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狐猫と旅する  作者: 風緑
71/166

第071話 荒れる魂魄と出発?


 出発予定日になったが私の【技能】が戻らないので更に一日滞在を延長する事になった。

 幸い日程には余裕が在るしノッ君も喜んだ。

 そしてお昼を大分過ぎ合頃にピコーンと音がして――


『ステータスと【技能】のクールタイムが終了しました』


 おお、やったと喜んだ。

 ジャンプしたら天井にぶち当たった。

 幸いにも壊さなかったがクラクラした。


 そしてステータス・ウィンドウが開いた。


【名前】ハクア


【種族】綿猫ファトラ・幼生体・陸尾


【年齢】0歳


【位階】伍


【LV】50 → 56


【気力】4834 → 9348


【理力】4821 → 9345


【霊力】5141 → 9947


【魔力】5145 → 9951


【SP】8757 → 10157


【技能】【真牙攻撃LV4】【真爪攻撃LV4】【真尻尾攻撃LV5】【真邪怨視攻撃LV3】【物理攻撃完全無効】【魔導攻撃完全無効】【状態異常強耐性LV4】【大地耐性LV1】【負傷回復速度大上昇LV3】【魔導力回復速度大上昇LV2】【体力回復速度大上昇LV3】【気力大上昇LV5】【理力大上昇LV5】【霊力大上昇LV5】【魔力大上昇LV5】【隠身】【気力大操作LV5】【理力大操作LV5】【霊力大操作LV5】【魔力大操作LV5】【気力大探知LV5】【理力大探知LV5】【霊力大探知LV5】【魔力大探知LV5】【暗視LV5】【閃駆】【金綱力体】【限界大突破LV4】【大気闘法LV4】【大理壁法LV4】【大霊吸法LV4】【大魔発法LV4】【大地竜力LV2】【亜空間機動】【千里眼LV7】【五感大強化LV8】【必中LV2】【閃きLV2】【不屈LV1】【変幻LV4】【火魔導LV10】【火炎魔導LV2】【風魔導LV10】【暴風魔導LV2】【水魔導LV10】【水流魔導LV4】【土魔導LV10】【大地魔導LV4】【空間魔導LV7】【無詠唱】【獲得経験値倍化】【獲得SP倍化】【星薙】(【真咬合威力最大上昇】【真斬撃威力最大上昇】【真打撃威力最大上昇】【真刺突威力最大上昇】)【強欲】【忍耐】【回帰】【藍】【絆】


【恩恵】【神智】(【翻訳】【検索】【鑑定】【探知】【瞬間完全記憶】【因果律操作】(【因果律演算】【因果律補正】)【超反射反応】【魂魄憑依】【思考跳躍】)


