初めての一人暮らし。(過保護編)
___僕は、46年間ずっと一人暮らしをしたことがない!
実家で、父親と母親と兄貴の家族とずっと生活してきたんだ。
兄貴は、僕より4つ上で結婚して子供も居るよ。
子供といっても? 二人とも20歳を超えて独立してこの家から
巣立っていったんだ。
兄貴の一番上の子は? 男の子で現在24歳、自分で会社を立ち
上げて結婚して子供も最近できたばかりだ。
仕事も家族との仲も順調らしい。
それと、兄貴の一番下の子は? 女の子で22歳、海外に行って
やりたいことを探すらしい。子供の時から、自由奔放で自由を好
む子だったから、僕はいいんじゃないかと思っているのだけど、、、?
兄貴は、女の子だし! かなり不満みたいだ。
*
___兄貴の奥さんは? 僕の憧れの女性だったんだ。
ずっと、僕が片想いしている相手と兄貴は、あっけなく結婚して
この家で一緒に住みだしたんだ。そのうち、二人の子供ができて。
僕も、大事に二人の子供の成長を見守ってきたんだよ。
___僕は、何故なのか?
父親と母親、兄貴に可愛がられて育ったんだ。
まるで、僕が一人で何も出来ないみたいに、、、。
___僕が何度か? 仕事や個人的にも一人暮らしをしたいと!
家族に話した時も、みんなで! “大反対” されて諦めたんだ。
・・・僕も無理に、この家から出る必要はないと思っていたしね!
憧れの女性と一つ屋根の下で住めるとか? 子供たちと一緒
に居る時間が凄く楽しかったんだ。
___子供たちも、僕のことを! “二パパ” と呼んでくれていたんだ!
二パパとは? 二番目のパパのこと。
___僕自身も、何度か?
結婚やお見合いもしたのだけど、、、?
その時も、父親や母親、兄貴に! 【真佐彦! お前は、女性を
見る目がない! 変な女性と結婚するぐらいなら? 結婚なんか!
しなくてもいいんだ!!!】
___僕は、その通りにしたんだよ。
・・・だからだよ!
46歳で未だ独身! 女性と付き合った事も、まともにない!
3日とか? 1週間付き合った女の子はいるのだけど、、、?
ほとんど、会っていないし! 彼女なのに指一本触れられない!
そんなのが、付き合っているというのか? 僕には分からないのだけど。
なにしろ! 僕のずっと憧れの女性は、ひとつ屋根の下で一緒に
住んでいるから。僕は、本気で恋愛をしようと思ったことがないんだよ!
*
___そんな僕だけど?
このまま家に居ても、僕は何も変わらないと思って!
思い切って、父親や母親、兄貴に話してみたら、、、?
『・・・・・・』
『・・・どうして、この家から出たいんだ!?』
『真佐彦! お母さんは、真佐彦の事が心配で心配で、、、。』
『分かってるよ! でも、それでも! この家から出て自分一人で
やっていきたいんだ!』
『・・・・・・』
『・・・親父! なんか、真佐彦に行ってくれよ?』
『・・・・・・お父さん、』
『___俺は、感動してるんだよ! 真佐彦から何かしたいなんて!
今まで、1度もなかっただろう! お父さんは、お前がやりたいなら!
やってみたほうがいいと思うんだ!』
『・・・えぇ!?』
『・・・親父、』
『___頑張ってみなさい!』
『___はい!』
▽
___僕は直ぐに、一人暮らしをはじめることに。
実家から、徒歩3分のマンション。毎日のように父親や母親、兄貴が
順番に入れ替わりで、僕の部屋にくるんだ。
ご飯や洗濯、掃除に家賃や光熱費も全て、母親が出してくれる。
一人で居る時間が、ほとんどないんだよ。
これって、、、? 結婚は夢のまた夢だよな!
とても、一人暮らしとは言えないよ。
___まあ、たまに兄貴のお嫁さん! 瑠里子さんがウチに遊びに来て
くれるから。 【よしとするよ!】
___やっぱり、家族っていいよな~
最後までお読みいただきありがとうございます。




