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狐猫と旅する  作者: 風緑
68/166

第068話 S級暗殺者対最強コンビ?


 馬車の屋根の上から私とセアラの2人が男の姿を見る。

 目の前に居るのに本当に存在感が無いというか、影が薄い。

 少しでも眼を離すと見失いそうだ。


「フフフ」

 何か面白そうに笑っているがめっちゃ怖い。

 今迄、相手をしてきた暗殺者が子供の様だ。


「聖女様!何事ですか?」

「リーン!」

 飛び出そうとするリーレンさんをノッ君が抑える。


「リーレン、ノットレザンジュ様、目の前の男がギャバンの様です」

 馬車の屋根から地面に飛び降り、私も続いた所でセアラが2人に言った。

 2人とも「「なっ?!」」と言う顔をする。


「どうやって封鎖したハーメルから外へ…」

「聖女様!それより此処は…」

 セアラをどうにか逃がそうとするリーレンさんに笑って彼女は言う。


「此処は私とハクアで抑えます。その間にお二人はハーメルに援軍を、後方から砦の騎士達も来てくれる筈、それまで耐えるだけなら大丈夫です」

「ですが!」

 尚も何かを言おうとしたリーレンさんをノッ君が止める。


「聖女様、大丈夫なのですね?」

「はい、必ず」

 真剣な顔で尋ねるノッ君にセアラが笑顔を向け私も「ミミミ」(早く)と鳴く。


「分かりました。出せっ!」

「はいっ!」

「聖女様、必ず、必ず無事でっ!」


 そう声を張り上げて走って行くシルバーとズィルバー、リーレンさんとノッ君に御者さん。

 ソレ追おうとしたギャバンの目の前に【亜空間機動】で転移。

「!」


 行かせんと【真尻尾攻撃】四連打、それと互角に打ち合うギャバンの一本槍。

 尻尾四本対槍一本で互角とかとんでもないわーと思う。

 でも時間は稼いだ、馬車はもう見えない。


 私はセアラの隣に戻る。

 この間にセアラは【霊吸神法】【魔発神法】【大地竜力LV1】を起動、更にステータスを上げる。

 私も続けて【大気闘法LV3】【大理壁法LV3】【大霊吸法LV3】【大魔発法LV3】【大地竜力LV1】を使い、セアラが【大加護LV1】を発動、コレでステータスは――


【名前】ハクア


【種族】綿猫ファトラ・幼生体・陸尾


【年齢】0歳


【位階】伍


【LV】43 → 50


【気力】3109 → 4834 → 9668 → 10068


【理力】3096 → 4821 → 9642 → 10522


【霊力】3304 → 5141 → 10282 → 10682


【魔力】3308 → 5145 → 10290 → 10690


【SP】3705 → 8780


【技能】【真牙攻撃LV3】【真爪攻撃LV3】【真尻尾攻撃LV3】【真邪怨視攻撃LV2】【物理攻撃完全無効】【魔導攻撃完全無効】【状態異常強耐性LV3】【大地耐性LV1】【負傷回復速度大上昇LV2】【魔導力回復速度大上昇LV1】【体力回復速度大上昇LV2】【気力大上昇LV2】【理力大上昇LV2】【霊力大上昇LV2】【魔力大上昇LV2】【隠身】【気力大操作LV3】【理力大操作LV3】【霊力大操作LV3】【魔力大操作LV3】【気力大探知LV3】【理力大探知LV3】【霊力大探知LV3】【魔力大探知LV3】【暗視LV3】【閃駆】【金綱力体】【限界大突破LV2】【大気闘法LV3】【大理壁法LV3】【大霊吸法LV3】【大魔発法LV3】【大地竜力LV1】【亜空間機動】【千里眼LV6】【五感大強化LV7】【必中LV1】【閃きLV1】【変幻LV2】【火魔導LV10】【火炎魔導LV1】【風魔導LV10】【暴風魔導LV1】【水魔導LV10】【水流魔導LV3】【土魔導LV10】【大地魔導LV3】【空間魔導LV6】【無詠唱】【獲得経験値倍化】【獲得SP倍化】【星薙】(【真咬合威力最大上昇】【真斬撃威力最大上昇】【真打撃威力最大上昇】【真刺突威力最大上昇】)【強欲】【忍耐】【回帰】【藍】【絆】


