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回りはじめる歯車2-2

小暮さんは、チョコとイチゴ両方美味しそうで悩んでると教えてくれた。

チョコとイチゴって事はメニューを見る限りパフェかなと思い

俺すごく甘い物が好きだから両方たのんでシェアしない?と訊ねると物凄く驚いた顔をしてる小暮さんを見て、蒼と一緒に居る時の感覚で聞いてしまった事に反省しつつ


付き合っても居ないのに、こんな事を言ってしまったらひくよなと謝ろうとした時


はんぶんこ嬉しいと目をキラキラさせている小暮さんが居た。

両方の味が1日で味わえるなんて幸せと、凄く喜んでくれて内心すごくホッとした。


2つのパフェをシェアしながら、味の感想を言い合ったり学校の話をしたりと楽しく過ごした時間はあっという間だった。

オススメと表示されるだけあって両方とも凄く美味かった、と言いたい所だけど味なんて全然分からなかったし会話の内容もほとんど覚えていないぐらいに俺は浮かれていたのかもしれない。


気付いた時には駅に着いていた。


小暮さんに、今日は凄く楽しかった誘ってくれてありがとうと伝え

それじゃ、また明日とホームへと向かおうとしたその時、俺のカバンが何かに引っ張られた。

何かと思い振り返ると俺のカバンを掴んだまま、何かを言いた気にうつむいていた。


引き止めてごめんね


消え入りそうな声で言う小暮さんに俺は大丈夫だよ、どうしたの?声をかけると潤んだ目で俺の事を見つめながら


話したい事が有るから、もう少し時間をくださいと言われた。

俺は時間はまだあるから大丈夫だよと伝え、駅の近くへと移動して話をする事にした。


ベンチに座り話をしようにも小暮さんは一向に話し始める素振りが見えず俺はたまらず

「小暮さんもしかして、俺気付かない内に何か気を悪くさせちゃったかな?」

そう言うと小暮さんは慌てたように

ごめんね、違うの、、、と答えてはくれたけれど

その後は黙り込んでしまった。


あ、これ昔から何度か経験があるやつだ

蒼いと仲が良いから紹介して欲しいって話しをさる時と同じ空気だ

さっきまで、俺に気があるのかと勘違いしていた自分を殴りたくなる。


小暮さんの気持ちを思うと話してくるれるまで待つことにしたが、まったく動かなくなったしまった。


沈黙の長さに耐えられなくなりそうになったその時

小暮さんは、ゆっくりと話し始めた。


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