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エッセイアラカルト

[考え]は考えないとほぼ考えつかない、という結論に至る(正式な作品タイトルの文字数が多すぎて入りきらないから、本文にずれ込んでしまった)

作者: 降井田むさし

◎作品タイトル◎[考え]って、考えても考えても考えつかないのに、考えてないときになぜかすぐに考えついて、あとで考えついた考えを思い出そうと、強く強く考えたけど、考えて考えてよく考え込まないと思い出せないから、考えたか考えてないかでいうと、考えた方に入り、[考え]は考えないとほぼ考えつかない、という結論に至る





トイレ。


シャワー。


歯磨き。


散歩。


サイクリング。


信号待ち。


電車待ち。


友達待ち。


レジ待ち。


アトラクション待ち。


寝入る直前布団。


朝起きる直前布団。


などなど。




頭がカラッポに近いとき。


アイデアが思い付く。


降ってくるように。


ただ、メモできない。


手ぶらが多いから。


メロディが降ってきたとき。


それも、厄介だ。


ボイスメモ、できないから。






トイレで用を足していたら、メモできない。


シャワーでびしょ濡れのとき、メモできない。


歯磨きの流れを遮ってまで、メモできない。


散歩中に、道端に立ち止まってまで、メモできない。


サイクリング中、メモするために止まるとおかしいので、メモできない。


信号待ちで、青になったら進みたいので、メモできない。


電車待ちは、電車待ちで、なんかメモできない。


友達待ちは、来ない友達が気になって、メモできない。


レジ待ちは、両手が塞がっている等で、メモできない。


アトラクション待ちは、仲間たちが楽しく話している空気のなか、メモできない。


寝入る直前布団は、わざわざ電気をつけてまで、メモできない。


朝起きる直前布団は、寝疲れでメモできない。





だから、自分の家で、ヒマな時間にメモしようとする。


でも、思い出せない。


すごくいいアイデアだと思っても、思い出せない。


いいアイデアは、メモしなくても忘れない。


とか言う人がいる。


でも、忘れちゃう。


上質アイデアが、バンバン降ってくるから。


同クオリティーのアイデアが、100個とか降ってきちゃうから。


一気に、降ってきちゃうから。


どうしようもない。



よく頭を使って思い付いたアイデアと。


降ってきたアイデアは、クオリティーが違う。


降ってくるアイデアは、すごい。


スマホと時間がある場面では、ほぼ降ってこない。


だからよく頭を使わないと、アイデアはカタチとして残せない。


実質、アイデアは脳を酷使しないと駄目、ということになる。




ちなみに、このエッセイの、長ったらしいタイトル。


『[考え]って、考えても考えても考えつかないのに、考えてないときになぜかすぐに考えついて、あとで考えついた考えを思い出そうと、強く強く考えたけど、考えて考えてよく考え込まないと思い出せないから、考えたか考えてないかでいうと、考えた方に入り、[考え]は考えないとほぼ考えつかない、という結論に至る』


は、仕事中に降ってきたやつだ。


忘れないように、忘れないようにと。


頻繁に思い出した。


それで、定着させた。


しっかりと、根付かせた。


午前中に降ってきたやつを、夜に家でまとめた。


定着していたのか、なんとかカタチにできた。




『考え』という言葉を18回使った、いいタイトルだと思う。我ながら。

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