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1話 台湾有事

202X年8月15日0800 駐屯地グラウンド


私、長門 朝日は陸上自衛隊の3等陸曹だった。


香川県駐屯地


そのグラウンドで駐屯地の長たる

駐屯地司令の話を聞いていた。


ちょうど一年前にあたるその日

台湾有事は起きた。


中国人民解放軍の空挺部隊による奇襲は成功し


台湾の行政施設などの

中枢部を制圧。



僅か3日で

台湾は制圧された。



ここ数日で中国海軍によって

日本海側の制海権を取られ


日本海沿岸部への強襲上陸の

圧力は強まっている。


駐屯地内で駐屯地司令から

話される現実は背筋が寒く

なるようなものであり



駐屯地内全員が集まったの

あろう数千人の隊員達も

それは皆同じようだった。


駐屯地司令が語っている内容は

テレビでアナウンサーや評論家が

語っている楽観的なものとは全く違っていた。



その日は私の誕生日だった。

28歳になる。


いつもの年であれば

盆休みの期間だ。


2週間の長期休暇。


実家に帰省し

妻と子供、両親と一緒に

誕生日を祝ってもらう。



例年通りそうなる

予定だった。


現実がピシリと音立てて

崩れていく音を私は聞いていた。


駐屯地司令の話が終わり

部隊は解散となった。



口の中には

ほろ苦く薄気味の悪い

胃酸の味がした。


日中の

蝉の声がけたたましく鳴り響き



いつもであれば

夏の風物詩であり

子供の頃の夏休みを思い出す

メロディーだったが


それが今は

蝉以外の音が静まり返り

その場を支配している

不愉快な音に感じられた。


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