【恩恵】【神智】(【翻訳】【検索】【鑑定】【探知】【瞬間完全記憶】【因果律操作】(【因果律演算】【因果律補正】)【超反射反応】【魂魄憑依】【思考跳躍】)


【名前】セアラ


【種族】人族ヒューマン・聖女


【年齢】11歳


【位階】参


【LV】30 → 30


【気力】2570 → 3120 → 6240 → 6340


【理力】2570 → 3120 → 6240 → 6640


【霊力】4713 → 5263 → 10526 → 16626


【魔力】4714 → 5264 → 10528 → 16628


【SP】877 → 877


【技能】【大杖術LV1】【大杖技LV1】【物理攻撃完全無効】【魔導攻撃完全無効】【状態異常完全無効】【大地耐性LV1】【予見LV1】【超記憶LV1】【気力超上昇LV1】【理力超上昇LV1】【気力超操作LV1】【理力超操作LV1】【気力超探知LV1】【理力超探知LV1】【五感大強化LV1】【舞空LV1】【火魔導LV10】【火炎魔導LV1】【風魔導LV10】【暴風魔導LV1】【雷鳴魔導LV1】【思考超加速LV1】【並列思考LV1】【大地竜力LV1】【千里眼LV1】【大運LV1】【治癒LV1】【大加護LV1】【大結界】【獲得経験値倍化】【獲得SP倍化】【魔導秘奥本】(【無詠唱】【魔導力回復速度極限上昇】【霊力限界上昇】【魔力限界上昇】【霊吸神法】【魔発神法】【霊力操作極】【魔力操作極】【霊力探知極】【魔力探知極】【聖光魔導威力最大上昇】【次元魔導威力最大上昇】)【絆】


【恩恵】【神眼】【光輝】【月光】


 ――と、なった。

 だが、ギャバンのステータスも――


【名前】ギャバン


【種族】人族ヒューマン・暗殺者S級


【年齢】48歳


【位階】碌


【LV】64


【気力】7901 → 10676


【理力】7877 → 10646


【霊力】7098 → 9672


【魔力】7122 → 9702


【SP】77


【技能】【真槍術LV8】【真槍技LV9】【真邪怨攻撃LV9】【斬撃威力超上昇LV6】【刺突威力超上昇LV7】【呪攻撃威力超上昇LV6】【物理攻撃耐性LV8】【魔導攻撃耐性LV7】【状態異常強耐性LV7】【属性攻撃耐性LV6】【負傷回復速度超上昇LV2】【魔導力回復速度超上昇LV1】【体力回復速度超上昇LV2】【気力超上昇LV8】【理力超上昇LV8】【霊力超上昇LV5】【魔力超上昇LV5】【隠身】【超記憶LV7】【気力超操作LV7】【理力超操作LV7】【霊力超操作LV7】【魔力超操作LV7】【気力超探知LV7】【理力超探知LV7】【霊力超探知LV7】【魔力超探知LV7】【視覚領域拡張】【疾駆LV7】【限界大突破LV9】【大四力法LV8】【四竜力LV5】【空間機動LV6】【予知LV5】【超反応LV5】【万里眼LV4】【並列思考LV5】【思考超加速LV6】【五感超強化LV5】【確率超補正LV5】【必中LV5】【閃きLV5】【鑑定LV10】【検索LV10】【空間超把握LV5】【無音LV10】【無臭LV10】【邪眼LV9】【水魔導LV10】【水流魔導LV10】【刻魔導LV3】【詠唱半減LV8】【神属性纏LV6】


【恩恵】【薄影】


 ――と、なっている。

 くそ、【大四力法LV8】【四竜力LV5】だなと【叡智】を改め【神智】で確認。

 【大四力法LV8】はステータスを全て戦闘中に800UP、【四竜力LV5】は効果時間30分でステータス25%UPだ。


 ステータスはセアラが【霊力】【魔力】で圧倒的に勝ってるが他は負けてたり何とか勝ってる程度だ。

 非常に苦しい、戦闘経験の差もあるだろう。

 向こうは48歳、こちらは零歳と11歳だ、勝てる気がしない――でも、何でかな?


