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六道プリンセス!(なろう版)  作者: XX
第3章 餓鬼道と阿修羅道の戦士! グラトニープリンセス&バーサーカープリンセス!
28/105

第28話 袋叩きと書いて浄化と読む★

さあ、発狂させて他責思考100%にしたから浄化だッ!

「オレハカワイソウナンダ! ムクワレテナインダー!」


 毒液を吐き散らし、発狂状態に陥るベノストーカー。


 そこに迫る4つの影。


 私……ヘルプリンセス。


 国生さん……ビーストプリンセス。


 咲さん……バーサーカープリンセス。


 萬田くん……グラトニープリンセス。


「オレヲイジメルナーッ!」


「黙れ他責思考の赤ちゃん人間ッ!」


 吐き捨てるように鳴き声を斬って捨て


 私はベノストーカーに接近し、肺いっぱいに空気を吸い込み、そして


「プリンセス叫喚地獄!」


 シャウトした。


 私の喉に籠った地獄のチカラ。

 私の特殊技能プリンセススキルの叫びに伴い、地獄の波動が発生。


 病院前道路のアスファルトを抉り、駐車している車の窓ガラスが吹き飛び、並んでいた自転車が残らずひしゃげ、破壊された。


 直撃を受けたベノストーカーは吹き飛ばされ。


 見れば分かると思うけど……


 全身の骨が砕け

 目玉が破裂し


 ぐにゃぐにゃになる。


「あ。あ、ああ……」


 それでも這いずるベノストーカー。


 そこにビーストプリンセスが接近し。


「この生ごみがっ! 思い知れッ!」


 巨馬の下半身で、その蹄を振り上げる。

 黒王号レベルの蹄がろくに動けないベノストーカーに叩き込まれていく。


「プリンセスナスカハイパークラッシュ!」


 そんなスキルシャウトと共に繰り出されるビーストプリンセスの蹄は。

 ベノストーカーの骨の砕けた胴体を踏み躙り、内臓を残らず破裂させていく。


「うぐいいいいい!!」


 おおよそ耳にしないような、悲鳴がその場に響き渡った。


 ビーストプリンセスの猛攻に、虫の息になるベノストーカー。


 そして、その首が……


 切断された!


「阿比須族滅流……腰斬ようざん!」


 いつの間にかベノストーカーとの間合いを詰め。

 真横に振り抜いた姿勢で刀を構えていたバーサーカープリンセス。

 納刀し、重々しくその奥義の名を口にする。


 ……見えなかったけど。

 多分本来は人体を胴体で一刀両断に切断する技なんだろう。

 それで首を刎ねたんだ。

 人間の胴体より太い、ベノストーカーの首を。


 失明し、胴体をぐちゃぐちゃにされ、斬首された。

 首はコロコロと転がり、止まり。

 そこで浄化を秒読みに控えるベノストーカーに。


「プリンセスサンブレード!」


 手から輝くレーザーブレードを立ち昇らせ。

 萬田くん、つまりグラトニープリンセスがベノストーカーに止めを刺した。


 その輝く光の刃を振り下ろして、ベノストーカーの切断頭部を正中線でカチ割ったのだ。


 アーッ!


 肺も無いはずなのに。

 ベノストーカーの頭部は最期にそんな鳴き声を発し。


 左右に倒れて爆散する。


 ……浄化完了!

妖魔獣に理解を一切示さず、全てお前が悪いと自覚させ発狂に追い込み。

集団暴行で浄化する。それが六道プリンセス。

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