第059話 四度目の技能取得と聖女二度目の試練?
自称:神様(仮)は消えた。
今回は何だか色々と腹が立ったがまた今度会った時にぶつけるとして仕舞い込む。
さて、それよりも本命だ。
またピコーンと音が鳴り出しサッと見る。
ウィンドウが開く。
『試練の突破おめでとうございます。報酬が授与されます。【位階】が肆になります。【気力】【理力】【霊力】【魔力】【SP】にボーナスが入ります。また以下の中から八つの【技能】をお選びください。【技能】が付与されます。また特別報酬として選択した【技能】を一つ最大値迄強化致します。ご選択下さい』
良しと思いながら並ぶ技能を見る。
【激毒耐性】【超麻痺耐性】【超睡眠耐性】【超石化耐性】【超睡眠耐性】【大呪耐性】【火炎耐性】【水流耐性】【暴風耐性】【大地耐性】【猛毒牙攻撃】【大麻痺爪攻撃】【咬合威力上昇】【斬撃威力上昇】【打撃威力上昇】【刺突威力上昇】【状態異常効果上昇】【負傷回復速度超上昇】【魔導力回復速度上昇】【体力回復速度超上昇】【気力超上昇】【理力超上昇】【霊力超上昇】【魔力超上昇】【火炎息吹】【氷河息吹】【雷鳴息吹】【超気闘法】【超理壁法】【超霊吸法】【超魔発法】【大収納】【気力超操作】【理力超操作】【霊力超操作】【魔力超操作】【火魔導】【風魔導】【治癒魔導】【詠唱短縮】【妨害念波】【治癒】【大加護】【祝福】【大障壁】【付与】【念話】【限界突破】【魔力解放】【潜在能力解放】【気力超感知】【理力超感知】【霊力超感知】【魔力超感知】【確率大補正】【命中】【回避】【空間把握】【予知】【念動】【無音】【無臭】【変化】【浮遊】【操毛】【遊泳】【魔眼】【看破】【獲得経験値上昇】【獲得SP上昇】【藍】
色々とあるが、進化系の技能はパスだ。
覚えていない物だけを絞り込む。
【叡智】で【技能】も詳細が調べられるようになった、助かる。
【大呪耐性】は一応、確保、コレで状態異常はコンプリートだ。
【属性耐性】はパス、欲しいけど勿体無い、避ければいい。
【猛毒牙攻撃】と【大麻痺爪攻撃】もパス、【威力上昇】か、ちょっと欲しいがまぁ、無くても多分、大丈夫。
【回復速度上昇】は【魔導力回復速度上昇】を確保、コレでコンプだ。
【治癒魔導】、【治癒】とどっちが得だろう?
セアラの【恩恵】【月光】は自分には掛けられないらしい。
もしもの為にどちらかは欲しい。
【詠唱短縮】は『最大値強化』の候補だ、是非とも欲しい。
【妨害念波】は何だろう?【叡智】さんで【鑑定】、敵の【魔導】を妨害か、【魔導攻撃完全無効】があるから要らないな。
【限界突破】は敵に使われて苦労したから欲しい所だ、余裕が在ったら獲ろう。
【魔力解放】は一発限りの博打だ、パス。
【潜在能力解放】また【鑑定】、ふむふむ、自身の【潜在能力】を解放、反動在りか、ちょっと危険だな、放置。
後は…【変化】、体を変形出来るか、四本目の尻尾も大きくなってきたところだ、コレで小さく出来るなら有り難い。
【操毛】は自分の毛を自在に操れる、抜け毛の心配が無くなりそうだ。
気になっていた【魔眼】は敵の【魔導】を【封印】できるのか、【魔導攻撃完全無効】があるから要らなかった、獲らずにいて良かった。
セアラの持ってる【獲得経験値上昇】【獲得SP上昇】が私にも、確保決定。
最後に【藍】?何だコリャ?【原色技能】?使用方法は――――――――――――――――――。
敵一体を確殺、全ての無効を突破、使うと1週間のクールタイム。
使い方が不明だが、強そうだ。
取り合えずは【大呪耐性】【魔導力回復速度上昇】【詠唱短縮】【限界突破】【変化】【獲得経験値上昇】【獲得SP上昇】【藍】の八つに決定。
治癒はお金が有るから【最高級回復薬】を買い込もう。
じゃあ、コレでお願いしまーす。
『確認しました。では【大呪耐性LV1】【魔導力回復速度上昇LV1】【詠唱短縮LV1】【限界突破LV1】【変化LV1】【獲得経験値上昇LV1】【獲得SP上昇LV1】【藍】をお授けします。次に所持【技能】から最大値迄強化する【技能】をご選択下さい』
じゃあ、【詠唱短縮LV1】を頼みます。
『確認しました。【詠唱短縮LV1】を【詠唱短縮LV10】にUPします。【詠唱半減LV1】に進化しました。【詠唱半減LV1】を【詠唱半減LV10】にUPします。【詠唱不要LV1】に進化しました。【詠唱不要LV1】を【詠唱不要LV10】にUPします。【無詠唱】に進化しました。最大強化を終了します。ご利用ありがとうございました』
良しっ!