 ステータスが五桁の大台目前になってた。

 ギャバンとの戦い中にピコンピコンと良く鳴っていたが【技能】も大分【LV】が上がっている。

『マスター、復活おめでとうございます』


 おお、シルさん、心の友よ。

 再会出来て私も嬉しい、お祝いにナッツキャンディーを進呈だ。

『ありがとうございます』


『今日からまた仕事かー』

『ダリ―、もうちょっと休ませろ』

『―殺せ―壊せ―滅せよ―粉砕せよ―』

『よし三号、部屋で大人しくしておけ、お前は病人だ』

『ええい、気合を入れろ!貴様等!』

『私は命の尊さに目覚めた魔物も命、狩るのは良くない』

『燃えて来たゾ!今日は何処にカチコミだ?』

『そろそろコタツが欲しいだニャー』

『そんなもんがあるか、この馬鹿狐猫!』

『本体、冬にも一週間の冬休みを希望するー』


 ええい、喧しいぞ。

 【魂魄憑依】共、お前等は早速、仕事だ。

 一号と二号は【神智】さまの処理、四号は【魔導】の特訓、残りは他をフォローしつつ後で実験だ。


 ちゃんとやったらご褒美にホップでポップな映画のお供のポップコーンだ。


『『『『『『『『『わーい』』』』』』』』』

『わーいだニャ―』

 まったく、どうしてこうなったと騒がしい【魂魄憑依】に頭を抱える。


 テクテクと歩いているとセアラを発見、そういえば【位階】を上げたと言っていたのを思い出す。

 個人情報だが、知っておいた方が良い気がする。

 ちょっと申し訳なく思いつつ【鑑定】。


【名前】セアラ


【種族】人族ヒューマン・聖女


【年齢】11歳


【位階】肆


【LV】30 → 40


【気力】3120 → 4400


【理力】3120 → 4400


【霊力】5263 → 6783


【魔力】5264 → 6784


【SP】877 → 4637


【技能】【大杖術LV2】【大杖技LV2】【物理攻撃完全無効】【魔導攻撃完全無効】【状態異常完全無効】【大地耐性LV1】【負傷回復速度大上昇LV1】【体力回復速度大上昇LV1】【予見LV3】【超記憶LV3】【気力超上昇LV3】【理力超上昇LV3】【気力超操作LV3】【理力超操作LV3】【気力超探知LV3】【理力超探知LV3】【限界大突破LV1】【五感大強化LV3】【舞空LV3】【思考超加速LV3】【並列思考LV3】【因果律補正】【大地竜力LV3】【千里眼LV3】【獲得経験値倍化】【獲得SP倍化】【魔導秘奥本】(【無詠唱】【魔導力回復速度極限上昇】【霊力限界上昇】【魔力限界上昇】【霊吸神法】【魔発神法】【霊力操作極】【魔力操作極】【霊力探知極】【魔力探知極】【魔力究極集束】【魔導精密操作極】【聖光魔導威力最大上昇】【次元魔導威力最大上昇】【雷鳴魔導威力最大上昇】)【星魔】(【火魔導LV10】【火炎魔導LV5】【風魔導LV10】【暴風魔導LV5】【雷鳴魔導LV5】)【魔極】(【降臨】【快癒】【神威】【神域】)【絆】


【恩恵】【神眼】【光輝】【月光】


 【星薙】と【智慧】のお陰でステータスはこっちがまた上になった。

 でもセアラのステータスは本当に増えた、凄い。

 ギャバンとの戦いでセアラが覚えたのは恐らく【魔力究極集束】だろう、効果や雰囲気からそんな感じだ。


 そして新しく覚えた八つ。

 恐らくは【負傷回復速度大上昇LV1】【体力回復速度大上昇LV1】【限界大突破LV1】【因果律補正】【雷鳴魔導威力最大上昇】【魔導精密操作極】【星魔】【魔極】だろう。

 【星魔】と【魔極】は凄い、【星魔】は【全魔導適正】を付与、覚えた【魔導】を内方して【LV5】まで上昇、【LVUP】で【LV】×10の【霊力】と【魔力】のUPだ。


 【魔極】は【聖女技能】を内方【最終進化】させるらしい、セアラの持って居た【大運】【治癒】【大加護】【大結界】が【降臨】【快癒】【神威】【神域】に変わっている。

 加えて【智慧】【星魔】と同じで【LVUP】で【LV】×10の【霊力】と【魔力】のUPが付く。

 また【霊力】と【魔力】が抜かれる日も遠くないかも知れない。


 そんなパワーアップをしていたセアラ、完全に後衛職に向かってる。

 私のステータスも前衛より後衛向きだけど【技能】は完全に前衛方向だ。

 こうなれば接近戦をしつつ近距離で【魔導】を撃ちまくる、万能型を目指す。


 私自身の育成をそう決めているとセアラがやって来た。

 これから先日のリベンジにリーレンさんがクッキーを作るので私も一緒にどうかと言われた。

 狐猫が厨房に入るのは不味くないだろうかと思ったが構わないなら料理にも挑戦してみたい。


 セアラとメイドさんに付いて行く。

 序でにステータスと【技能】が復活した事を伝える。

「良かったです。ハクアが元気になって嬉しいです」


 うん、うん、セアラは良い子だ、ご褒美に最近のお気に入りな甘い木の実を上げよう。

 喜んで食べてくれた、可愛い。

 厨房に到着、準備をしていたリーレンさん、私を見るなり「ダメです」やっぱりね、抜け毛があるしね。


 因みに今日もリーレンさんはドレス姿だ。

 本当に何着準備してたんだろ?ノッ君。

 そして料理――お菓子を作るからエプロン装備、エプロンドレス、何だか新妻感がある。


 セアラは残念そうだがしょうがない、それにリーレンさんにも用事があったのだ。

 セアラに通訳してもらい私のお金を出してもらう。

 この前、貰った【悪魔蜘蛛デビルスパイダー】の糸のお金を払う為と言うと直ぐに出してくれた。


 メイドさんを探して伯爵邸をウロウロ、結構直ぐに見つかった。

 他のメイドさんに指示を出してる。

 かなり若く見えたけど、実は結構偉い人?


