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幼少期をかきたくなりました。
苦手な方はごめんなさいm(._.)m
…………。
「ほら、エマこっちにおいで。かわいいお花が咲いてるし、チョウチョもいるよ!この中にエマがいたら、この景色はとっても最高だよ!だから兄様のところにおいで。」
満面の笑みで手招いている。
「にぃたまー!」
とてとてと走るエマ。そして、手を広げて待つハリトン。微笑ましくみている両親。素敵な家族の春の風景である。
「にぃたま。だっこしてほちーの。いいでしょ!」
「おいで!エマ。兄様がいくらでも抱っこしてあげる。」
「にぃたま、だいしゅき………。」
エマの照れながらのだいしゅき………。ハリトンにクリティカルヒット!!!!!ダメージ大だ!!
「エマ!!!!!ぼくも大好きだよ!!!(ちゅ)あぁ、愛してる!(ちゅ)なんでこんなに天使なんだ!(ちゅ)神に感謝しなければ。あぁ、神さま、ぼくにこんなにも天使で女神な妹をくださりありがとうございます(ちゅ)」
両親はそんな二人を見て、
「ねぇ、あなた。微笑ましいけど、ハリトンの性格からすると、もう少しエマと距離置いとかないと将来ヤバイわよ……。」
ハリトンの性格をよくわかっているようだ。
「そうだな………。」
二人して、とりあえず遠くを見つめてみた。
母は立ち上がった。
「ハリトン!ちょっといらっしゃい。エマちゃんはお父様に抱っこしてもらいなさいな。」
「なんです、母さま。僕の幸せなひと時を邪魔しないでいただきたかった。」
「ハリトン、これは大事なことよ。あなた、そんなにエマにべったりしてると嫌われてしまうかもしれないわよ……。もう少し落ち着いたら?
聞いてる?ハリトン?ハリー?」
…………。五分経過。
「はっ……。だめだ。エマに嫌われたら僕は生きていけない。よしっ!」
エマに近づいて、一言。
「このブス!お前なんか嫌いだ!」
…………………………………
んん。なんか私、夢を見ていたのかしら。なんだか懐かしい気がしたわ…。なんか腕の方おもいし、手が握られてるわね。リリーかしら。
うっすらと目を開けたエマ。
えっっっっっっっっっ!
何よこれ!!!!!!!
お兄様????どうして? 手を繋いでる???
えぇぇぇぇぇ!
読んでいただきありがとうございました。




