3話 会議
8月15日2300 駐屯地生活隊舎
私は簡易ベッドで横たわっていた。
次の日には中国軍が侵入したという
岡山の津山に車両で部隊ごと移動する。
23時を過ぎ消灯のラッパが鳴り
私は駐屯地のベッドに
横になった。
筑摩曹長言葉が気がかりだった。
「「決定が早すぎるんだ」」
それは私も違和感を感じている所だった。
声が私の心に反響し眠りを妨げようとするが
「「明日は早いから」」という意思の力で
無理やりまどろみに誘導していく、
何より今日のやり取りで
私は精神的に疲れていた。
結論から言おう。
我々自衛隊の情報は親中派の政治家と官僚によって
売られていた。
この日の事を私は鮮烈に覚えている。
なぜなら、この日を境に我々の小隊が
本格的に戦闘を経験する事になる。
敵がどのようなものなのか
ありとあらゆる手を使い我々に揺さぶりをかけてきた事が
私の心を十字架の様に縛り付けている。
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8月16日0500 駐屯地生活隊舎~勤務隊舎
朝起床してからすぐにパンが配られ
各人に割り当てられた作業を行う。
大抵の物は前日に車両に積載しており
あとは個人用の装備くらいなので
対して時間はかからない。
連隊は4つの中隊に別れているが
その中で3つの中隊が
今回の任務に割り振られることになっていた。
3中隊は何かあった際の即応予備である。
香川県から高機動車に乗って
約4時間、岡山県には大規模な演習場がある。
そこに中、四国から各陸上自衛隊隊員が集まっていた。
古い木造の施設がありそこで寝泊まりをする形になった。
ここから複数の部隊に任務が割り振られるらしい。
宿営の準備をして次の指示を待っていると
紀伊3尉が宿舎に入ってくる。
「小隊集まってくれ、これからミーティングをする」
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