「ハクア」

「ミミ?」(何?)

「私、応援が来るまで持ちこたえると言いましたけど、別に倒しちゃっても構わないですよね?」


「ミィミミ!」(当然!)

 そうだ、私達2人なら負ける気がしない。

 S級暗殺者が何だ、私達ならやれる。


 そんな自信を漲らせ私とセアラはギャバンに突っ込んだ。

 【舞空】で空を舞うセアラが【魔導】の砲撃。

 流石に喰らうとマズイと思ってか避ける。


 其処へ襲い掛かる私、既に牙には『火纏ファイアエンチャント』両手の爪には『風纏ウィンドエンチャント』四本の尻尾にも夫々『火纏ファイアエンチャント』と『風纏ウィンドエンチャント』が掛けられている。

 惜し負けたりしない。

 勝つという意思を漲らせた攻撃、ギャバンは笑って応戦した。


「フハハハハハ!!!いいなぁ、白い獣!お前は丸で人間だ!【LV】がある、【位階】がある、【SP】まで大量に貯め込んでる!人殺しにしか興味のない俺が初めて魔物に興味を持った!【位階】を上げたお前なら嘸かしいい経験値エサになるだろうと待った。詰まらん人とも思えない聖女の殺しより遥かに楽しい!精々足掻け!」

「ミィミミミィ!ミィミミミィ!」(喧しいわ!狂人!)

 そんな理由で私達を襲わずに放置して居たのかと悟った。


 接近戦をしながら最近になってやっと覚えた『火魔導』『風魔導』、【SP】を使って既に『火炎魔導』と『暴風魔導』を覚えてる。

 これに『水流魔導』と『大地魔導』を加えた『火炎矢ファイアアロー』『暴風矢ウィンドアロー』『水流矢ウォーターアロー』『大地矢アースアロー』を【並列思考】から【魂魄憑依】に最終進化した“私”の無意識ペルソナに操作させて連射。


『撃て、撃て、撃て、撃て!』

『弾幕薄いぞ!何やってんだ!』

『―殺せ―壊せ―滅せよ―粉砕せよ―』

『落ち着け三号、ほらしっかりしろ、暗い部屋に閉じ籠るな』

『お前等もっとキリキリと働け!』

『暴力反対!此処は平和的に話し合いで決着を!』

『拳で語り合うんだよ!それで大体は解決する!』

『頑張るんだニャー、ミャーはお昼寝するんだニャー』

『寝るな!仕事しろ駄狐猫!』

『本体に労働環境の改善と待遇の見直しを要求するー』


 ええい、戦闘中に喧しいわ!私の中の私共!我が心の友、喋る技能はシルさん一人で良いというのに何でこうなった?!

 兎も角、後でご褒美上げるから今は仕事だ、ご褒美はカルッとサクッで薄味な美味しいカールだ。


『『『『『『『『『わーい!』』』』』』』』』

『わーいだニャー!』


 今迄は冗談でご褒美を上げる妄想をしていたが実際に上げられてたらしい、私は二度と食えないというのに残念だ。

 何だか変なのも混ざってるが全部が私の一面らしい、なんだろう、私ってこういう一面があったのかなぁ?という気がする。

 因みに【魂魄憑依】の名前通りに他の者に憑依させて操る事も可能だ、やる機会があるかどうかわからないけど、基本的には【並列思考】と同じ扱い、頑張って360日24時間労働だ。


