装備調整 後
「……効果…すごい…」
僕はもらった球を上に投げ、破裂させると一秒ほど遅れて地響きがなる。地響きに目を向けると小さい生き物達が潰し合いながらこちらに迫って来ていた。
「……これに力を入れて…投げる…」
左腕につけているホルダーから文字の書かれた札を取り出し、力を少し流して群れに真っ直ぐ投げる。札が生物と触れた瞬間爆発し、周囲の生物共々吹き飛ばした。
「次は…」
札を投げ大きめの生物を倒し終わると、小さい生物を掃討する為右腕につけている機械を触りタイプを切り替えると前の穴が少し広がる。
「っ…引っ張られるっ…」
力を機械に流すとエネルギーの塊が紐ほどの太さで伸び鞭の様な物となった。この様な物を使ったことがないと言うのもあるが長さもそれなりにあり振るうには腕全体の力を使うためそれに引っ張られ体のバランスが上手く取れない。
「…………あれは…」
空中で小さく何かがぶつかる様な音が聞こえたので空気の流れを聞きそれを見つける。それは小さい鉄…弾丸だった、その弾を持っていたであろう彼を見つけたが距離が離れすぎていたので驚きながらも練習をする。
そしてエネルギーの出力を出しすぎた為、数分もかからず生物は居なくなった。