表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

プロローグ

 気がついたら、扉の前に立っていた。

 自分にとっては、本当に唐突に前触れもなくだ。

 生まれた瞬間に扉の前に居たような感じすらある。

 左右を確認してみる。真っ白な世界が広がっている。

 後ろを振り向き確認してみる。本当に真っ白な世界だ。

 最初は見とれていたが、すぐに気持ち悪くなった、扉に向き直ってもたれ掛かかり大きく深呼吸した。

 確かに綺麗だったが、平衡感覚が無くなりそうな所だ。

 俺はすぐに、この世界から出る決意をした。

 俺は取っ手を回して扉を開こうするが、開ける直前に躊躇する。

 俺はこの世界の事も知らないのに、この怪しい扉の向こう側に行っても良いのだろうか。何があるかも分からないのに。

 横を見てみる。

 綺麗だが、今はまだ恐ろしさしか感じられない。

 移動しようかと考えてみるがもし、この平衡感覚が狂いそうな世界で迷ったり(?)して、目印であるこの扉を見失ったりしたらと思うと···

 俺は身震いすると、再びこの世界から出る覚悟をする。

 扉の向こう側に何があるかは、分からないが何もないここよりは、マシだろうと思う···思いたい。

 俺は扉を開けた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