??世界
「歩けるか?」
「まだ難しい……ここは?」
「さっき見つけた最後の研究施設だ。見ての通り俺が破壊したんだが………あった」
彼が歩いて入ってから右斜上の角につくとその場で片足を勢いよく踏むと床が崩れ階段が見えた。彼は僕を抱いたまま階段を降りて行きドアをあけると奥に巨大な水槽がありその中に巨大な肉の塊が膨張と収縮を繰り返している。
「これは……いや、この世界は…」
「俺も分からん、だがどうしてか俺達の世界とこの世界はずっと繋がっている……ここに座っていてくれ」
「うん……!手が……」
「大丈夫、まだ余裕はある」
彼が僕を椅子に座らせ振り向くと右手にヒビが現れていたが気にする事なくそのまま歩き機械を触り始める。
「…(僕も何か……っ…力が…)」
手伝おうと足に力を込めるが逆に抜けていくような感覚になり立ち上がれない。
「………?あれは?」
「どうした……これだ!助かった!」
僕の声に反応した彼が視線を動かすと僕の見ている物に気付いたのか彼は視線の所にある棚へ移動すると一つの引き出しを開け、散らかさない様にしながら探していると紙を手に取り、僕にお礼を言いながら機械の前に立つ。




