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「うむ、ただの風邪ですな。2.3日で熱は下がるであろう。まぁ一週間は安静にしておくことですな。では、お大事にな。」


意識は戻っていないが熱のせいのようなので、あと1〜2時間ぐらいすれば、眼を覚ますだろうと言われたので安心しているハリトンである。


「病気とかじゃなくてよかった。エマに何かあったら俺は生きていけないからな!じゃあ俺は、エマが眼を覚ますまでそばにいることにする。目が覚めたとき誰かいないと不安だろうからな!」


どうしても、エマのそばにいたいようだ。


「執務は?」


ウィリアムからの一撃!!


「あとで……。

(とりあえず目をそらしておこう。)」


「ハリトン様。私がお嬢様のそばにおりますので、ご安心を。執務をなさってきてください。」


「いいや、大丈夫だ。たった2〜3時間やらないぐらいあとでどうにかできる。今やっても、エマが心配で手につかないしな。」


こうなったらハリトンはテコでも動かなそうなのを知っている2人は…


「あとできっちりやってもらいますからね!執務終わるまでエマ様に会わせませんからね。」


「では、お願いいたします。近くにはおりますので、何かございましたらベルを鳴らしてください。」



バタン。

扉が閉まった途端、エマの手を握り、THE看病の体制に入る。


「エマ、早く起きないかな〜。寝てても可愛いな。眠れる森のなんとかってやつか、、美女ってよりも天使だな。眠れる森の天使。うーん違う。眠れる花畑の天使だな。うん、決まりだ!」


……………


影からこそっと見ていたリリアーナとウィリアムは残念な子を見る目をしていた。


エマがこの状況で起きたらどうなることやら……

読んでいただきありがとうございます!


是非、ブクマ、評価、感想お願いしますu(_ _)u

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