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一滴の波紋【原文】・1巻の1  作者: 藤田幸人(ペンネーム)
17/41

ある日の日記・17

17


【9月2日】つづき


彼女の事であるが、本当に事の真相が分からないことが苦しい……。


今まで隠しカメラや、隠しマイクなどを使って、自分の身近にいると思っていたことも、どうやら信用できなくなった。


悪ければ、この寮には一度も来ておらず


来ていて自分がやったことで、ものすごいうわさになっていたと思っていることも、まったくなにもなかったのかもしれない。


そのようなことを今思うと、今までの事が何とも不思議に思えてならない。


彼女が来ているために、良い音楽をながそうとした事も


オ●ニーをして見せた事も


裸体をさらけ出した事も


行動の一つ一つを見られているために、そんなに悪い態度を見せまいと気を使った事も


全て、まったくの甲斐もなかった事だと思うと、不思議な気持ちに思えてならない。


それで、会社においても、部屋においても、いつも監視の目が光っているようで窮屈に生活していた事も、まったく馬鹿バカしく思うし


とにかく、今は不思議な気持ちだ。


あれから、今までそのように思い込み、悩み、苦しんでいた間に


彼女は僕の心(行動)などまったく知らずに、彼氏と楽しんでいたのかと思うと悲しくなる。


どうして俺には彼女がつかないんだろう!!


彼女が寄って来ないんだろう!


俺はどうしようもなく、彼女達が好きだとゆうのに……。


このようにしていても、今でも、自分の一つ一つの行動を監視していて、ヒソヒソと噂しあっている声が聞こえてきてならない。


全てこれらは、一人になりたいと思って一人でいたために、人恋しさにうえていた事からきた妄想に過ぎなかったんだ。


しかし、現実にアリアリと本当だと思い込んでいたという事が不思議でならない。


この病を治すには、やはり彼女でも持つことだと思うが…。


さて、いつになったら彼女を持てる時が来るのやら…、とんと、見当もつかない!!


早く消えてくれ


この妄想癖よ!!



とにかく、会社においては、しばらく静かにしていよう!。


会社の若い娘からも愛想あいそつかされて見放されてしまったし、何の楽しみもなくなったが


それでも自分のことを思い詰めて、苦しんでいる娘がいるという気遣いや、心の痛みがなくなっただけでも気が楽になって良いじゃないか!。


本当は、寂しいことだけど……!


随分そのことで心を痛めていたもんなぁ~~…。


ただの一人でいいんだ!


彼女でもつくれないもんかなぁ~~…。


もう自分のことを必要以上に噂し合っているということもウソだろうし


あまり‥、女の娘においても、周囲のことにおいても、気を使わないようにしよう。



ノイローゼよ!


これで吹き飛んでくれ!


・・・・・・・・・

【九月三日】


まだ完全に心の整理が出来ないでいる。


それをまとめるために、一つの試みをしてみよう。


今度のまったく新しい不思議な経験や、性に関することや、人生の事、生い立ち云々を


小説的な構想で、作文を試みてみよう。



【9月4日】


とにかく、今までは、訳も分からないような、色んな苦しみを受けてきた。


色んなことを気遣い、考え、妄想にふけってきた。


しかし、それも一段落して、しばらくは気を休めなければならない。


と共に、タバコを必要以上に吸い過ぎてきた。


そのために随分と体調がおかしくなっている。


これを良くすること‥


それが今の自分には一番大切なんだ!


キッパリ止めることが出来ないんなら、せめて最小限度にとどめておくようにしよう。

・ ・ ・ ・ ・ ・


【仕事と会社と(同僚 仲間)の事であるが】


今までさんざん考えて来たように、どうも自分の考えにそえないことばかりであるが


もうとにかく、あまりそれらを気にして考え込むのはよそう。


しばらく、なるがままに任せておこう!。


・ ・ ・ ・ ・ ・


彼女のことであるが、もう彼氏と所帯を持つことでも考えているのだろうか?


お互いに随分と張り合って来て、身も心もすりへらすような思いをしてきた。


心をキズつけ、批難しあってきた。


時には彼女が憎いとさえ思ったこともある。


しかし、実際このように手の届かない所に行ってしまったら、何とも懐かしく、せつなく、未練の心で一杯になる。


どうしてスムーズに一緒になることが出来ないものかと思うが


しかし、やはりそれはまだ本心、自分にその気がないからじゃなかろうか?


こうやって、はたで見、観察して、色々と好きに恋の妄想をいだいていることで、楽しんでいるんじゃなかろうかと思う。


しかし、それにも踏ん切りをつけなければならない時期がある。


いつまでもそのようなことに甘んじていても、実際、生活には何の役にもたたないから、思い切って自分一人の妄想の中から抜け出さなければならないんだ。


そして本当の恋を、本当の家庭を築いていくようにしなければならないんだ。


・ ・ ・ ・ ・ ・


彼女においては、今までいくら我がまま勝手で人情味がなく、幸せを得る資格はないといっても


考えてみれば、やはり彼女も同じ人の子だし、同じ兄弟姉妹であるから、幸せになってくれることを祈らないことはない。


今、彼と所帯を持ってもやっていけるのかと心配である。


何であんなことが暴露ばくろされても、そんなに早く持つこともなかったろうにと思うが


しかし、二人がその気になったんなら仕方のないことだろう。


二人でなんとかしていかなければならないことだ。


ただ、今、彼女に望むことは


もう少し他の人の不幸、苦しみを、思いやる真心を持ってもらいたいとゆうことだ。


それさえ持っていれば、たとえ経済的に裕福ではなくても、幸せを充分に築いていけるものと思う。



自分はといえば、やはりいつかは所帯を持たなければならないと思うが……


アァ~!? 考えてみれば面倒臭くもあるんだよなぁ~~。


家庭を持っても良いとも思うし、また反面、煩わしいなぁ~とゆう気にもなる。


本当に今のところは、まだどっちでもいいやぁ~とゆう程度の気持ちなんだ!。


今まで思い詰めている間は、本当にもうどうしても持たなければ、とてもこの先、生きていけそうもないとゆうような、異常な状態にあった。


しかし、それも峠を越して振り返ってみると


それはあまりにも無鉄砲なことだし、順序をわきまえていないことだった。


もっと最初から順序を追っていって、初めて本当の家庭が持てるようになると思う。


今でも、彼女のことは好きであるが……


所帯を持つなら、彼女のようなひと嫁取めとれたらなぁ~っと思うが ……


そして今、失ったら、今後そのような娘に巡り会えるかどうか心配であるが‥。


しかし、とにかくまた新しい恋の旅路へ出発しなければならない。



全て、今までのことは焦り過ぎていたんだ!


人の噂によれば、今までウソをついてきたように受け止められているようだが、決してそのような気持ちはなかった。


やっている時には、本心、そのように思い込んでやっていることで

だからその途中で、もし意をとげて一緒になるという所までいっていたら、一緒になったと思う。


それがダメになって、終わってしまったから、このように考えが変わってきただけの話である。


とにかく、しばらく静かにしていよう。


考えをまとめて、また新たな目標へと突き進んでいくさ!




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