『本体から今、邪念を感じた』

 気のせいだ、それよりセアラを護る為だ頑張れ私達。

『『『『『『『『『ラジャー』』』』』』』』』

『ラジャーだニャー』


 ご褒美とセアラの為と言うと頑張る私達、今更ながら私ってホントにセアラが好きなんだなーと思う。

『マスター警戒を、敵は次に攻撃を【真邪怨攻撃】に切り替えてきます。また『水流魔導』『刻魔導』の使用も予想されます』

 おお、心の友、シルさん、的確な情報をありがとう、ご褒美にポンカンキャンディーを上げよう。

『ありがとうございます』


 シルさんの予測通りに【真邪怨攻撃】に切り替えて来たギャバン、此方も負けずに【真邪怨視攻撃】を追加だ。

 でも私の攻撃など、微々たるダメージ、脅威なのはセアラの【魔導】だ。

 此方が足を止めると私事、セアラの特大の『火炎矢ファイアアロー』『暴風矢ウィンドアロー』が飛んできて諸共に吹き飛ばす。


 私は【魔導攻撃完全無効】を持って居るので平気だがギャバンは持ってない。

 こちらのダメージは大きいようだ。

 流石に6000程も差があると十分な効果がある。


 吹き飛ばされて間合いが開くが直ぐに【亜空間機動】か『短距離転移ショートジャンプ』で間合いを詰める。

 回復の隙は与えない!

 再び私との接近戦、だがギャバンは窮地な筈なのに笑っていて楽しそうだ。


 完全にバトルジャンキーだ。

 私も最強は目指したいけどこんなには成りたくない。

 其処に再びセアラの【魔導】だが、先程までとちょっと違う。


 極大の矢が散弾の様に降り注いで居たのが集束している。

 私もセアラの放った『火炎矢ファイアアロー』『暴風矢ウィンドアロー』に撃たれるがやはり【魔導攻撃完全無効】で無傷。

 一方でギャバンは全身が焦げて倒れ伏してる。


 コレは行けたかな?と思う。

 多分、セアラが新しい【魔導】を覚えたか【技能】を獲得したのだと察した。

 土壇場での成長、頼もしい、流石はセアラだ。


『マスター、まだ終わっていません。今の内に【技能】【限界大突破】の【LVUP】を』

 おっと、そうだったと私は慌てる、ギャバンの【限界大突破】は【LV9】、対して私は【LV2】だ。

 効果時間がギャバンは280秒、私は140秒と倍の差がある、使われる前に上げねばと考える。


 早速、ステータス・ウィンドウをオープン。

 【技能】【限界第突破LV2】をLVさ――と、言おうとした所でブワッと熱風が吹いた。

 ギャバンが起き上がる、肌色だった皮膚を少し赤くして蒸気の様な煙が出ている。


 マズ、【限界大突破】を使われた。

 しかも【神属性纏】も使ってる。

 アレは危険だ、私やセアラの【物理攻撃完全無効】を突破してくる【LV6】だから効果は12分。


 ヤバイと思った瞬間にギャバンは飛び上がった、狙いは私じゃない?セアラだ!

 セアラは迎え撃った、『火炎矢ファイアアロー』『暴風矢ウィンドアロー』が放たれるが先程までと違い効果が薄い、【限界突破】でステータスが倍になったからだ、上回れている。

 【大結界】で身を守る、暫くは耐えた、だが砕かれる。


 漆黒の狂槍がセアラを貫こうと迫る。

 セアラは脅えず、怯まず、逃げない。

 【亜空間機動】で隣に転移した私がセアラを突き飛ばす。


 次の瞬間、ギャバンの槍が私を貫いた。

狐猫の小話

【並列思考】は【魂魄分裂】から【魂魄憑依】に最終進化です。

本来はもっと本体――主人に忠実です。

狐猫の【魂魄憑依】が自我が強くて特別です。

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― 新着の感想 ―
[一言] 3号の狂気は晴れず。 きっとその必要があったのだろうと思います。
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