって、この場では誰も気にしない。
この時間帯となれば、煌々とライトアップされた表通りには、如何にもといった煽情的な格好の女性達がズラリ立ち並ぶ。道端で、店先で、あるいはショーケースの中で。ストレートに男の欲望に訴えかけてくる。
俺もただの興味本位でここへ来たならば、つい視線をあちこちに吸い寄せられていただろう。
そんな中で、俺は多くの男達と同じように、門の付近で待ち合わせのような顔をして立った。
時刻は12時少し前。場所はただ絢爛門前、としか書かれていなかった以上、下手に動かずジっとしているべきだろう。
しばらく時間が過ぎても接触が無いようであれば、付近を軽く探すくらいはするが……もしこれで何の音沙汰もなければ、俺はアリバイ作りのために、本当に娼館に行かなければならないのだろうか。
「頼むぞ桃川……」
そんな不安感を抱いてしまった、12時ジャスト。正にその時である。
「こんばんわ、ユート様」
「……来たか」
「はい、モモコでございます」
雑踏の中、ついに俺達は相対する。
桃川は、今もメイドのモモコを演じているようだ。その格好は屋台で働く時のメイド服では無いが、アストリアでは一般的な婦人服に身を包んでいる。通りに並ぶ娼婦達のような露出こそない控えめな格好だが、今の俺と並んで歩けば、そこらで買ったように見えるだろう。
「立ち話も何ですので、まずはお店へご案内致します」
「店、か」
「はい、女性と秘密の逢瀬をするに相応しいお店でございます」
「分かった」
無防備に小さな背中を向けて歩き出す桃川に、俺は素直に後をついて行く。
この桃川は本物ではないだろう。万が一に備え、俺に殺されてもいいよう分身に対面させるに決まっている。
きっと桃川にとって、俺は今でも最悪の敵のままだろうから。
そうして、賑やかな歓楽街を俺達は無言のまま進んで行く。気が付けば、人通りも落ち着き、喧噪も収まっていた。かといって、誰もいない怪しい路地裏というワケでもない。
ここはそのまま通りを進んだ先にある、いわゆる高級店が立ち並ぶエリアだ。ソレと分かっていなければ、少々派手目な貴族街のような印象を受ける。
「こちらへどうぞ。予約はすでに済ませてありますので」
「……そうか」
桃川の示した店は『エスメラルダ』という宮殿のような所であった。ついさっきアレンからも話に出ていた、シグルーンではかなりの有名店らしい。
素晴らしい店だが、敷居高めなので初心者の俺がいきなり来るのはちょっと、という評価を受けていたが、こうなっては断るワケにもいくまい。
意を決して、俺は店の正門へと踏み出した。
「いらっしゃいませ、ご予約のソーヤー様でございますね。お嬢様は、すでに部屋でお待ちですので」
冒険少年のような偽名に「はい」と一言答えただけで、あれよあれよと店の中を進むこととなった。執事のような店員に言われるがまま、先に進む俺に桃川は侍女のように黙ってついてくるだけなので、とりあえずこれでいいのだろう。
そうして、広い屋敷のような店内を進み、部屋の前まで辿り着く。
「中へどうぞ」
恭しく、わざわざ扉を開けて桃川が招く。
室内に異常はない。武装した連中が俺を待ち伏せているような気配もないし、トラップなんかが仕掛けられている様子もなかった。
強いて言えば、この通路から室内まで、かなり手の込んだ魔法防御が施されているようだが……それもお高い娼館と思えば、納得できる設備。今すぐこの場で、俺を殺すための罠を張っているワケではない、と思いたい。
一拍の間にそんな探知を終えて、若干の緊張感と共に俺は室内へと踏み入った。
中へ入れば、桃川も後に続き、バタンと扉が閉じる音が響く。
「この室内は防諜対策バッチリだから、もう普通に喋ってもいいよ」
「やはり桃川……お前なんだな」
「当たり前じゃん、僕はメイちゃんを愛しているんだから。ようやく、傍まで戻って来れたよ」