 兎も角、近寄って一声鳴いて咥えていたお金を渡す。

 中身を見て驚いて「いいです」と言われるが、コレも実験の一環なのだ。

 ほぼ無理矢理に渡す。


 「ありがとう」と受け取ってくれた。

 良かった、さて、【強欲】様の判定はどうだろう?

 私のお金だけど、私が管理してないお金、その結果は?


 ダメでした。

 ステータスがちょっぴり下がった。

 【強欲】様の判断は厳しい、僅かな減少でもそれが命取りになる可能性もある、気を付けよう。


 さて、次の実験だ、屋敷の庭に出て遠く飛ぶ魔物を【千里眼】で確認、D級の災害ハザードな【風切燕スライサースワロー】だ。

 手加減した【真邪怨視攻撃】で外見はそのまま、命だけ奪う、成功した。

 6匹を確保、さて、コレを――


 【魂魄憑依】五号よ。

『何だ?』

 コレに乗り移れるか?


『出来ると思うぞ』

 では、やってくれ。

『分かった』


 スッと体から何かが抜ける気配、そして死体になっていた【風切燕スライサースワロー】が動き出す。

『出来たぞ』

 よし、よし、では六号、七号、八号、九号、十号も続け。


『命をこんな粗末に酷い』

『面白そうだな』

『面倒だニャー』

『ちゃんとしろ駄狐猫』

『了解したが特別手当は出るんだろうな?本体』


 色々と言いながら【魂魄憑依】は私から抜け出して何とか目の前に6匹の【風切燕スライサースワロー】による部隊が出来た。

 では、お前達に任務を与える、この国を飛び回ってハミルトンの情報を得るのだ。

 どんな些細な事でも良い、よろしく頼む。


『了解した』

 五号は物分かりが良いな。

 扱いが楽で助かる。


『それは世界平和の為か?』

 世界は分からんが私達の平和の為だ。

『分かった』

 六号は理想主義っぽい?よく分からん。


『殴り込みだな!命取って来るぜ!』

 余計な敵を増やすな、あくまで偵察、隠密、慎重に行動だ。

 七号はこれ喧嘩っ早い不良か危ない893屋さん見たいだ、何でこんなのが私の中に?と思う。


『ミャ―はご褒美にチュールが欲しいだニャ―』

 私は人間だったから猫の食い物の記憶などない、鰹節か鮪節で勘弁してくれ。

『じゃあ、それでいいだニャ―』

 と、言う、何だか完全に猫だ、前世の私は犬派だったんだが、ホントは猫が好きだった?狐猫になってるし…分からん。


『本体、あんまり八号を甘やかすな!躾が面倒だ!』

 うん、分かったから九号も八号ばかり構ってないで自分の仕事をしろよ?

 まるで何だか飼い主見たいだぞ?と言っておく。


 そして最後の十号。

『本体、出張手当と危険手当、残業代に時間外労働手当他諸々は出るんだろうな?』

 うん、お前がそれを貰ってどうするのか分からんが満足なら出すぞと言っておく。


 そしてどうにか6羽は飛び立った。

 何だか自分の【技能】なのに面倒極まりない。

 どうしてこうなったと思う。


『なぁ、本体』

 どうした?一号。

『私達は?』


 お前等は変わらずに私の中で【神智】様の維持と【狂乱】の封印、【魔導】の特訓だ。

『酷い!横暴だ!』

『私達にも自由の翼を!魂権を主張する!』

『殺せっ!壊せっ!滅せよっ!粉砕せよっ!』

『あああ、三号がまた暴走した、本体っ!どうしてくれるっ!コイツの世話をしながら【魔導】の特訓は大変なんだぞ!』


 知るかーーーーーっ!!


