表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時空守護士タイムアテンダント  2 鏡の中のライバルたち  作者: 夜湖
第一章 放課後は旅の入口
1/33

紫式部むらさきしきぶ

世界最古の長編小説『源氏物語』の作者。平安時代、女房として一条天皇の妃の一人、中宮彰子ちゅうぐうしょうしに仕えた。


清少納言せいしょうなごん

日本最古の随筆集『枕草子』の作者。平安時代、女房として一条天皇の妃の一人、中宮定子ちゅうぐうていしに仕えた。

                                    

(タイムパトロール記録部のデータベースより抜粋)





221X年


「―――…でーあるからして、この度の特別部隊の面々の活躍は、我が国の過去に存在する美術的、学術的、そして、えー歴史的に極めて価値の高い国宝の数々をメビウスなる悪しき時間犯罪者たちから保護するうえで実に目覚ましいものでありました。その素晴らしき功績を称え、ここに彼らを表彰することといたします。これからも期待してるからねえ、君」

長ったらしいお言葉の後、育ちの良い坊っちゃんがそのまま年を取った感じのでっぷり太った小男、マキタ文化大臣が黄金色の記念杯を得意満面に差し出した。

拍手の嵐。

記念杯を授与された青年が一礼し、続いて着物姿の美女から豪華な薔薇の花束を受け取った。さらに拍手が大きくなる。真紅の薔薇にも劣らぬ美女は青年にこれでもかと熱っぽい視線を送ってきたが、黒髪の青年―――タイムパトロール特別部隊のオオツジはそれを完全に無視した。

政界の要人も含めた出席者たちの拍手は最高潮に達し、タイムパトロール本部の正堂にさざ波のごとく響き渡っていく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