完璧だと思う。
コレで取り合えず習得は終了だ。
後は獲った【技能】を強化して…
【名前】ハクア
【種族】綿猫・幼生体・伍尾
【年齢】0歳
【位階】肆
【LV】40 → 40
【気力】1901 → 2601
【理力】1888 → 2588
【霊力】2048 → 2748
【魔力】2052 → 2752
【SP】2217 → 2917
【技能】【真牙攻撃LV1】【真爪攻撃LV1】【真尻尾攻撃LV1】【真邪怨視攻撃LV1】【猛毒物耐性LV1】【大麻痺耐性LV1】【大石化耐性LV1】【大睡眠耐性LV1】【大呪耐性LV1】【負傷回復速度大上昇LV1】【魔導力回復速度大上昇LV1】【体力回復速度大上昇LV1】【気力大上昇LV1】【理力大上昇LV1】【霊力大上昇LV1】【魔力大上昇LV1】【隠身】【超記憶LV6】【気力大操作LV1】【理力大操作LV1】【霊力大操作LV1】【魔力大操作LV1】【気力大探知LV1】【理力大探知LV1】【霊力大探知LV1】【魔力大探知LV1】【暗視LV1】【閃駆】【金綱力体】【限界大突破LV1】【大気闘法LV1】【大理壁法LV1】【大霊吸法LV1】【大魔発法LV1】【物理攻撃完全無効】【魔導攻撃完全無効】【亜空間機動】【予見LV1】【大反応LV1】【千里眼LV5】【並列思考LV7】【思考跳躍】【五感大強化LV5】【変幻LV1】【叡智】【水魔導LV10】【水流魔導LV1】【土魔導LV10】【大地魔導LV1】【空間魔導LV4】【無詠唱】【獲得経験値倍化】【獲得SP倍化】【強欲】【忍耐】【回帰】【藍】【絆】
かなりのパワーアップだと思う。
特に【無詠唱】は有難い。
連射が楽になる。
バンバン使ってLVを上げるよ。
【火魔導】と【風魔導】もいい加減に覚えられると思う。
特訓はコツコツ続けてる。
さて、そろそろ戻る頃合いだ。
次も出来るだけ早く来たいと思う。
そして私は光に包まれた。
戻って来たー。
しんどかった。
あ、泥が落ちきってない。
くそ、【洗浄】、【乾燥】。
コレで安心。
おやすみなさーい。
朝になった。
朝食後にセアラは【試練】だ。
流石に前回のような事は無いだろうと信じる。
でも前回がちょっとトラウマなのか緊張して見える。
まぁ、自称:神様(仮)があれではねぇ、大丈夫と思うが、信じるが、やっぱり心配だ。
リーレンさんも心配そうだ。
でも朝食が終わって時間が来る。
すぅー、はぁーと深呼吸した後にセアラが「行きます」と言った。
「お気を付けて」
リーレンさんが言う。
「ミィミミミィミミミィミミィミ?ミィミミ?」(壁を壊すならハンマーだよね?持ってく?)
