ある日の日記・1
1
8月30日
俺の超能力とやらも、あてにならないものだ。
声はすれども姿が見えぬ
透視能力とやらはないゆえに、君がどこに居るのか分からない。
まだ、ここに居るのだろうか?
そして、この文を読んでいるんだろうか?
勝手に幻聴かもわからないものをうのみにして
君の事について色々思いめぐらしてきた。
もう余裕がないので、ありのままをザックバランに喋ります。
これを言ったらたいそう白ける事となりますが、もう仕方がありません。
とにかく疲れます。
周囲の出来事に全精神を集中していることは
そうしなければ超能力とやらは生まれてこないのです。
もう、こんなに疲れる事はしたくありません。
もし君に、何の関心もなければ、こうゆう事はする必要もないし
まったく馬鹿げたことだと思います。
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前述の日記を書いても、読者さんには何がなんだかお分かりにならないだろうと思いますが?
あらすじにも書いていたように、寮の自分の部屋に入っても
女の子達の囁く声が、しきりと聞こえているのです。
それを超能力だとか幻聴だとかいって、白いノートに書きなぐっているのです。
あらすじのあらすじになりますが
基本、女の子達の囁きを受けての僕の感想を書いています。
そして時が経ち、ひょんな事から、このノートがある人の目にとまり、会社の女の子達が昼間、僕の部屋に来て
この日記を読み、色々囁き合うようになっています。
そして様々な事が起こり、僕は苦悶していくのです。
それらの事を僕は部屋にこもり、この白紙のノートに書きなぐっています。
いわばこの『一滴の波紋』は、現実にはほとんど女性に面と向かって話せない、引きこもりの青年が陥った妄想なのかもしれません。
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彼女の事であるが‥
本当に事の真相が分からないい事が苦しい。
今まで隠しカメラや隠しマイクなどを使って、自分の身近に居ると思っていた事も、どうやら信用できなくなった。
悪ければこの寮には一度も来ておらず
来ていて自分がやったことで、モノスゴイ噂になっていたと思っている事も
まったく何もなかったのかもしれない。
そのような事を今思うと、今までの事が何とも不思議に思えてならない。
彼女が来ているために良い音楽をながそうとした事も。
オ●ニーをして見せた事も
裸体をさらけ出した事も
行動の一つ一つを見られているために
そんなに悪い態度を見せまいと気を使った事も
全てまったく甲斐もなかった事だと思うと、不思議な気持ちに思えてならない。
それで会社においても、部屋においても
いつも監視の目が光っているようで、窮屈に生活していた事も
まったく馬鹿バカしく思うし
とにかく、今は不思議な気持ちだ!
あれから今まで、そのように思い込み、悩み、苦しんでいた間に
彼女はボクの心(行動)などまったく知らずに
彼氏と楽しんでいたのかと思うと、悲しくなる。
どうして俺には彼女がつかないんだろう!
彼女が寄って来ないんだろう!
俺はどうしようもなく彼女達が好きだとゆうのに…
このようにしていても、今でも自分の一つ一つの行動を監視していて、ヒソヒソとウワサしあっている声が聞こえてきてならない。
全てこれらは、一人になりたいと思って一人でいたために
人恋しさにうえていた事からきた妄想に過ぎなかったんだ!
しかし現実にアリアリと本当だと思い込んでいたという事が不思議でならない。
この病を治すには、やはり彼女でも持つことだと思うが…
さて、いつになったら彼女を持てる時が来るのやら…
とんと見当もつかない!!
早く消えてくれ!
この妄想癖よ!!
もうここまで来るには、そうとうのドラマが過ぎ去っています。
しかし、この幻聴はまだまだ、まだまだ続いていくのである。
それにしても、
ささやいている娘達の主役であるモタイさんが登場するのはいつ頃だろう?
少し時間をさかのぼらせなければならない
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ある年の前年11月30日
空しい…
寂しい…
とても一人で生きていくことに耐えられない。
彼女が欲しい!
一生愛しあっていけるひとが欲しい!
彼女が欲しい…
彼女が欲しい…
彼女が欲しい…
もうエッチャンの事は忘れなければならない。
そういったことを考えている内に、
モタイ君への愛が芽生えてきた。
今では、本当は彼女こそ自分の一生の連れ合い女として結ばれるべき女なんじゃないかという気がしてきている。
彼女しかいないという気がしてきている。
しかし今日も幾多の話す機会があっても、切り出せなかった。
もう俺はダメだ!
女に話しかける勇気も度胸もない。
これじゃ~、
女なんて持てやしない。
モタイ君!
何とか君と結ばれるようになりたい!………
・・・・・・・・・
ここが日記に初めてモタイさんが登場してきた時点です。
この頃は、まだ娘達のささやく声は聞こえてきていない。
そうなっていくまでに、どのような事があったんだろう!?‥
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