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練習

「ここを自分の部屋にしていいぞ」

「……いいの?」

「ああ、俺もそんなに使ってないし。それにこれから色々と準備しないといけないからな」

「準備?」

「まぁ準備と言ってもメンテナンスだけだが」


一通りの案内が終わった後、最近使っていない自分の部屋に案内した。部屋を見たリオナは使用感のある雰囲気を感じとり聞いてくるが俺は肯定する。


「じゃあ…「「!?」」


話していると突然、明確な俺達への殺意を感じ取る。俺達はすぐに外に出て殺意の方を見ると大きな鎌を持ち布に包まれた骸骨が大量に空を飛びこちらを見ている。


「……狙われているのお前じゃね?」

「………うん、そうみたい……」


骸骨を集中して見ると俺を誰も見ておらずリオナが狙われていた。


「ん?………えぇ…」

「どうしたの?……あれ、お願い」

「……取りに行きたい物があるから少し離れる」


後ろから別の気配を感じ振り向くと山のような大きさの骸骨がいた。リオナは見た瞬間、俺に丸投げする。いやまぁ狙われてない俺が相手するのは当然なのだが。


「………早くしてね」

「ああ」


俺は走って施設に戻る。


------------


「ふぅ………」


身体の力を抜いてから足に少し力をいれ動く。骸骨……死神達は見失った僕を探し、後ろを振り向いた瞬間、百体ほどが倒れ地面に転がる。


「……難しい………これくらいなら…」


直線上にいる奴らだけのつもりだったが力の調整に失敗し予想以上に倒した。なので力の出力を5%から1%まで抑え再び動くと今度はしっかりと狙った数を倒す。


「……ん?………なるほど…」


死神の魂が不自然な動きをしたため残りの死神を相手にしながら観察していると巨大な骸骨が魂を回収していた。さらにその魂で己の強化もしているようだ。


「……終わった……まずい…」


最後の死神を倒し地面に落ちていくのを見た瞬間、後ろから嫌な気配を感じとり振り向くと巨大な青白い球体が近づいて来ていた。相殺などは出来るがそうした場合ここら一帯はクレーターになってしまう。避けることも考えるがあれは避けても無駄な気配がしているのでその選択肢も消す。となると………。


「……遅い…」

「すまん!」


出てきた彼の腰に刀がある。


「………ふっ!」


球体が綺麗に真っ二つになる。しかし斬られた球体は爆発するでもなくそのままの形を保っている。


「……これだけのエネルギーなら5分は持つか?」

「どう言う事?」

「それはな…いや説明は後だな。行ってくる」


彼は低い姿勢になると巨大骸骨に向かって走って行った。

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