【空間収納】からでっかいハンマーを取り出して尻尾で掲げる。
「要りません!どこから出したんですか?それは?」
お気に召さなかったようだ。
残念。
でも緊張は少しほぐれた様だ。
セアラが光りに包まれる。
「ミィミ、ミィィミィミィミィ!」(セアラ、壁なんかぶっ壊せ!)
「はい!」
セアラは笑った。
私とリーレンさんも笑って送り出す。
セアラを信じる。
◇
光りに包まれた後に目の前に映ったのは大神殿の礼拝堂だった。
此処に出たという事は私の壁とはやはり――と、思う。
『…来たか』
『試練の神』の声がする。
前と同じだ、歓迎はされてない。
「はい、参りました」
堂々と答える。
私は大聖女様のお義母様の希望を叶える為に此処に居るのだ。
その為、ならばどんな事であろうとも――。
『…再び試練に挑む者よ。良くぞ来た』
口上が始まる。
黙って聞き入る。
『…この短い間にLVを上げ良くぞ。二度目の試練に挑む決断をした。汝の決意に改めて敬意を表する』
本当にあっという間だった。
前までの自分が嘘の様だ。
全てがハクアのお陰だ。
ハクアは自分の秘密を全部話してくれたのに私は自分の秘密を何も言ってない。
私は酷い友人だ。
『…第二の試練は汝の壁と戦ってもらう。これは汝が目指す存在が実体化したモノである。見事、打ち破って見せるが良い』
その言葉と同時に再び黒い靄が集まって行った。
それはまた私の知る姿を取って行った。
やはり――と、思う。
目の前の存在。
私の心の支え。
「お義母様」
セリアーナ大聖女様とは呼ばなかった。
この『試練の神』しか見ていない場なら良いだろう。
すぐさまお義母様の影が自身に【付与】を掛ける。
【結界】【祝福】【大加護】【鼓舞】【勇気】等だ。
負けられない、此方も急いで【付与】を掛ける。
【祝福】、【加護】に【大結界】、私の使えない魔導まで使い熟すお義母様。
だけど、私にもお義母様の使えない力がある。
【恩恵】【光輝】のステータスが倍になる効果が発動。
本物のお義母様ならそれでも手も足も出ない筈だが【試練】様に【LV20】の私に調整されている筈だ、隙はある!
『アストラーデの聖杖』を両手に接近戦を挑む。
お義母様は【火魔導】【水魔導】【火炎魔導】【水流魔導】【生命魔導】【光魔導】を扱う、弱くなっていても扱う【技能】は変わらない。
勝ち目があるのは接近戦だけだ。
近付く!と接近する。
お義母様が手にする『アストラーデの聖杖』から【光魔導LV5】【光力】で底上げされた【光魔導LV1】【光弾】が連射される。
【大結界】が全て弾く、小動もしない。
ハクアがまた【位階】を上げて私を強くしてくれたと悟った。
負けられない、助けられてばかりじゃダメだ。
並び立つ存在に、護り護られる仲に、真に友人になるのだと誓う。
やっと接近戦の間合いに入る。
お義母様が『アストラーデの聖杖』を振るうがやはり此方の方が上だ。
ガレスバーク様の元でオリバー様から受けた指導は伊達ではない。
うっ、思い出すとちょっと…。
兎も角、数度の打ち合いで私の【杖技LV5】【轟】がお義母様の『アストラーデの聖杖』を吹き飛ばした。
「勝負ありです」
『…まだ倒して居らぬ』
「ですが杖が無くては【魔導】は真価を発揮しません。お義母様に私を倒す術はもうありません」
『ふむ…』
『試練の神』の呟きと同時に目の前のお義母様が消える。
吹き飛ばした杖の元に現れて拾う。
『…もう一度だ』
「何度でも」
私は答えた。
そしてまた突撃した。
何度となく、杖を弾き、何度も拾われる。
それでも諦めずに立ち向かう。