 と、叫ぶ私、ホントにどうしてこうなった?

 取り合えず、約束してたご褒美のポップコーンを上げたら大人しくなった。

 何かこいつ等を扱いやすくする【技能】ってないかな?


 夜、今度こそハーメルで最後の晩餐。

 セアラは聖女の正装、ノッ君も正装、リーレンさんはお召し返して真っ白なドレスだ。

 髪も結い上げてなんだかウェディングドレス見たいだ、凄い綺麗。


 見惚れちゃう。

 セアラも「リーレン、素敵ですね」と言ってる。

 そして今日は晩餐と言ってもパーティーだ、しかもダンスパーティー。


 音楽に合わせて沢山の人が踊ってる。

 勿論、リーレンさんとノッ君も踊ってる。

 楽しそうだ。


 私とセアラは壁の花、私は元々、踊れやしない狐猫だし、セアラはまだダンスをちゃんと習ってないらしい。

 でもリーレンさんと二度踊った後にノッ君がセアラをダンスに誘った。

 身長差があるし、服装もダンスに向いてないけどセアラは一生懸命、ノッ君に付いて行った。


 本当にまだまだだけどセアラは頑張った。

 皆が小さな聖女を微笑ましく見守った。

 こうなればこちらも負けて居られない。


 さぁ、お姫様、今度は私と踊りましょうとセアラの前に立つ。

 ブンブンと振り回された、地面に足は付かないし、手も片手しか繋げないからグルングルンと回った。

 ダンスとはこれ程にハードなのかと悟った、先程はノッ君に付いて行くのに必死だったセアラは私相手だと自由に綺麗にステップを踏む、何だか妖精が踊ってるようだ、私に見る余裕は無いけど、沢山の人に楽しそうに見守られて私とセアラのダンス?は終わった。


 ダンスも食事も終わればもう皆が自由だ。

 思い思いに過ごす、私とセアラはテーブルで、お菓子と木の実を夫々に摘まむ。

 一方でリーレンさんとノッ君はテラスでお酒を片手に話し合ってる。


 聞こうと思えば聞ける距離だけどそこまで私も野暮じゃない。

 黙ってセアラと二人の様子を見る。

 でも、結構なペースで二人共カパカパとお酒を飲んでる、大丈夫かな?と思った。


 大丈夫じゃなかった、ノッ君はリーレンさんに抱き着いて泣き出し、リーレンさんは笑いながらノッ君の背中を叩く。

 泣き上戸と笑い上戸かぁと思う。

 因みにセアラの瞳は二人が持つお酒をロックオン、ダメです、飲んじゃいけません。


 セアラにお酒はまだ早い、20いや、この世界だと15まで、飲むことは許されないのですと私はガード。

 そしてそのままセアラがお酒を飲む事は無く、リーレンさんは笑い、ノッ君は泣き、私はちょっと何してるんだろうと思いつつ最後の晩餐――パーティーは終わった。

 翌朝、今度こそは旅立ちの日、ノッ君は昨日、泣きまくった性か目がまだ赤い。


 一方でリーレンさんは久々の鎧姿で頼もしく思える、何だか凄くスッキリして見える。

 セアラが手を差し出してノッ君が握る、二人とも笑顔だ。

「それではノットレザンジュ様、お世話になりました」


「此方こそ、楽しい日々でした早ければ来年の2月にそうでなければ来年のこの時期にまた必ず」

「はい、私も次の再会を楽しみにしています」

 手を離して今度はリーレンさんとノッ君が向かい合う。


「リーン、約束は必ず」

「はい、私の魂は剣を捧げた主の物ですが、想う心は貴方の物です。ノッジュ」

 騎士の礼をするリーレンさん、黙って頷くノッ君、そして二人は別れて私達は次の街へと向かって進みだした。

狐猫の小話

ダンスって結構、疲れるらしいですね。

風緑は格闘技は習ってましたがダンスは未体験、どんな物なんでしょう?

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― 新着の感想 ―
[一言] 個性豊かな面々。 アバターは縛ってなさそう。どうにもバイトを頼む感覚のように思えます。
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