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兄sideです
「ブスはどうやってもブスだな!!!」
あぁ、また言ってしまった…
なんでこう、心と言動が合わないんだ!
俺の妹のエマは、天使のような美しさと愛らしさを兼ね備えた俺の宝物だ。
しかも、頭もよく、立ち振る舞いも完璧などこに出しても恥ずかしくないほどの令嬢だ。
で、なんでそんな愛する妹にこんなことを言ってしまうかって?
エマを見た瞬間、可愛すぎて頭に血が上りまくって、なぜか口が動いてる…
幼い頃から、両親から
「天邪鬼ねぇ」
とは言われていたが、ここまでくると病気かと思ってくる。
はっ…
とりあえず、妹をお茶会に送り出さなくては!
よし、行ってらっしゃいの挨拶をするぞ!
なんかエマと目が合ってるようで合ってない
ん?なんか考え事でもしているのか?
「また、違うことを考えているのか…
(考え事をしているエマも可愛いな、
あっ、お茶会に送り出さなくては遅刻してしまうではないか、よし、)
おい!エマ!!なにをしている!
早く、お茶会にでもなんでも行ってこい!」
あぁぁぁぁぁ、またこんな口調で言ってしまった…
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