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一滴の波紋【原文】・1巻の1  作者: 藤田幸人(ペンネーム)
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ある日の日記・9

    9


つづき


顔は天使のようにしていながら、心はドブネズミみたいな女だ!


人が自分のことで苦しんでいるというのに、あやまりの一言も言えないような女は人間として失格だ!


人から愛される資格はない!


あんな女は醜い浮浪者コジキ達からメチャクチャにキズつけられたらいいんだ!


幸せを得る資格なんてない!



正直言って、まだチョッピリ未練はあるが、もうそんなことは捨て去らなければならない!


これも欲を出したことえの天罰だ!


しばらくは悲しみにひたるかもしれない。


しかし克服しなければならないんだ!


心もスッキリしないが、いつの日にかカラッと晴れる時も来るだろう。


神の御心に従って生きていたら……!


もっともっと力をつけて、今度巡り会うときにはモタイ以上の女であっても、人の力を借りずに立派にものにできるような大きな力をつけていよう!


【8月14日】


あんまりつまらなくて


あんまり寂しくて


極力控えめにしてきて


誰も振り返ってくれないことが寂しくて


誰かに自分の存在を認められたくて


色々派手なことをしてきた。


髪型を派手なパーマにし、仕事もバリバリやり、人に反発し、虚勢をはり、とかして目立つようなことをしてきた。


色々な妄想を抱き、神経のすり減るような思いをしてきた。


派手なんて俺には合わないんだ!


あんなに疲れるなんて、本当に自分には合っていないんだ!


誰もふりかえってくれなくても、誰も自分の存在を認めてくれなくとも、神の道に従っていたら、きっと神だけでも自分の存在を知ってくれているさ。


これからは、また寂しい控え目な態度をとり、内面の充実をはかっていこう。


内面さえ充実していれば自然に自分の欲している女性にも巡り会えるし、人も認めてくれるだろうし、充実した人生を切り開いていくことも出来るだろう。


今はただこれでガラッと変われはしないだろうと思うが、派手なパーマの髪型を普通の目立たない型にすること。


そして気がつく行動においても極力控え目にするよう努力しよう。


要はみかけの華々しさじゃない、内面の充実が最も尊いんだ。


今もって苦しいことは、タバコを吸いすぎて体調を崩していること。


元気が出なくてどうしようもない。


何にも手につかなくてどうしようもないことだ。


これをどうしても何とかしなければいけない。


正直言って、またもとのチッとも目立たない控え目な自分になることが寂しい。


しかし、結局派手にして目立ったって遠慮ばかりしているんだし疲れる。


やはり自分には控え目で、目立たないようにしていることが一番良いんだ。



人生の目標


人情に生きる


自己犠牲ではなく、自己を否定することにある。


みかけにとらわれず内面の充実に努力していこう。


もっかのところ特別にやるべきことは英会話をマスターすることだ、そして海外旅行を実現しよう!。


【8月16日】


今は何がなんだか分からないほど、全てが分からなくなった。


あんなに‥、あんな所までいっていたと思っていたことも、分からなくなった。


モタイが、一度は結婚すると言ったようなことも‥、彼女に彼氏が居たなんて事を聞くと、ますます彼女が分からなくなってきた。


腹立たしさも増してきた。


いったいこれからどうしていったらいいのか?


今は分からなくなった。


どうしようもないんだ。


しばらく、ノンビリと考えていくしかないんだ!。


【8月21日】


人生、色んなことがあって楽しいなぁ~。


もう何も思い残すことはない。


やるだけのことはやったし、それで駄目だったんだから悔いはないさ!


あんまり、なるがままにまかせすぎていたんだ。


もうこの会社にも居られなくなったなぁ~!。


恥ずかしくて皆の前に出れやしない。


何であんなことを人に言わなければならないのか?


誰にだってあることじゃないか。


自然の摂理じゃないか!。※たぶんオ●ニーのこと


イヤらしいとか、それで人間性を疑うとか、なんてことを思う人間の心が貧しいんだ!


それを醜くするも、美しくするも、その人達の心の持ち方いかんじゃないか。


美しい心で接すれば、それも美しくなるんだ。


もうよそう、何をやっても、何があっても、疑ってばかりいるような奴を嫁取めとったところで長い人生、気疲れして、うまくいくはずがない。


もうこの先どうなるか分からない‥


しばらく様子をみて、それから決断しよう!


心の貧しい人間達ばかりで寂しくなる!


※これは、あくまでも女の子達がささやいている事を受けての妄想の世界を述べていますので、その点誤解のないようにお願いします。




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