降り注ぐ光の雨、でもこのお義母様の詠唱の声は心地好い。
幼い頃の私は本当に病弱だった。
何時死んでも不思議じゃなかった。
微かに覚える二人、『セポラ』と『セリス』の様に、本当はもっと姉が居たらしいが記憶にない。
産みの母は私に興味等無く、得たお金と毎月支払われる私の育児費用で遊びまわる。
最初は心配してくれた家政婦も雇い主の母の顔と機嫌を考えて離れて行く。
助けてくれたのはお義母様だった。
態々、家まで来て【魔導】で癒してくれた。
何故かはまだ知らなかったが【神眼】に映る、優しくて暖かい光に憧れた。
『わたしもあなたのようになれますか?』
『セアラならきっと私より素晴らしい【大聖女】になれるわ』
私の目指すモノは決まった。
6歳になって大神殿に入った。
産みの母にはこの歳まで私を育てた事でまたお金が払われたらしいが、もう、どうでも良かった。
二度と会う事は無いと思った。
でも大神殿に入っても私は全然、ダメだった。
病弱は治ったけど、ステータスは伸びない、【技能】は覚えない、【LV】は上がらなかった。
色々と言われた、悔しかった、頑張った、でも結果が出ない。
何年過ぎてもダメだったが10歳になる少し前に大聖女様の付き添いで聖都テレスターレの王宮に連れて行かれた。
そこで【真実】を知らされた。
怖かった、恐怖した、私みたいなのが生きていて良いのか疑問に思った。
そんな泣く私を抱きしめて大聖女様が言った。
大丈夫だと、問題ないと、何があっても護ると、私は希望なのだと、だから【友】を探せと言われた。
10歳になると大聖女様の養女になった。
立場も跳ね上がって下っ端から【大聖女候補一位】、また陰口を色々と言われた。
だけど耐えた、我慢出来た。
そしてリーレンに会った。
【神眼】で厳しそうだけど優しい人だと思った。
この人が【友】かと思った。
でも一年経っても私は変わらなかった。
ダメダメなまんま、でもリーレンは認めてくれた。
これから呼び捨てにして良い、私を聖女様と呼ぶと言ってくれた。
嬉しかったけど、何か違うと思った【友達】という関係じゃないと、シャル様やシズ様、仲の良い聖女候補生の子、シャーリー、レント、マリー達、大神殿の学校に通う子供達、皆が友達だけど何かが違う気がした。
このまま【友】を得られないままかと思った。
そうしたら変化があった恒例になっている秘草採取の最中、ダスド帝国の騎士に襲われた。
数は13人、こちらの倍近い、【光輝】を掛けてやっと互角、いや、人数差で押される。
リーレンに逃げろと言われたが皆を見捨てるなど出来ない。
そんなのは私が憧れた聖女じゃない。
逃げない私の前に護りを突破した悪漢が立つ。
死を覚悟した。
其処で気配に気付いた。
熱い、灼熱だ、まるで太陽、余りにも大きすぎる、一切の邪気は無いが【神眼】への圧迫感がとんでもない。
目の前の私を殺そうとする男よりそちらに私は脅えた。
次の瞬間、男は吹き飛んだ。
続けて残った男――騎士達も蹂躙される。
そして全部が終わって『大丈夫?』とでも言うように近付いてきたのは――。
純白、赤目の綿猫の幼生体だった。
私は何とか「ファ、ファトラ?」と言った後に気を失った。
その後に何かとんでもないことをしてしまった気がするが覚えてない。
覚えて無いったらない。
断じて無い。
その後、何故か綿猫の幼生は私達に着いて来た。
私は怖くてたまらなかった、脅えまくりだ。
不思議と食事を与えようとしても自分が狩った獲物しか食べない。
でも、それを料理してやれば喜んで食べる。
変わってる、どうしてか人間見たいに思えた。
