ある日の日記・32
三十二回
声→『まれに見る天才児の相をしている。 しかしまた頭が良すぎて、バカ(気ちがい)になる相もしている』
‥俺にとっては天才になろうと、バカになろうと、
そのようなことは問題でわない。
人間として生まれて来た以上、ただ己の天分を燃やし尽くすことが最高の幸せだと思う。
声→『子種がないって言われて‥今度は気ちがいの相があるんだって。 藤田さんも可哀想な人ねぇ。 ウフフ!』
‥俺だって好きこのんでこのような業を背負ってきた訳じゃない。
ごく普通の凡人として、ごく普通の幸福を味わいたい気にもなる。
この業さえ払い除けることができるのなら、それは可能なことだろうが。
俺にはその業から逃れることが出来ないということが分かっている。
今さらその様なことを聞いても、ぜんぜん動揺したりはしない。
ただやっぱりなぁ~といった、悲しいあきらめの気持ちが湧いてくるだけである。
しかしせっかくこのような優れた天分があるのだから
死ぬ前に(気が狂う前に)何か形あるものに残しておきたい。
今の自分の心を慰めてくれるのは、ただその夢に情熱を燃やすことだけである。
といっても、今の自分にとって、どれでそれを表して良いのか分からない。
この文でか!?‥
今は言葉をあまり知らない。
今のままでは、とても文でそれを現すことは難しい。
しかしもしこれでというんだったら、もっと言葉を知るために本を読んでいかなければならないだろう。
言葉さえ覚えれば、後は、自分の思ったとおりに文字に表すことが出来るのであるから‥‥
その道を行くのだったら、もう少し読書に身を入れていかなければならないだろう。
それにまた、旅もしかりである‥‥
色んな旅をし、色んな経験つんでこそ、
また色んなスケールの大きい作品ができあがると思うが。
しかしもう‥‥
旅をしていくことには疲れてしまった。 今のところは‥‥
もう‥もう、この辺でここにとどまりたい気持ちである‥‥
しかし‥‥しかし自分の運命がそれを望んでいたら、また、いやおうなしに、そうせざるを得ないだろう。
俺の人生は、ただ風まかせ、運命まかせであるから。
ただ我が身を、それに乗せて、漂う波の上に浮かび流れる、
一つの小っぽけな希望を乗せた笹舟みたいなものである。
意志なくして意志を詰めこんだ笹舟で、
この大いなる我等が父母である大海原へたどり着くまで、
ただ我が身を、その流れに任せているだけである。
ただそれだけのことさ!
人生、気楽なもんサ!
迷いあるがごとくして、全く迷いなし。
苦しみ有るがごとくして、まったく苦しみなし。
悲しみあるがごとくして、まったく悲しみなし。
ただそれらを我が身の上に‥‥
周囲に現すだけのことである。
だから自分には、まったく迷いを知らない!
声→『いくら可愛いったってねえ~、気ちがいの相を持っているんじゃ、結婚なんて出来ないわぁ』
‥もぅ彼女等との空想遊びも、これで終わってしまうことだろう。 寂しいことだが!
これから、どうしていったらいいんたろう?‥‥
何も分からない!‥‥
とにかく、しばらく様子を見てみよう。
【その他の今日の言葉】
声→『心臓マヒしそうなくらい良い男だって!』
『可愛いといったって、可愛いとゆうケタが違うって!』
『藤田さんって、王子様みたいな人ねぇ~』
『あれが九州の男なの』
『藤田さんの心には、まったく雲一つかかってないわぁ。 雲一つない澄んだ青空みたいな心をしているわ』
‥九州の男ということで、また色々会話を受けていたが、
それについては、もう今、詳しく覚えていないので書くのをよす。
ただ覚えているだけの事を連記する。
もう面倒臭くなった!
ただ、今まで現してきたことが九州の男をあらわしているだろうという、
込みいった内容のことが、話題になっていたような気がする。
もうどうでもいいやぁ~‥
彼女の事、他の娘達との事‥‥
全て風まかせ、運命まかせにしておこう。
また何かあるんだったらあるだろうし、
何もなかったら何もないだろう‥‥
とわいえ、彼女とのことが、ただ空想の遊びだったということで終わるなんて、あまりにも、あっけない結末のような気がする。
この空想が、現実のモノに変わる日が来ないものだろうか‥‥
それだけ空想に酔いしれていたとしても、自分にとっては現実の出来事そのもののつもりでやってきたし、
そのようにも、今も思っている。
今まで書いてきた言葉、心構えというものは、空想が覚めても、まだ現実にそっくりそのまま残っている。
だから彼女しだいである。
彼女に何の気持ちもなかったのなら、このままで終わるだろうし、
何らかの気持ちが残っていたら、また何かが起こるだろう。
今はただ、彼女まかせ、風まかせである。
しかし本当に、正直言って、誰でもいい‥‥
一度話し合って、どこまでが本当で、どこまでがウソなのか、試したい気持ちである。
一人くらい、情ある者が居ないものか!?
もしそれをしなかったら、まだ自分の空想遊びは続いていきそうな気がする。
早く終止符を打ってくれ。
そうでないと自分は本当に神経衰弱になって、気が狂ってしまいそうな気がする‥‥
そうでもないか!?
今は、事が一段落して少し気分が爽やかである。
またこれからどのような波紋が起こってくるかは分からないが、
俺にとっては何が起こってきても、色んな奇想天外なことが起こってきて欲しい。
それによって、また自分の人生芸術というものが、いきずいてくるような気がするから~~ねぇ。
あと書きたいことは!
この気狂いになることから逃れる法!
いわば早い話が、信仰の道へでも入ったら、そのようなことからは簡単に逃れられることさ!
全然問題にもならないことだ!
・・・・・・・・・
後、我知らず、何の連絡もない新潟のオジとの事。
自分の父は新潟出身で、自分もまた、新潟県人の血を引いていること。
つまり彼女と同じ血であるということだ。
今日はもう眠くなったので、これでひとまず終わることにする。
後の続きは、明日書くことにしよう。
こうご期待を!
それでは。 ハイチャー
お休みなさい。
「ケケケケケ‥‥」




