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「はぁ…はぁ……早く行かないと…」


僕は身体が力に耐え切れず全身が疲労と肉の痛みに襲われ動けなくなっていた。そんな中彼の気配が弱くなっていると同時にそんな彼の元に大量の生命気配が近づいている事が分かった為、身体の痛みに耐えながら歩く。


「早く……行かないと……?」


建物に手つき足を引きずりながら歩いていると弾などが置いてある補給地点にたどり着いた。


「…たしか……」


---------------


「一応、補給地点に何があるか教えておこうか。まぁ基本的には弾丸と包帯とかの簡単な医療品が置いてある、それと各地に一つずつこの小さな瓶を置いてる」

「……何が入ってる?…」

「麻痺毒だ、と言っても身体が動かなくなるような想像してる物じゃない。これは五感の一つ"触覚"が麻痺するんだ」

「……それで?…」

「触覚を麻痺させる事で動けない状態でも動けるようになるんだ。ただしもちろんデメリットもある、触覚を麻痺させると痛みを感じないから気づかぬ内にさらなる怪我を重ねてしまうかもしれないのと麻痺の効果が切れるとそれまでに本来感じるはずの痛みが一気に襲ってくる。だからこれを使うのはよっぽどの状況だけにしておいた方がいい。本来俺が使う予定だったんだがあの手段が出来た今お前も考えておいて損は無いはずだ」

「…時間はどのぐらい?」

「十秒くらいだ、まぁ感覚を消すなんて危険物だから時間が短いのは当然だな」


---------------


「……見つけた…………本当に感覚が無くなった…っ!早く行かないと…」


痛む身体が気合いで動かし小さい木箱を開け瓶が出てくると手に持ち一瞬迷うがすぐに振り切って瓶の中の液体を飲み込む。飲んで数秒空いて効果が出てくるとその効果に驚きながら彼の所へ飛んでいく。

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