表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/16

エピローグ ‐伝承再現‐

こんばんは、相井らんです。


最後にエピローグを書かせていただきました。わずか11日間ではありましたが、私の拙著を読んでくださりありがとうございます。

はじめて書ききった話なので、粗が多くあり、自分でも気が付いて恥ずかしい思いもしましたが、最後まで書ききれてよかったです。


それでは最後まで読んでいただけると幸いです。

「うーん」


俺が目を覚ますと柔らかい感触が頭に当たっている。


「あら、起きたの?」


ソフィアの声が左から聞こえる。

そこで気が付いた。俺はどうやら膝枕されているようだ。


「ありがとうソフィア」


俺は立ち上がろうとしたしかしソフィアに止められた。


「まだこのままでいいわ。」


「そっか」


「なぁソフィア、君はこれからどうするんだ?」


俺はソフィアに聞いた。もう俺たちの関係をつなぐものはなくなったのだ。たった数日一緒にいただけだが、もうずいぶん前から一緒にいたように感じる。


「うーん。わたしって【リッチ】で寿命もなければもう知り合いもいないのよ。だからしばらくはこの国の王様にでもなろうかなって思うの。私の私心でコルネアを殺しちゃったし、このままさようならするのはあまりにも無責任でしょ。だから10年くらいはこの国のリーダーをしようと思っているわ。」


「そっか」


ソフィアはこの国にいるようだ。

そしてソフィアも同じことを聞いてきた。


「あなたはどうするの?」


「俺はこの国で【魔物使い】について調べてみるよ。過去に強大な力で【魔王】を名乗る【魔物使い】もいたみたいだしな。それに俺自身俺の力のことを知らないと今度いつどんな目に合うかわからないからな。」


「それじゃこれからも一緒だね。」とソフィアが言う。


俺はソフィアに対して向き合って座った。


「ああ、これからもよろしくな、ソフィア」

「よろしくねノア!」


俺たちは握手を交わした。


◆◆◆◆◆


伝承は語られる。


過去とある国に【魔王】が現れた。

【魔王】の誕生に立ち会ったその国の【勇者】は死力を尽くして戦ったが、勝てなかった。

【魔王】の英知、財宝を得ようとしたものは数知れず、しかし皆その眷族となった。

その【魔王】を討伐しようと戦いを挑んだ隣国は瞬時に壊滅し、その王都は死者のさまよう都になった。


【魔王】のそばには少女がいた。少女は黒いドレスを着て、白い透き通るような肌に白い髪を持ち、その瞳が怪しく赤く光っていたという。

しかし【魔王】の姿は誰にも知られていなかった。

鬼のようだとも、羽が生えた人間のようだとも、巨大な黒龍であったともいわれる。

人類は【魔王】を見つけることはとうとう叶わなかった。

そんな怪物がいたことはやがて人々の記憶からは失われていった。


この言い伝えを未来の子孫のために残すことを我が子孫に厳命する。

この作品を最後まで読んでいただきありがとうございました。

取り合えず、ノアの物語はこれで終わりです。

この話はこれで終わりになるのですが、今後も執筆を頑張りたいと思っています。

読者がいることが私にとって執筆の支えになることをこの11日間で実感しました。


本当にありがとうございました。


それではまた会える日までさようなら。 相井らん

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