街――アストラリオンまで着いて来た、大神殿にも着いて来た、私の部屋にその綿猫の寝床が作られる事がお義母様の一声で決まった、私は立ったまま気絶した。
綿猫は大神殿で色々と騒ぎを起こして回った。
変な事ばかりしていた。
怖かったけど、何時の間にか目で追うようになった。
ダビート迄の旅にも着いて来た。
まだ怖いけど大分、慣れて気がした。
私と綿猫の関係は少し変わった。
ダビートではヴァン侯爵に散々、言われて落ち込んだ。
返す言葉も無かった。
シャル様の手紙は嘘でも他は全て本当だった。
綿猫は落ち込む私とリーレンを慰める様に変な踊りを踊った。
可笑しかった。
そこにロビン様が来た、【聖歌】を歌う聖女を紹介する代わりに綿猫をくれる様にと、私は怒りを覚えて断った。
あれ?何で私は怒ったんだろうと不思議に思った。
でも、後悔は無かった。
綿猫に大喜びで飛びつかれて気絶した。
でも私から離れなかった綿猫に安堵した。
任務に挑んだ。
しかし、水晶大亀を狂乱状態にしてしまう最悪の事態にしてしまった。
今度こそ死ぬと思った時にまた助けてくれてのは綿猫だった。
そして犠牲者は出てしまったが私と綿猫がダビートを何とか救った。
力の使い過ぎで療養が言い渡された。
シャル様も来てくれた、ヴァン侯爵まで謝罪に来てくれた申し訳が無かった。
綿猫は私より早く回復して毎日出掛けるようになった。
一人だけの部屋が寂しく、広く感じられた。
不思議ともう綿猫は怖くなかった。
私がやっと復帰を宣言すると綿猫はお祝いとばかりに危険猛牛を出してきた。
王族でも滅多に口に出来ない超高級食材です!何を出してるんですか!と止めるが綿猫は止まらない、更にもう一頭追加、ダビートは街で宴会になった。
お祝いだから飲めと言われて美味しいジュースを飲んでから記憶が無い。
綿猫は最近は毎日、私の足元で寝ていたが起きると箱の中で寝ていた。
どうしてか私に脅えている、立場が逆転だ、昨夜は何があったのだろう?
全部が終わって大神殿に帰った。
任務達成のご褒美をお義母様から貰った。
綿猫と会話が出来るようになった。
名前を付ける事になった、リーレンに言われて【ハクア】と名付けた。
【技能】の【絆】を得た、私が聖女の【技能】以外で初めて得た【技能】だった。
そこから私は急成長を始めた、自分でも驚いた。
ハクアが私の【友】だった。
でもハクアは止まらない、【戦闘馬】を連れ帰る。
そして大爆走させる、物凄く恐かった、思い切り叱った、ご飯抜きにした、こんな事をしたのは生まれて初めてだった。
だけど、【戦闘馬】の背に乗せられて走って風を感じて心地よかった、世界が変わって見えた、凄かった、以来、馬車の屋根の上はお気に入りだ。
リーレンに「危ないから止めて下さい」と言われるが我慢できない。
数日前に二度目の大爆走「仕方ないですね」と言いつつ、内心はワクワクだった、屋根に乗る、ハクアに護って貰う、風を切る感触は最高だった。
揃ってリーレンに凄く怒られたけど楽しかった。
もう毎日が嬉しくて、幸せで、言葉にならない、こんな大切な友達に言う事の出来ない秘密を抱えている私何かがと考えながらも体は動く。
遂に――
バキィィィッ!
――と、音を立てて不壊な筈のお義母様の『アストラーデの聖杖』が壊れる。
「今度こそ終わりです」
『…見事』
私もお義母様の影も傷一つ負わずに【試練】を越えた。
『試練の神』も認めた、私はやり遂げた。
狐猫の小話
本来なら試練の偽物でも『アストラーデの聖杖』は破壊不壊です。
それでもぶっ壊したのはセアラの努力と根性の偉業です。




