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≪擬態≫スキルの秘密

こんばんは、相井らんです。


なななんと!!

ブックマークと評価をくださった方がいました。本当にありがとうございます。


やる気がむんむん湧いてきました!


さて今回は≪擬態≫スキルの秘密についてかかせていただきました。うーん本当はもっとテンポよく書きたいですね。


でもこういう能力を上手いこと使って復讐しないと意味がない気がしますもんね!


最後まで読んでいただけると幸いです。

トンっと地面に降り立った。

俺たちは縦穴を空を上り切って俺が【カースドラゴン】を倒したところまで戻ってきた。


横にはドラゴンの死骸がある。相変わらず、恐ろしいドラゴンだな。


いやそんな事より


俺は空を飛んだのだ!

ソフィアに手を引かれてだが、すごい感覚だった。昔は鳥になって自由に生きたいとか言っていたことを思い出した。


「お前すごいな。≪浮遊魔法≫使えるのか!いいなぁ」


「あんた出来ないの?」


空を飛べるソフィアを誉めたのだが、当の本人は俺が空を飛べないことに意外に感じたのかそんなことを言ってきた。


「そりゃそうだろ。」


「いや、でもあなた【魔物使い】で、このドラゴン倒したのよね?」


「ああ、そうだが、まぁ倒したというかこいつが不運な事故に巻き込まれたって感じなんだがな。」


「それなら【魔物使い】の固有スキルの《擬態》を使えばいいじゃない。」


ん?どういうことだ。意味が分からない。俺がそんな風に思って不思議そうにしているとソフィアがさらに教えてくれた。


「だから、、、、このドラゴンの羽の《擬態》をすればいいじゃない。」


「あっ!そっか!ドラゴンほどの強い魔物を倒したことないから完全に忘れていたよ。ありがとう」


俺は今まで小型の鳥の魔物を倒したことはあるが、あんな小さい羽じゃ人の体を支えることは出来ないのだ。



もしかしてこのドラゴンの羽で空を飛べるかもしれない!


俺は【カースドラゴン】の黒く巨大な羽を想像する。俺の肩甲骨のあたりに熱が溜まる感じがする。


ん~


ズンッ!!


「ふう」


「ふぎゅう!でかいわよ!」


ん?俺が背中を見ると巨大な羽が出ていた。サイズは横でつぶれているドラゴンと同じ位だ。

壁にぶつかっている。ついでにソフィアを圧し潰している。


「ごめんごめん。でも大きいといわれても《擬態≫しているだけだからなぁ」


「とりあえず、2mくらいのものを想像しなさい。」


想像するだけで行けるのか、まぁ想像するだけだしやってみてもいいか


2mか、、、、


スルスルスル俺の羽が縮む。おっいい感じになったな。


「なんとかなったよ。でも何で《擬態》なのにサイズを小さくできるんだ?」


「あなた≪擬態≫スキルの能力の仕組みをを知らないの?まぁもともと【魔物使い】が希少だから仕方ないのかしら、、、、?

《擬態》スキルって本当は体の形を魔力でこねて変えてさらに魔力の塊で覆っているのよ。私みたいに魔力眼がないと魔力が体を覆っているの見えないから《擬態》スキルの詳細が分からないけどね。」


「そうなんだ。そういう仕組みだったのか、、、というか魔力眼って何?」


俺はソフィアの説明の中にわからない言葉があったので聞いてみた。 

ソフィアいろんなことを知っているのな。


「うーん、、、例えばだけどスライムって目がないでしょ。ああいう魔物って光で周囲を見ていなくて魔力も感知しているのよ。私のような元人間の魔物の目は光と魔法で周囲を確認できるのよ。それを私は魔力眼って呼んでいるの。夜襲をかけてくる魔物は魔力眼を持っているものも多いわよ。アンデットはほぼ全員持っているわ。」


「なるほど、、、ってことは《擬態》!」


ぐにゃりと俺の体が()()()なった。俺はソフィアになった。


「やっぱり体を作り変えるスキルってことは小さくなることもできるんだな。

いやそれもそうだが、、、、おお!見える見える。」


【カースドラゴン】に擬態したときドラゴンブレスを吐けたように思った通りソフィアになれば魔力の流れが目で追えるようになった。


、、、ん?ソフィアの周りにはあまり魔力が流れていないようだな。


「あなたの≪擬態≫スキル随分と育っているのね。普通の≪擬態≫スキルは倒してない魔物には化けれないもの。」


自分に化けた俺を見ながら、ソフィアが俺の能力に感心しているようだ。


「ああ、【カースドラゴン】を倒したことで、スキルレベルが一気に7まで上がったからな。」


そんな風に俺は言いながら、ソフィアに尋ねた。


「今、俺はソフィアを見ているんだが、なんでこんなにソフィアの魔力が落ち着いているんだ?」


「ああ、私は世間にもぐりこむために魔力を抑える方法を訓練したからよ。第六感ってあるでしょ?実力のある冒険者なら魔力眼がなくても第六感で膨大な魔力を放っている魔物はわかるからね。ほら強者同士がぶつかると空気が震えるっていうの?そんな感じよ。」


なるほど、、、つまり強力な魔力があって正体を隠したいような奴にはあまり魔力眼で強さが分からないってことか。強い奴に出会っても本当に強いか中身が分からないって困るよな。


、、、中身が分からない?


俺はふとそこで気になったことが出てきた。ソフィアに化けている俺のスカートの中だ。

、、、、、どうなってるんだろう?


目に見えない、というか俺が想像できないところはどの程度、再現されているのだろう?


いやこれは決して邪な気持ちではない。俺が≪擬態≫スキルを使う上で戦略上必要なものなのだ。自分の能力の詳細を知っていないと危ないからな、、、

敵を知り、己を知れば、百戦危うからずっていうしな、、、


俺はそんな言い訳を考えて実行に移した。


ちらり俺がスカートをたくし上げた瞬間!!


「≪ファイアーボール≫」


「グハっ!」


俺は壁にたたきつけられた。


「何見ようとしてんのよ!!」


ソフィアが怒鳴る!!


ソフィアが怒るということは見られて困るというわけだ。つまりスカートの中身は俺の足じゃないということだ。


つまりはそういうことらしい。



うぅ、、、、痛い、、、流石最上位アンデットの【リッチ】だな。


「ばかなことをしてないで上に行くわよ!」


「へーい」


俺は生返事をし、体をもとに戻した。そして前を歩くソフィアについていった。



◆◆◆◆◆




ノア

Lv  :70

職業 :【魔物使い】

スキル:テイム   Lv6

    擬態    Lv7

    サバイバル Lv5

    俊足    Lv5

    探知    Lv5


ソフィア

Lv  :85

職業 :【リッチ】

スキル:攻撃魔法:Lv8

    死霊魔法:Lv9

    創造魔法:Lv5

    浮遊魔法:Lv4

    魔力制御:Lv8 

    魔力眼 :Lv5

    予知  :Lv5

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

ブックマークと評価をよろしくお願いいたします。

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