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初めての一人暮らし。(過保護編)

作者: 七瀬
掲載日:2020/06/05





___僕は、46年間ずっと一人暮らしをしたことがない!

実家で、父親と母親と兄貴の家族とずっと生活してきたんだ。


兄貴は、僕より4つ上で結婚して子供も居るよ。

子供といっても? 二人とも20歳を超えて独立してこの家から

巣立っていったんだ。


兄貴の一番上の子は? 男の子で現在24歳、自分で会社を立ち

上げて結婚して子供も最近できたばかりだ。


仕事も家族との仲も順調らしい。

それと、兄貴の一番下の子は? 女の子で22歳、海外に行って

やりたいことを探すらしい。子供の時から、自由奔放で自由を好

む子だったから、僕はいいんじゃないかと思っているのだけど、、、?

兄貴は、女の子だし! かなり不満みたいだ。




 *


___兄貴の奥さんは? 僕の憧れの女性ひとだったんだ。

ずっと、僕が片想いしている相手と兄貴は、あっけなく結婚して

この家で一緒に住みだしたんだ。そのうち、二人の子供ができて。

僕も、大事に二人の子供の成長を見守ってきたんだよ。



___僕は、何故なのか?

父親と母親、兄貴に可愛がられて育ったんだ。

まるで、僕が一人で何も出来ないみたいに、、、。



___僕が何度か? 仕事や個人的にも一人暮らしをしたいと!

家族に話した時も、みんなで! “大反対” されて諦めたんだ。



・・・僕も無理に、この家から出る必要はないと思っていたしね!

憧れの女性ひとと一つ屋根の下で住めるとか? 子供たちと一緒

に居る時間が凄く楽しかったんだ。



___子供たちも、僕のことを! “二パパ” と呼んでくれていたんだ!

二パパとは? 二番目のパパのこと。



___僕自身も、何度か?

結婚やお見合いもしたのだけど、、、? 

その時も、父親や母親、兄貴に! 【真佐彦! お前は、女性ひと

見る目がない! 変な女性ひとと結婚するぐらいなら? 結婚なんか!

しなくてもいいんだ!!!】



___僕は、その通りにしたんだよ。




・・・だからだよ!

46歳で未だ独身! 女性ひとと付き合った事も、まともにない!

3日とか? 1週間付き合った女の子はいるのだけど、、、?

ほとんど、会っていないし! 彼女なのに指一本触れられない!

そんなのが、付き合っているというのか? 僕には分からないのだけど。



なにしろ! 僕のずっと憧れの女性ひとは、ひとつ屋根の下で一緒に

住んでいるから。僕は、本気で恋愛をしようと思ったことがないんだよ!




 *



___そんな僕だけど?

このまま家に居ても、僕は何も変わらないと思って!

思い切って、父親や母親、兄貴に話してみたら、、、?


『・・・・・・』

『・・・どうして、この家から出たいんだ!?』

『真佐彦! お母さんは、真佐彦の事が心配で心配で、、、。』

『分かってるよ! でも、それでも! この家から出て自分一人で

やっていきたいんだ!』

『・・・・・・』

『・・・親父! なんか、真佐彦に行ってくれよ?』

『・・・・・・お父さん、』

『___俺は、感動してるんだよ! 真佐彦から何かしたいなんて!

今まで、1度もなかっただろう! お父さんは、お前がやりたいなら!

やってみたほうがいいと思うんだ!』

『・・・えぇ!?』

『・・・親父、』

『___頑張ってみなさい!』

『___はい!』




 ▽




___僕は直ぐに、一人暮らしをはじめることに。

実家から、徒歩3分のマンション。毎日のように父親や母親、兄貴が

順番に入れ替わりで、僕の部屋にくるんだ。

ご飯や洗濯、掃除に家賃や光熱費も全て、母親が出してくれる。


一人で居る時間が、ほとんどないんだよ。

これって、、、? 結婚は夢のまた夢だよな! 

とても、一人暮らしとは言えないよ。



___まあ、たまに兄貴のお嫁さん! 瑠里子さんがウチに遊びに来て

くれるから。 【よしとするよ!】



___やっぱり、家族っていいよな~




最後までお読みいただきありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言]  46歳ですか、うーん。  私もそうなっていたかもしれないなぁ。  家族の愛情や環境に恵まれると、踏みだすのが大変ですよね。彼は一歩踏み出しましたね。  人生には遅いことなどなにもないと思い…
[良い点] 物凄く大事にされている主人公ですね! 個性的な暮らしで楽しそうです。(^-^)
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