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洞窟

「…………あ………生きてるか………くっ……ふぅ………ここは?」


意識を取り戻し生きてる事に安心しながら立ち上がり周りを見渡すとどうやら洞窟のようだ。


「………とりあえず進むか」


念の為、刀を引き抜いてから洞窟を進む。そして歩いている内にかなり広い空間に出た。


「いや広すぎだろ、なんで気づけなかったんだ?……」


少し進んでサッカーグラウンドかそれ以上の広さがあると分かり俺はそんな場所を何故見つけられなかったのかと考えながら歩いていると遠くから音が聞こえた為思考を切り替え警戒する。


「(全方向からくる)…………は?えっ……は?」


音が近づくにつれ数も増えているのが分かったので身体に力を入れ素早く反応出来るようにした後すぐに音の正体が姿を表したが俺はその光景に驚いた。


--生物の鳴き声

--何かがチャージされる音

--言葉の無い叫び声


その他様々な声や音が響く中、俺はとにかく敵を倒しまくるが流れてくる敵の数が一向に減らずだんだんと積み重なり少しずつ狭くなっていく。


「(?……なんだ?)」


弾倉を緑に入れ替えたとき遠くから命の危険を感じる気配を察知する。その気配を感じてすぐにリオナに連絡する。


『……大丈夫?…』

「ああ、こっちは数がちょっと多いだけだ……むしろお前の方が心配だが」

『(んっ……大丈夫)』

『(それで……あの手を使いたい…)』

「なるほど、わかった…すぐ合図をだす」

『(分かった)』


連絡を切ってすぐに緑を撃って体力の回復してから刀を地面に突き刺し緑の弾本来の力と今まで倒した生物の生命力を同時に流すと一瞬で複数の枝が大きくなりながら絡まり、俺は大樹の中に閉じ込められる。


「……きたっ…」


リオナの制御出来ていない力が流れてきたのが分かるとすぐに刀に流す。そして流れた力は木の根に繋がり一瞬で大樹全体が光に包まれる。


「間に合えっ………」


刀が壊れ光が更に強くなった。

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