振り返れば、そこにいるのは俺のよく知るふてぶてしい表情と態度をした桃川がいた。
さっさと羽織っていたケープを脱ぎ捨て、薄手のブラウスとロングスカート姿だが、そこにモモコの少女らしさは欠片も残ってはいない。
「桃川、俺は――――」
「まぁ、とりあえず脱ぎなよ。ここは脱衣所で、この先の浴室でお嬢様がお待ちだからね」
「お嬢様、だと……まさかっ!」
「脱ぐのが先だ。『勇者』相手にさほどの意味はないけれど、武装解除はしてくれないと。勿論、『ソードストレージ』は発動した瞬間、敵対したとみなす。感情任せで安易に剣を抜けば、大切な人が傷付くかもしれない。くれぐれも、慎重な行動をしてくれよ?」
「……分かった、いいだろう」
言いたい事、問い詰めたい事、この僅かなやり取りだけで山ほど出て来るが……落ち着け、桃川はまだ対話の姿勢を崩していない。俺はまだ、対等に話をするテーブルにもついていないのだ。
裸にでも何でも、なってやろうじゃないか。俺が剣を抜くのは、明確に桃川が殺意を持って仕掛けてきた時か――――この先で待っているだろう、桜を傷付けた時だけだ。
「お前も脱ぐのか」
「当たり前じゃん、お風呂に入るんだからさ」
てっきり自分は万全を期して完全武装にでもなるかと思えば、桃川もスルスルと衣服を脱いでいく。手早くブラウスのボタンを外し、中にきっちり着用されたスポーツブラのような下着が見えた辺りで、俺は背中を向けた。
女装男の脱衣で何をと思うかもしれないが、それでも見ない方が精神衛生上良い気がした。
「それじゃあ、感動のご対面といこうか」
タオルを巻いた桃川が浴室へと誘えば、俺は一も二もなく中へと踏み込んだ。
「桜っ!」
と、叫ぶはずだった名前は、喉から出ることは無かった。
何故なら、白く煙った湯気の向こう。そこにいたのは、俺の妹ではなく――――
「れ、レイナ……?」
「初めまして。私、レイナーレ・エーハルト・アーセと申します」
自己紹介らしき言葉は、ほとんど頭に入ってこない。その少女は、あまりにもレイナに似ていたから。
けれど、すぐに別人だと気づかせてくれるのは、彼女がエキゾチックな褐色肌に、眩しいピンクブロンドの髪色をしているからこそ。
金髪碧眼で、真っ白い肌のレイナは、日焼けしている姿さえ俺は見たこと無かった。
「どういうつもりだ、桃川……この子は、一体……」
「よく似てるでしょ。レムが化けてるワケじゃない、彼女は本当にレイナのソックリさんってだけ」
「はい、私はアーセ氏族に生まれ、御子として育ち、そして今は、ただ体を売る卑しい娼婦にございます」
分かっている、彼女はレイナではないことなんて。ディアナ人の少女であるレイナーレは、奴隷としてこの娼館に落とされた身の上だろうことは、俺にだって想像がつく。
彼女は本当に、この『エスメラルダ』に務める高級娼婦の一員なのだろう。
そう分かっていながらも、これ以上、一糸纏わぬ裸の彼女の姿を見るには、あまりに忍びなかった。
俺は自分に巻いていたバスタオルを外し、全裸で伏せるレイナーレへと被せた。
「失礼、私の体など、勇者様にはお目汚しだったようですね」
「止めてくれ、自分を卑下するような言い方も、安易に肌を晒すような真似も」
「残酷なことを言うね。相変わらずの独りよがりの正義感だ」
「分かっている、これは俺のワガママだ。だから今だけは、このままにしてくれ」
俺が彼女に優しくしたところで、これまでの苦しみが無くなるワケではない。所詮、レイナによく似た少女が、こんな姿で晒されることに、他でもない、ただ俺だけが我慢できなかったというだけのこと。
「湯舟にタオルをつけるのはマナー違反だけど、そこまで言うなら仕方ない。とりあえず、早いとこお風呂に入ろうよ。僕ら仲良く三人でさ、裸の付き合いといこう」
そうして、俺はついに『呪術師』桃川小太郎との、対話のテーブルへとつくに至った。




