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授業中のLovesong★

恋愛モノです。

短編ですw

これは、私の隣の席の彼の話―――


ある日の4時間目、浜北先生の社会科の授業中。

私はいつものように適当にノートを取り、適当に話を聞いて、適当な時間を過ごしていた。

いつもなら、何事もなく、後20分でチャイムが鳴り、待ちに待ったお弁当の時間が来る。


でも、この日は少し違った・・・。


私がふと、窓の外を見ようと横を向いた時、微かな・・それでもはっきりとした歌が聞こえた。

私はその歌声の主が誰かすぐにわかった。

岬柄拓未(サキツカタクマ)・・出席番号18番、得意科目は音楽と体育と国語・・・だと思う。

いつもみんなの中心にいて、クールだけど、クラスの人気者。

顔はかなりかっこいいから、女子にも大人気。

頭も良くて、顔もかっこよくて、運動神経も抜群の、まさに理想の男子って感じの子。


その子の方から聞こえる歌。

口元に目をやると、聞こえる歌詞の通りに動いていた。

間違いなく岬柄君が歌ってる。


でも・・知らない歌。

聞いたこともない曲・・・だけど、すごく綺麗だと思った。

とても綺麗な・・恋の歌。

私は授業そっちのけで聞き入ってしまった。


そして、お弁当も食べ終わり、午後の授業と掃除、帰りの会が終わった。

職員会議のため、部活も無かったから、私は岬柄君を待つことにした。

待つこと数分後、岬柄君が一人で出てきた。

私は勇気を出して声をかけてみた。

「岬柄君!」

「・・あんたは・・・隣の席の前原だよな?俺になんか用?」

「あのさ・・一緒に帰らない?」

「・・・別にいいけど。」

「ありがと!じゃぁ、行こう!」

「うん・・。」

そうして私は、初めて話す岬柄君と一緒に帰ることになった。


しばらく歩いた河原の道。

「ねぇ、岬柄君。」

「なに?」

「今日の4時間目・・歌、歌ってなかった?」

私は思い切って聞いてみた。

「っ!?・・・聞いてたの?」

岬柄君はすごく驚いた顔で言った。

「うん・・聞こえちゃったんだ。・・・ごめんね。」

「・・・いや、俺が悪いんだからいいよ。」

「・・・うん・・でね、あの歌、なんていう名前?私聞いたことなくて・・。」

「あぁ・・曲名なら無いよ。」

「ぇ!?なんで?・・じゃぁ誰の歌?」

「・・・・俺の歌だよ。」

「・・・え?」

「だから・・俺が作った歌なんだ。」

「・・・・・嘘!?」


私は思わず叫んでしまった。

だって、あのクールな岬柄君が、あんな綺麗な恋の歌を作るなんて思えなくて・・・。

「ほんと・・?」

「うん・・・。」

「曲も詩も作ったの?」

「そうだよ・・・。」

「・・・・・・・・・・。」


私は、黙ってしまった。

岬柄君も、顔を真っ赤にして黙った。


どれくらいの時間が過ぎたのだろう・・・。

「・・あのさ。」

「・・・な、なに?」

「あの歌・・歌ってくれないかな?」

「えっ!?」

「・・私、あの歌好きになっちゃったんだ・・・。」

「・・ほんと?」

「うん・・すごい綺麗な歌だと思う。」

「・・・ありがと・・じゃぁ、歌詞教えてあげるから、一緒に歌ってくれる?」

「ぇ・・うん!私なんかでよかったら、一緒に歌いたい!」

「じゃぁ・・はいこれ、歌詞。」

「ぇ・・わぁ!2番までちゃんとあるんだ!」

「うん・・いっそだから作っちゃおうと思ってさ。」

「ちゃんと覚えられるかなぁ・・・。」

「大丈夫、俺がちゃんと教えてあげるから。」

そう言ってニッコリ笑う岬柄君・・・初めて見た可愛い笑顔。

「じゃぁ、まず俺が歌うから、聞いててね?」

「ぅ、うん!」


そうして歌いだす岬柄君。

私はまた聞き入ってしまった。


彼の綺麗なテノールは、なんの迷いもない純粋無垢な少年のそれで・・・私の心を溶かしていく―。


この日から私は、毎日の登下校を彼と共にし、学校でも彼と一緒で、いつも歌を教えて貰っていた。

私の中学生活は、あの日彼の歌を聞いたことによって、百八十度変ったのだった。



さて、今回はここでおしまいですが、この出来事をきっかけに私達2人の関係がどう発展したか・・・・それはまた別の話で――。




「桜舞う中で君と出会ったあの日 

 初めて思った誰かと一緒にいたいなんて


 咲き誇る花も 小さな蕾も 全部が全部君の光なんだから

 寂しい時には 僕のとこにおいでよ

 

 儚く散りゆく 桃色の花は 冷たい雨の中で光る

 あの日に戻れたら また二人で歩きたいよね

 桜咲くあの桃色の道を                 」


                                                                              ―END―


如何でしたか?(少しだけ変えましたw

最後に乗っている歌の歌詞には、

ハガレンの「LET IT OUT」?を、

いろいろぬかして合わせると、

歌えますw。

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